〜主人公メイキング〜

主人公は男女選択型。
職業や特技の選択とかはありません。
すべては、ジョゼフおじさんとの昔話でキャラクターが決定されます。

いくつかの選択肢の後、顔デザと共にステータス画面が出現します。
まるで洋ゲーかのような濃ゆい顔つきの剛女ばかり・・・

色々試しましたが、かわいいのは左下の日本人っぽいキャラデザの娘だけ。
パラメータに取り柄が一切ないですが、もうこの娘以外考えられないでしょう！

〜いざ冒険の旅オデッセイへ〜

はじめてみますか。
なんとなく、この旅の目的は生き別れのお父さん探しっぽい展開かな？
ただ、「何を目指しても構わない。人生を謳歌しろ」って言われたので、
自由度の高さはお墨付き。

主人公は、花も恥じらう20歳の乙女。
チュートリアルのウィンダムおじさんに依頼の受け方を教えてもらいます。
ひととおりシステムがわかったところでセーブへ。

7ブロックは重すぎるわ・・・
このゲーム最大の欠点はセーブ&ロードです。
セーブ周りに裂かれるローディングの長さは結構なストレス。
しかも7ブロックという大容量が必要。
なのでPS3でプレイに切り替えます。
ARTDINKのPS1作品は、互換機エラー製品があるためかなり危険！
フリーズしたら積みで諦めます・・・
PS3でやり直し。主人公の名前はキノンちゃん。
キャラメイクは、同じく日本人顔の平均パラメータのタイプです。

キノンちゃん20歳：わたしを守ってくれる女性はいずこ？

故郷の村を離れ、自分探し、じゃなく女の子探しの旅に出ます。

船に乗ってアクエルド大陸へ。
イラストが男キャラなので、ちょっとムカつく。
このゲームに出現するイラストは、男主人公で描かれているのはマイナスだなぁ。
テボルクの街に着いたキノンちゃん。
まずは宿屋で女の子の冒険者を探します。
う〜ん、おっさんしかいないなぁ・・・
という訳で、心細いですが、次の街を目指します。
かわいい娘探しは超過酷。
徒歩19日もかかる山脈越えの最中・・・

盗賊に襲われます。
弱い・・・
とにかく弱すぎて何もできない。
主人公死亡でGAMEOVERです。
『だったら地道に弱い敵を相手に育成すればいい』
と、うまい具合にいかないのがルナドンの世界観。
経験値を獲得しても、パラメータは一切上がりません。
訓練所がある王都で、大金を払って修行しないと強くなれない。
だから、強い傭兵を仲間にしないと本当に何もできない。

再度やり直し。風の王都フィルヘルムへの山脈越え。
今度は運よく盗賊に襲われずにすみました。
しかし、フィルヘルムにもかわいい娘は不在・・・
依頼をこなしてテボルクに戻ると、ついに奇跡が起こる。
ついに発見！女の子冒険者だ！

まさかの2人ゲット。しかも上物の美人ときた。
・・・あれ？
クリシュナーさん、54歳だと？ババアかよ。
しかも善悪度がかなり悪い。相当な悪者っぽいぞ。
でも戦力にならないキノンちゃん。序盤でクリさんの強さは心強い。
そしてタイタニアちゃん。
これはかわいい。まごうことなき絶世の美人だ。
22歳、若い！
恐ろしく弱いけど、この娘はキノンちゃんの右腕筆頭になるまで育てます。

戦力は整った。これなら盗賊に襲われても安心だ。
なぜなら、れっつ！クリシュナーは、戦闘から脱出する魔法スケープゴートが使える。
これで依頼が楽になる。
依頼を達成して経験値とお金を稼ぐ。この繰り返しです。
仲間は3人まで連れていくことができる。
もう一人、かわいい娘がほしいところ。
どんな人生を歩むのか？
まずは、4人パーティになったら考えることにしよう。

『アクエルド大陸少女英雄伝』 〜逢瀬讃歌〜 かわいい娘を探して旅に出たキノン。 その旅は、あまりにも過酷だった。 襲いかかる盗賊、若いキノンを狙うならず者集団・・・ 「わたしを守ってくれる白馬の王女様はどこにいるの？」 おお、若き冒険者よ・・・ お前はこの地で、何を見、何を聞き、 そして、何をつかもうというのか。 アクエルド歴968年 彼女を輝きを見極めた2人の冒険者が、 若き冒険者キノンの前に現れた。

キノンちゃん21歳：永遠の別れ、最高の出会い

そこそこお金が貯まったので、訓練所があるフィルヘルムへ向かいます。
とにかく弱いキノンちゃん、そしてタイタニアちゃん。
まずは修行です。
さすが風の王都。いろんな人がいます。
そこで出会ったのが、風来の女剣士だった。

和名の金髪少女を発見！
アヒル口というチャームポイントも高得点。
街で出会った人は、高確率で付近の酒場に出現するようになります。
移動期間が短いルーンの港を往復していると・・・
案の定アスカちゃんがスカウトできる酒場に登場！！！

天然記念物アスカちゃん見参！
えげつないほど強い。
なんだこのバランスブレーカー。桁違いのパラメータだ。
27歳というちょうどいい年齢も魅力的です。
しかも、4属性の魔法持ちなので鬼に金棒。回復魔法も使えるよ！
ついに4人パーティー完成。
ここらでダンジョン探索でもしてみますか。
トゥットガルトの町から北へ8日の場所にダンジョンがあります。
もうすぐ年越し。
アスカちゃんも加入したことだし、不思議のダンジョン探索をしましょう。

ん？なんだ何が起こった？

れっつ！クリシュナーが死んじゃった☆
なんという突然死。まさか寿命で離脱するとは思わなかった。
しかも装備品もろとも消滅するもんだから質が悪い。
せっかく4人揃ったのに、やはり年増女はダメだな。
まぁいいや。
ぶっちゃけそこまでかわいくなかったし。

3人になっちゃったけど、ダンジョンに挑みます。

アカン。
天然記念物アスカちゃんが強すぎて楽勝すぎる。
経験値があっという間に貯まっていきます。
今となっては、クリシュナーが死んでくれて逆によかったと思う。
残り1枠。
最高にかわいい女の子を見つけるという、人生の目標を見つけたから。

『アクエルド大陸少女英雄伝』 〜運命讃歌〜 心強き相棒を得たキノン。 彼女の旅は順調のように思えたが、運命からは逃れられない。 はじめからすべてが、天の書に書かれてなどおらぬ。 望み、求めてこそ。 それは、はじめて姿を現す・・・・・・ アクエルド歴969年 クリシュナーは天に召され、永遠の別れを迎える。 別れがあれば、出会いも訪れる。 風来の女剣士、アスカが参戦したのだった。

キノンちゃん22歳：美しき大地の番人と火の番人

アスカちゃんの加入で、旅路はかなり楽なものとなった。
風の大陸フィール地方からはじまり、
地の大陸ノムンバ地方へと進む。
冒険者の顔ぶりも様変わり。
さっそく、かわいい娘を探して、砂漠地帯を巡ります。
しかし、ルナティックドーンの世界には濃い顔の剛女ばかり・・・

見つけました。
サティさんとの出会い。真っ赤なチョーカーにバラの花飾り。
インド神話における、破壊神シヴァの妃と同じ名前。
この娘は絶対火の番人だろ。
しかもとんでもない美人。
おばかさんのタイタニアちゃんと並ぶ、アクエルド大陸美女の双璧だ。
しかし、酒場ではなかなか会えなかった。
2ヶ月くらいすると、ノムンバ地方から姿を消してしまった・・・
彼女の仲間入りはお預け。
やることないので、野盗の襲撃を返り討ちにして、身ぐるみを剥ぐ。
しかし、どんなに経験値が上がっても、お金がなければどうしようもない。
このゲーム、とにかく金、金、金だ。
終盤までずっと金に悩まされる。
育成にかかる金額がとにかくエグい。
さらにエグいのが、魔法の習得。

魔法習得に必要な精神値上げが高額。
↓
信仰値を上げるため協会に高額の寄付。
↓
魔法習得のために神父に高額の寄付。
4属性すべての魔法をマスターするには、1000000G以上かかる。
キノンちゃんは戦士役にしようと決めたので、魔法系はタイタニアちゃんに投資。
案の定、ちょっと魔法を覚えさせようとしたら、あっという間にスッカラカン。
依頼を受けて資金繰り・・・
7000Gと高額な護衛依頼を受け、フィルヘルムへ戻ります。
そして、クリシュナーに変わる4人目の女の子と出会うことになる。

堅物の聖母マリア様が見てる。
31歳というところがネックだが、いい女が仲間になってくれました。
しかもアスカちゃんに負けず劣らず超強い！
物理攻撃を得意とし、大地の魔法を操る、まさに地の番人。
この時点で、キノンちゃんとタイタニアちゃんが完全にお荷物になってしまった。

ようやっと四英雄が揃った。
無敵だな。
あまりにも順調な女の子だけの旅路。怖すぎるくらいだ。
キノンちゃんたちのムフフな百合展開を、マリア様が見てる。
そんなお目付け役の堅物マリアを同行し、年月は過ぎてゆく。
水の大地ディネソス地方へ。
多くのダンジョンを踏破し、武具を集め、お金を稼ぐ。
そして気づく。
あれ？わたしたちって何のために冒険してるんだろう・・・

『アクエルド大陸少女英雄伝』 〜人生讃歌〜 人生・・・ それは解き得ぬ謎。 我らはどこから来て、 どこに帰るというのか。 この長旅の終わりはいずこに・・・・・・ アクエルド歴971年 母なる大地にて、最後の英雄マリアと出会う。 女性同士の恋を、禁忌と決めたのは誰？ 好きなら好きと、告げるがいい。 まやかしの恋など、あるものか。 いつわりの想いなど、あるものか。 彼女たちのオデッセイを、マリア様が見ている。

キノンちゃん26歳：故郷への里帰りが切り拓く運命のゲート

なんてことだ・・・
フリーシナリオすぎて、やることがない。
4人はイチャイチャ冒険をしているだけで、RPGシナリオが皆無に。
ラスボスっているの？
気付けばキノンちゃんは26歳。
やることないから、ただただ強くなりすぎて、あっという間に経験値カンスト。

通り名も『経験豊富なキノン』になってしまった。
キノンちゃんは未経験だぞ。
正確には、女性経験豊富なキノンちゃんなのに・・・
これだけ強くなれば、誰でも仲間になってくれるんじゃないかな〜

しかし、さすがに困ったな。
やることない。
もうやることないよーさすがに！
・・・里帰りでもするか。

6年も旅してたんだなぁ。という訳で、故郷シェノンへ戻ることに。
すると、いきなりとつぜん急展開。
シェノンに近い山沿いで、最初のチュートリアルでお世話になったおじさんが登場。
山賊に襲われて瀕死状態のウィンダム。
精霊の世界に通じるリンクゲートを見つけたという。
「キノン・・・私の夢を君に託そう・・・」
長かった。
ようやくシナリオらしい展開。
こちとらもうカンストしてますよ。
なんとリアルな冒険なんだ。6年の歳月を経て、ようやく物語が動き出した。
準備なんていらんな。十分強いし。
いざ、リンクゲートへ突入！

シルフィード
聖なるアイテムを持たない者は、この世界に足を踏み入れてはなりません。
サラマンダー
聖なるアイテムを持たない者は、この世界に足を踏み・・・
ノーム
聖なるアイテムを持たない者は・・・
ウンディーネ
聖なるア・・・うるさーいっ！！！
うるさいよなんだよ！
おんなじことばっかいいやがってよー
ちょっと美人だからってこいつら調子に乗りすぎだろ

アイテム図鑑で確認してみると、どうやら"精霊のゆらめき"が必要のようだな。
この4つアイテムは信仰心を最大にするともらえるらしい。
・・・タイタニアちゃんは地の信仰カンストさせたけど、もらえなかったぞ。
どうやら主人公じゃないとダメのようだ。
冗談じゃないぜ。
キノンちゃんは戦士系で育成させてたのによう。
1000000Gも貯めないといかんのか？
シナリオに光明が見えたと思いきや、この展開はキツい。
頑張れなくはないが、これ以上歳月を経過させたくない。

マリア様はもうアラフォーなんだ。
なんとか30台でこのゲームをクリアしなければ、企画失敗と言わざるを得ない。
キノンちゃん一行は、智の人生は踏まず、武の人生を極めんと決意。
まずは全パラメータをMAX値まで上げよう。
すると、久々の再会が。

ようやく発見！おひさしぶりですサティさん。
やはり火の番人の血が騒ぐのか、炎の王都サランドンの酒場で再会。
しかし、仲間になってくれなかった。
強いだけじゃダメなのか〜
もしかしたら、善悪のパラメーターが関係してるのかな？

このゲームの自由さはなかなか面白く、クズ人間になることも可能。
店で万引きできるし、町でスリできるし、強盗殺人もお手の物。
追っ手の警備兵を切り殺し、指名手配として晒されることもできる。
って、キノンちゃんはそんなこと
し　な　い　け　ど　ね　（ゝ。∂）

『アクエルド大陸少女英雄伝』 〜精霊讃歌〜 いにしえより 夢を追い、栄光を求めさすらう 悠久の大地アクエルド・・・・・・ アクエルド歴973年 キノンは故郷への帰路で運命を託される。 情熱の炎、清らかな雫、きまぐれな風、やさしき壌 アクエルドの大地に、 豊かなる恵みを与え、 永き平和をもたらす大いなる四精霊よ。 永遠に眠っているがよい・・・・・・

キノンちゃん28歳：王との謁見、そして英雄へ。

さてさて、キノンちゃんたちの百合物語も、ちょっと厳しく感じ始めた28歳。

20歳の頃のフレッシュさがなくなってきた気がするよ・・・
どうしても、30歳になる前にケリをつけたい。
マリア様の寿命も気になるし。

もう無敵だろこれ。
魔法は一切覚えないのに、知性と精神も200まで鍛えました。
残るやることは、国王の謁見か。
炎の王都サランドンに国王がいるという情報を入手。
最強の冒険者のみ会うことができるらしい。
サランドンに到着したが、特に何も起こらないので、適当にクエスト。
クエスト達成後、ようやく物語は動き出す。

ついに、キノンちゃんの強さを認めた国王。
警備兵に呼び止められ、お城に招待されます。
さあ、そろそろエンディングを迎えることができるのか？
アクエルド歴975年。
国王との謁見を達成する。

廃墟サントルにいる最強の魔獣アンゴルモア。
世界を破滅へと導く悪魔の討伐を依頼された。
ついにラスボス退治というわけだな！
いいだろう。負ける気がしないぞ。

八年で伝説の勇者の地位にのぼりつめた、経験豊富なキノンちゃん。
出会ったころの貧弱さは微塵もない、おばかさんのタイタニアちゃん。
四元素の魔法を駆使してサポートする、天然記念物アスカちゃん。
持ち前の剛腕でモンスターを一刀両断する、堅物のマリア様。
アクエルド大陸の英雄たちが挑む最終決戦だ。

10階層もある凶悪ダンジョンの先に、アンゴルモアと遭遇！

：魔法ハートブレイクキッス！魔法を封じた！
：魔法フレイムタンブラー！魔獣に大ダメージ！
：魔法ワンダーダンス！攻撃を無効化した！

：攻撃！魔獣に大ダメージ！アンゴルモアをやっつけた！
よわすぎだわ。
いや、キノンちゃんたちが強すぎなのか？
ノーダメージで圧巻の勝利。
こうして、四英雄はアクエルド大陸の民衆の祝福を受け、国王の元へ戻っていった。

国王は、勇者キノンの活躍を称え、王の座を譲ることにした。
こうして、 アクエルドを治める新しい王が誕生しました。

これにて、カワイイ娘ダケデ旅ヲサセヨ、完遂しました！
目標どおり、かわいい娘限定ユニットでの達成となります。
クリシュナー？
そんなやついたっけ。
細かいことはいいじゃない。
めでたしめでたし。

『アクエルド大陸少女英雄伝』 〜創世讃歌〜 人はそれを勇者と呼ぶ。 数多の苦難を乗り越え、 最強の魔獣を倒した勇者キノンは・・・ 国の女王となり、永き平安の世をもたらしたという。 この大地がいつできたのか・・・ それは、誰も知らぬこと。 精霊の光と影が、織りなすあやに、 全と悪とが、ともに生まれた。 そして、永き戦いの後・・・・・・ 勝利した善の魂は、地上で王となり 敗北した悪の魂は、地下で魔獣と化した。 ・・・すべては、遥か昔の物語。

キノンちゃん29歳：〜善悪の彼岸〜

EDを迎えましたが・・・やり残したことがある。
そう、サティさんを仲間にするという目標。
この大陸で一番の美人は、間違いなくタイタニアちゃん。
それに続くのが、炎の地母神サティさんだと思います。
しかし、伝説の勇者となったキノンちゃんのお誘いでさえ、断られてしまう。
一体どうすれば仲間になってくれるの？
キノンちゃんは考えました。
本当に、一生懸命考えました。

やるしかないのか・・・
キノンちゃんが必死に振り絞って考えた結果。
それは、悪のパラメータを増幅させること。
サティさんは悪人じゃないと仲間になってくれないんじゃないか・・・？

これは語られてはいけない物語。
『アクエルド大陸少女英雄伝』では語られず、闇に葬られた物語。
依頼破棄・・・
店で万引き・・・
観光客にスリ・・・

ついに全国指名手配
英雄と称えられ、王の座まで就いた、あのキノンちゃんやぞ！
そして、追ってきた王国警備兵を殺戮。
命乞いをする兵士。しかし、容赦はしない。
その結果・・・・・・

40歳を超えた堅物の聖母マリア様が、パーティ離脱を申し出た。
いつだって、別れは悲しい。
（クリシュナーのときはあまり悲しくなかったけど）
極悪な所業を働いて愛想を尽かされる・・・これはあまりにも堪える。

でもこれで、仲間入りできる一枠が開きました。
追っ手を掻い潜りながら、サティさんを探します。
逃亡生活をはじめて1年・・・
ようやく出会えたときには、キノンちゃん30歳を迎えておりました。
「えっ？仲間？あなたのことよく知らないし・・・」

善悪度は関係なかったのか・・・
ということは、キャラメイク時点での友好度設定の問題だろうな・・・
キノンちゃん、とうとう堪忍袋の緒が切れました。
辛かった。
本当はそんな娘じゃない、純粋な田舎娘だったんだから。
もう楽になっていいよね？
ゴールして、いいよね？
・・・こいつ、殺っちゃうか。

サティさんの返り血を浴び、炎のように真っ赤に染まったキノンちゃん。
戦利品である赤いチョーカーを手に、彼女たちは姿を消した。

その後、
彼女たちの姿を見た者は、
誰もいなかったという・・・・・・

それでも、吟遊詩人は謳い続ける。

『アクエルド大陸少女英雄伝』 〜善悪の彼岸〜 かつての輝き、かつての希望。 もはや見る影も何もない・・・・・・ 闇にしか生きられぬ者たちが、 今はただ悲しく謳うだけ・・・・・・ 小さき美女に、心奪われるな。 悪しき道に足を踏み外せば、 たやすく富を得られようが、 誰もあなたを称えはしないだろう。 つらくとも、志を高く持て。 正義の道を貫けば、美女と名誉が、 ともにあなたを待っているのだ。

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