大奥記(PS2) 女の子ADVレビュー
「敵は大奥にあり!」
グローバルAエンタテインメント:2008年発売(Playstation2)ジャンル:権謀術策アドベンチャーゲーム
キワモノゲームを作り出すことに定評があるGAEの有名作です。
なぜ有名なのかというと・・・?
"ファミ通のクロスレビュー"という悪しき風習は、誰でも知っていよう。
そのレビュー界の頂点に君臨していたのが「デスクリムゾン」だった。
もはや手の届かぬ存在だと思われたが、「大奥記」が歴史を変えたのだ。
王者と並ぶ13/40点をたたき出し、クソゲー界にその名を轟かせたのです。
クソゲーと聞いちゃ黙ってられない!
一般的にクソゲーと呼ばれるものは、一切信用しないのが私の性質。
当サイトでは初のRPGではなくADVをレビューです。
家族を殺された恨みを晴らさんと、大奥入りする時子の戦いが始まる。
女の醜さ、恐ろしさを体験しましょう。
【レビュー採点】
1.まずはグラフィックを見てみよう リアルな大奥の世界観を再現したという本作。 CGデザインは、JRPGを謳い出したイメージエポック社です。 主人公の時子ちゃんは、キリっとしたモデル系美人。 そのほかは、ほぼ全員ブサイク。周りはみんな敵だからね。 2008年という、PS3が盛り上がってきた時期だけに酷評されております。 管理人はグラフィックに甘いので、全然気になりませんでした。 ただ、テキストがちょいと汚い。 ゴシック体がよくない。和風のフォントにすればよかったのに。 テキストの表示も「一瞬」仕様で文字流れがない。 結構重要な会話をあまり見ずに送ってしまったら、さあ大変。 会話ログの表示がないので、録画していた動画チェックを何度かしました。 |
2.物語を考えてみよう 主人公「時子」の父、小椋修康は三万石の小大名であったが、 幕府の不興を蒙り、切腹・お家断絶を言い渡される。 〜父の死から十年〜 江戸城大奥に、美しく成長した時子の姿が。 正家を滅ぼし、父を殺した徳川将軍の元へ。 時子の生涯を賭けた復讐の宴が始まろうとしていた・・・。 カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ・・・ とは言うものの、主人公「時子」は常に四面楚歌。 父の仇、徳川将軍の暗殺に至るまでには、あまりにも酷な境遇です。 他の女中からの超悪質ないじめ。マジ泣きたくなる。命も狙われる。 女は怖い!醜い!最低だ!! |
3.オープニングを見るがいい! さあキタ!驚愕のオープニングだ! オープニングはゲームの「顔」と言っていい。大奥記はまさに「顔」でした。 奇奇怪怪、戦々恐々なオープニング。 まさかの実写オープニング!? 延々と、太めの役者が能面の舞を踊ってくれます。 「このオープニングを見せられてどうしろってんだ??」 そして1分くらい経過したときに、雨が降り出し雷エフェクト。 急に音も大きくなり、意味不明な雰囲気に困惑します。 さらに終盤の「顔」ドーン! 生成り → 鬼 ドドーン!! そんなメダパニ状態でゲームスタートです。 コワイコワイ |
4.MAP移動システムはどうだ? 移動はさすがに難あり。 大奥は部屋が多く、序盤はかなり迷います。 全体MAPを開いても、自分が今いる場所が表示されないのもキツイ。 もう少し各場所ごとに目印になる背景がほしかった。 移動はアナログスティック。正面視点変更はR3押し込み。 だが、正面視点変更がなかなか発動しないのでイライラ・・・。 ファミ通レビューで散々言われた移動時のロードはというと、 各エリア仕切りの移動は5秒。言われるほどひどくない。 部屋の出入り時は1秒ほどだが、ふすまの開閉で時間をとられる。 |
5.証拠集めがADVの要! かなり難易度高い。 序盤はゲームに慣れる必要があるのでそれほど難しくないが、 中盤からは移動・往復も多くなり一筋縄にはいかない。 期日内に収集情報を100%になるまで頑張る必要があります。 全12章からなり推理が楽しい章もあるが、そうでもない章は少し苦痛です。 重要なのは精神力! とにかくストーリーがドロドロの醜い女の戦いです。 周りの女はほとんど敵意丸出し。 それでも事件を解決していけば、少しずつ大奥に光が差していきます。 四面楚歌の状態から、証拠を見つけるには、あなたの精神力が不可欠。 |
6.笑ってはいけない申し開き 情報が100「%になったら、お楽しみの「申し開き」です。 要するに裁判。 逆転裁判も顔負けのおもしろさ!これがあるからやめられない。 入手した情報「札」を提示していき、相手をおとしいれます。 順番を間違えるとループ。 相手を追い詰めていくと、RPGのBOSS戦のようなBGMが流れる。 けっこうこの曲が好き。 そしてカメラのカットが変わるたびに、「シャキーン」と殺陣SEが連発! シャキーン!シャキーン!シャキーン! ドボヮ!! もう笑わせようとしているとしか思えない。 |
7.遊び方はいろいろあるよ!! これだけでは終わらないのが大奥記の世界。 【ホバリング移動】 すり足を極めた女中は、まるで足を動かさずに移動するという。 【だるまさんがころんだ】 時子が背後を向いているときにだけ、小刻みに近寄る女中がいるという。 【これkら発言】 江戸時代に南蛮の文字を仕える女中がいるという。 【机貫通女の怪】 御末部屋の長局七には、机貫通女が夜な夜な現れるという・・・ まだまだ、探せば粗?が出るはず!楽しみ方は無限大なのだ。 |
総評:60点 様々なひどいゲームをやってきましたが、残念ながら本作は面白かった。 ファミ通レビューだったら6点つけられますね(微妙じゃねえか)。 本物のクソゲーは本当にひどいからね。 この程度じゃ、私は大奥記がなかなかの出来と感じてしまいます。 久々に、推理ゲームにのめり込んだ気がしました。つらかったけど。 徳川将軍が父の殺害に加担していないと知ったとたんに発情する時子。 そうとう溜まってたんだね。 ターゲット層:キワモノゲーマー 対象年齢:20歳以上 |
【プレイ感想】
推理系のアドベンチャーは苦手かもしれません。登場する人物の名前やヒントを、ノートにびっしり書いて進めました。
攻略記事を書くわけでもないのに、こんなにノートを使ったのは久しぶりです。
それでも8月で詰まって、以降は攻略記事ガン見でクリアしました。
ボリュームがかなりある上に、レトロゲームのように楽に移動できないので、プレイ時間はかなりかかります。
攻略見てやるとやはり味気ないものの、見ないでクリアするには難易度高すぎると思います。
ですが、悪代官、カンブリアンQTS、世界はあたしでまわってる、などなど変わったゲームを作り出すGAE社が大好きです。
キワモノゲームが好きなひと、難解な推理ゲームを求めている人にはオススメしたいですね。
さて!
レビューはこのくらいにして、当サイト名物、カワイイ娘の紹介です。
まずは主役の時子ちゃん。出世するたびにステキな着物に変わっていく彼女から。
才色兼備の「時子」
徐々に風格が出てきますね〜桃色の着物が好みです。
バカ殿に出てそうな「やえ」
時子の同期やえちゃん。たらこ唇がチャームポイントどすえー
筆おろしの「お智」
御祐筆詰所で時子を見守る。まゆげが立派。
エア張り手の「千鶴」
地獄行き確定の性悪女。特技は申し開きでのスピード張り手。
大奥取締役の「舞子」
なかなかの役者やで、あんさん。
顔面凶器の「お郁」
ウチをかわいがってくれはるのは綾子様だけやさかい・・・
妖怪人間の「綾子」
なんと徳川将軍の正妻。将軍はキワモノ好き。
意馬心猿の「茜」
出世のためならなんでもしまっせ!
不倶戴天の「お篠」
「敵は大奥にあり」という歴史的名言を残す。
天真爛漫の「お陽」
常に時子の味方として尽力。なのに出世できず。
ぬらりひょんの「望春院」
敵か、味方か、妖怪か?
手のひら返しの「桃乃」
豹変する悪魔。時子の腹の子殺し炸裂。
女性は総勢100人近く出てくると思います。男性は5人くらい。
女の醜さ満開の大奥。徳川将軍のポコ●ン欲しさに狂う女たちの戦いは、戦国乱世より乱れまくり。
ぜひ、奇ゲー好きの方は女の本性を体験してみてはいかがでしょうか。
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