名作だと囁くのよ、私のゴーストが
1998年:プレイステーションで発売
原作同様の物語をアクションRPGに仕立てた、フルポリゴン作品です。
主人公:ガリィを操作して、情報収集⇒戦闘⇒強化していきます。
バトル形式は多彩で、格闘ACT、レースACT、シューティング形式も。
〜銃夢の世界〜
地上から3000メートル離れ、空中に浮かぶユートピア都市「ザレム」。
その都市から排出されたスクラップから成る「クズ鉄町」で物語は始まる。
ある日、ひとりの医師がガレキの山で数百年眠り続けた脳格を見つける。
医師はその脳をサイボーグ少女として蘇らせ、
『ガリィ』と名づけた。
【プレイ感想】
アクションはよくできています。
このゲームは実際にプレイしてみないと、なかなか面白さが伝わらないかも。
ポリゴンのグラフィックが受け付けない人も多いでしょう。1998年のものだから仕方がないです。
(もうちょっとガリィちゃんの顔を何とかしてほしかったけど)
記憶喪失ガリィちゃん♥

くちびるがエロい。
モーターボール編ガリィちゃん♥

Oh my god...戦士としての表情を手に入れてしまった!
TUNED編ガリィちゃん♥

ヤックデカルチャー...かわいいガリィちゃんは死の天使と化してしまった。
ウロボロスの幻影ガリィちゃん♥
メガネっ子に変身☆(ゝ。∂) 現実に戻ってはいけない!ケイオス余計なことはするな!!
ガリィちゃん特集はこのへんにして。
ざっと壮大な『銃夢〜火星の記憶〜』のシナリオをご紹介しましょう。
〜ハンターウォーリアー編〜


全身サイボーグの体を得たガリィちゃんは、クズ鉄町で賞金首をメッタメッタと倒して大活躍!
奥底に眠る機甲術『パンツァークンスト』を駆使し、バウンティーハンターとして悪党退治です。
戦いの中で人間らしさを身に付け、悩み、成長していく姿が描かれます。
そんな中、廃工場で出会った少年:ユーゴに恋心を抱く。
しかし、ユーゴは空中都市ザレムへ行くためにサイボーグの脊髄パーツを略奪していた。
〜モーターボール編〜


失意のガリィちゃんは地上の西地区にいた。
モーターボールという競技に参加し、戦いの中で失った記憶を呼び覚ましていく。
ダマスカス鋼で作られた新しいボディで、次々と強敵を倒していくガリィちゃん。
しかし、チャンピオン:ジャシュガンの強さは桁違いだった。
はじめて敗北を喫したガリィちゃん。死闘の中で、自分が火星にいて陽子と呼ばれていたことを思い出す。
〜バーサーカー編〜


イドと和解したガリィちゃん。再びクズ鉄町でバウンティーハンターのお仕事です。
しかし以前のバーサーカーボディじゃないので、なかなか全力で戦えません。
以前のボディの情報を聞きつけ、イドはある屋敷へ引き取りに向かうが・・・
そこにはおぞましい人体実験を行うマッドサイエンティスト:ノヴァ教授がいた。
死んだザバンというハンターを、バーサーカーボディで再生させ、イドは暴走に巻き込まれて亡くなってしまう。
かけつけたガリィちゃんが見たものは、死んだイドの体だった。
ノヴァ教授はイドを蘇生できるという。
暴走したザバンは町を破壊し、人々を皆殺しにしていた。
これもすべてガリィちゃんのせいだと疫病神扱いをされたあげく、違反行為によりファクトリーに抹殺されてしまうが・・・
〜TUNED編〜


―10年後―
死んだはずのガリィちゃんでしたが、その戦闘能力を買われてザレム人に雇われることに。
ここで主役が一時交代。
生身でサイボーグを相手にする"サイバネ骨法"の使い手:フォギアを操作することができます。
列車警護の仕事中に、彼はガリィちゃんと遭遇。共に行動をするようになる。
反逆集団バージャックとの戦いを終え、フォギアと別れてノヴァ教授の行方を追う。
ノヴァの息子であるサイコメトリー能力を持つケイオスと共に、ノヴァを討つ覚悟を決める。
その途中、蘇生されたイドの情報を得たガリィちゃんは、ファクトリー21へ向かう。

しかし、イドは過去の記憶を自ら封印していた。
記憶を失う以前にイドが書いた手紙には、<ザレム人の秘密>という文言が・・・
そして、ノヴァを追い詰めるガリィちゃんとケイオス。
衝撃的な<ザレム人に秘密>と、ノヴァ教授の野望を知り、最後の決戦に挑む。
「そろそろエンディングだな・・・」と思って録画もバッチリ!
だがしかし・・・
ここからは「え・・・まだ続くの?」の連続です!
原作情報なしでプレイしたので仕方ないが、どんだけシナリオ盛り込んだんだよ。
物語のインフレが止まらない!
〜イェール編〜

ネタバレを慎重に避けながら書いてます(画像でバレバレじゃねえか)。
選ばれしザレム人ですら、管理された存在であった。
衝撃的な<ザレム人の秘密>を否定し、人類の存亡を賭けた戦いに挑むガリィちゃん。
その根源となる宇宙都市イェールへ向かうのだが・・・
原作とは似て非なる展開も見逃せません。
〜そして、宇宙へ〜

太陽系条約調停議会:LADDERへ向かうガリィちゃん。
太陽系の水星・金星・木星・土星、そして生まれ故郷である火星へ還る。
一触即発の宇宙戦争を防ぐため、自分の存在意義を確かめるため、LastOrderとして強く生きていく。


後半は練りこまれた格闘技についても語られていきます。
それにしても終盤の怒涛の展開!面倒になったのでもう割愛します。
ゲームをはじめたときには、まさかこんなデカい話になるとは思わなかったです。
本当にもったいない作品ですね。
バンプレストの罪は大きい。
こんなにも演出に手を抜けるのはバンダイ・バンプレストだけだな。
ほとんどのイベントシーンを無音状態にするとか、どういう神経してんだよ。
「プリンおいちい!」のノヴァ教授とか、
「〜でちゅ」のおデブちゃんなど、楽しませる要素まで違和感を感じてしまうのはやはり演出のせい。
でも本当に戦闘システムは賞賛に値します。
製作費もほとんどないかったであろう中で、これだけのアクションを作り上げた『Ea』という会社に感謝。
― 最後に ―
ゲームをやった後に、原作との違いが気になったので『銃夢LastOrder』を読みました。
ハイパー面白いですね。絵柄も私の好みだし。

小難しい世界観の『攻殻機動隊』とは異なり、ぶっ飛んだ展開が連続のサイバーパンク作品ですね。
格闘技と電脳戦がメインですが、ZOTT宇宙天使隊:ザジの銃撃戦がお気に入りです。
個人的にベスト3に入る面白さです。まぁ、あまり漫画は読まないのですが・・・
銃夢はジェームスキャメロンが映画化予定とのこと。楽しみです。
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