カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

ワイルドアームズ3-WILD ARMS 3rd-(PS2) 女の子RPGレビュー

引き金引くことだけが 本当の強さではないから

2002年発売(PS2)
プレイステーション1を支えた名作タイトルの三作目がPS2にて登場。
初の女の子主人公、「ヴァージニア」を取り巻く壮大な物語です。

幼くして母を亡くし、父に育てられて拳銃の扱いを覚えた美少女。
行方不明になった父を探し、世界を旅する彼女の前に現れたのは・・・

画面全体にクラフト紙っぽいテクスチャ加工して荒野の表現がされている。
人物にはトゥーンレンダリングによる境界線強調3Dでアニメ風に見える工夫も。

ロード時間もほぼなし、ストレスなくじっくりプレイできます。
謎解きやBOSS戦など、難易度もほどよく高い。頭をやわらかくして臨みましょう。

ゲーム紹介動画(YOUTUBE)


【レビュー採点】

1.女の子主人公でもWAは健在+30点
かわいらしい女の子RPGとは異なり、力強く生きる少女として描かれる。
それは、王道RPGであり、大作となる。
なぜならこれは名作「ワイルドアームズ」だからです。
謎解きアクションも満載(難しいね)、隠し要素やミニゲームも満載。
久々に王道RPGやると、文句のつけようがないですね。

あまり文才がなく面白さが伝えにくいのだが、例えると・・・
FF7にて、海チョコボ作ってナイツオブラウンド探しに行ったときの高揚感。
踏破した場所がマップに色がつくので、フィールド探索に夢中になります。

でも正直、あんま主人公がかわいくない。
2.ウエスタンの世界観も進化+20点
PS2のグラフィック進化で再現できた荒野のフィールドや建造物。
全体フィールドに海はなく「砂」。
グラフィックはこれだけ表現できれば十分、最近のゲームは頑張りすぎ。

今作は馬に乗っての戦闘が印象的。この演出です、まさにウエスタン。
砂上戦艦や、ドラゴンでの移動も出てくるが、やっぱロデオガール最高!

3.口笛吹きたくなるBGMといえば・・・+15点
WA1に勝るピュルリラ曲はないと思っていたが、3のOP曲はすごい。
毎回聞くたびに口笛を吹きたくなる中毒性は恐ろしいです。
歌verはおなじみ、麻生かほ里さん。なるけみちこ氏とのコンビは、
女の子RPGで「REZ-ZOAWD」「ノーラと刻の工房」と続いています。
口笛吹きたくなる楽曲作りで右に出る者いないな。
4.ライバルは名家のセレブ渡り鳥+15点
シリアスな世界観が続く物語のアクセント。
向かう先々で鉢合わせるシュレディンガー家のお嬢様「マヤ」ちゃん。
彼女の存在は大きい・・・彼女の登場が楽しみになります。
スカートから巨大ガトリング出す必殺技、もうやられてもいいです・・・

5.攻略法を見つけないとキツいBOSS戦+15点
ボス戦は、レベル上げて挑んでも攻略法がわからないと全滅も免れない。
とにかく色々なことを試したり、こまめにセーブして挑まないとならない。
絶妙な難易度でプレイヤーを悩ませます。

戦闘画面も変わっていて、プレイヤーがちょこまかと動き回る。
勝手に動いているが、コマンド式ターンバトルなので安心しましょう。
総評:95点
プレイ日数は一ヶ月近くかかりました。これは攻略本ないときついかも。
総評は100点つけてないのは、次にどこへ行けばいいのよ?
って、やること多すぎてちょっとキツかったからです。

ターゲット:王道RPG好みの方
対象年齢:攻略ガン見なら年齢問わず誰でも頑張れると思います

できれば攻略サイトなど見ないで、簡易公式ガイド程度の閲覧が望ましい。

女の子視点のかわいらしいRPGとは違った、クリア時の達成感。
やばいな、ヌルゲーになれてきたか。
でも3DSのラビ彼方が難しいと評判だけどカンタンだったし・・・
RPG馴れしてない若者にはこのゲームつらいかもね。

【プレイ感想】


ワイルドアームズは1作目しかプレイしてなかったので、女の子主人公の続編があったことに気づきませんでした。
よく考えたら女ガンマン視点という設定はアリですね。2挺拳銃はやはり女の子が似合うものです。

プレイ開始の演出からメインキャラ4人のプロローグを元にした操作指南になっていて(けっこうなボリューム)
そのあとにOPという流れ。脈絡のない4人がともに行動するにあたる設定が、若干強引に感じたものの
その先に待っていたのは、それはそれは壮大な大作ウエスタンRPGでございました。

物語の進行によって、OPデモアニメが変わっていくのを楽しみながらのワクワクプレイ。

ヴァージニアの父との再会によって明かされる、隠された荒野の世界を解き明かしていく物語。
そこには、男主人公にはない、少女らしい心情が描かれる。

シリアスなストーリーのため、コメディ要素はあまりない。唯一、ヴァージニアご乱心シーンがコチラ。


そして、もう一組の主人公ともいうべき、ライバルチーム「シュレディンガー家」。ハチャメチャ一家がヴァージニアの行く手を阻む!

金髪の渡り鳥。ブルジョワ家系のマヤと、ヴァージニアのやりとりが今作最大の魅力だと思う。
女の子同士の衝突、そして最後は仲良く荒野のために手を取ります。


読んだ本に憧れて、コスプレして戦うという主人公顔負けの変身少女。スカートの中にはガトリングガン&ロケットランチャー!


左はチャイナ娘コス。右は魔法少女コス。渡り鳥としてのプライドゼロです。


物語が進むと、馬→船→飛行船と入手できる王道パターン。


戦闘は銃での攻撃がメインではあるが、魔法(アルカナ)や召喚獣(ガーディアン)を駆使する。
BOSS戦の難易度は高い。MAP移動で唐突に戦闘突入が多く、事前セーブの余裕がないことが多い。


でも一番カワイイのはクライブの娘ケイトリンちゃん!

後ろの女性の手に注目!「ワイルドアームズ」

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