魔法騎士レイアース-(SS) 女の子RPGレビュー
アニメノ世界ヘ旅ヲサセヨ
1995年発売(セガサターン)キャラゲーRPGの代表格、魔法騎士レイアースをご紹介。
キャラゲー=駄ゲーの概念を払拭した、管理人思い出の一品です。
アニメーション取り込みにはグラフィックの限界を感じるものの、
鮮やかなゲーム画面とかわいらしいキャラクターの動きは素晴らしい出来。
1995年にして、違和感なく3Dポリゴンを融合。
原作とは一味違ったストーリーで、是非ファンの方はプレイしてほしい。
管理人がプレイしたのは2006年頃。
綺麗な映像に「セガサターンすげえ!」と感嘆したものです。
難易度もほどよく女の子向けにできているので安心です。
いざ、セフィーロを救うため、立ち上がれ!
伝説のマジックナイトという名のゲーマーたちよ!
【レビュー採点】
1.原作に沿った物語だが一味違う展開+20点 伝説の成長する武器エスクードを入手するまでは原作通り。 ただ、この後からは武器と精神を成長させるために、冒険が始まります。 徐々に武器の威力・攻撃範囲が大きくなり、魔法も習得していきます。 また、敵対していたキャラとの出会い方が異なっていたりします。 原作とは違ったキャラとの遭遇を楽しむのも一興ですね。 2.彩り鮮やかな背景は芸術の域・・・+20点 色彩の鮮やかさが非常に目を引く。 サターンの特徴である取り込みアニメムービーがかなり汚く見えてしまうほど。 鮮やかな色を出せるのはSS・DCハードの圧勝ですね。 ゲームに疲れたら、作りこまれた背景を眺めるのもよし。 また、タンスや家具など、かなり多く調べることができる。 各キャラを先頭にして、様々な会話を楽しめます。 |
3.キャラクターの表情をコミカルに再現+20点 とにかくかわいいミニキャライラスト。2頭身はみんなかわいいね! イラストの種類が豊富で、サターンの容量を存分に生かされている 。 全部で何種類あるのか・・・。しかも動くからね! クレフにもらった防具は成長すると変化します。 そう、ちゃんとイラストも4.5回変化していくのです。あっぱれ! 4.三人の特徴を生かしたアクション+10点 アクション画面はマップ上にいる敵をそのまま戦闘に移れる。 LRボタンでキャラを変更して、3人の攻撃方法を変えて戦えます。 謎解きギミックもあり、魔法や技などを駆使して進めます。 それほど難解な場面はないから安心です。 |
5.ファンにはうれしいオリジナルキャラ+10点 ストーリーは原作に沿っているが、魔神を探す道中には様々な出会いがある。 それぞれ物語のカギを握っている人物なので要チェックです。 6.フルボイスで物語を盛り上げる+10点 むか〜しの豪華声優陣によるフルボイスを堪能せよ。 しかし、スタジオ録音を台無しにする音声担当者の雑な仕事ぶりが残念。 当サイト初のヘッドホン非推奨作品! 7.アニメ・ポリゴン・ドット絵の見事な融合+10点 オリジナルムービーはもちろんあり、OPはノンテロップver(画質は粗い)。 2Dでこんなにも美しいグラフィックはなかなかないぞ。 やはり色彩の指定は重要です。異世界ワールドの世界観が引き立ちます。 |
総評:100点! ボイス音声のマスタリング不足、SS特有の読み込みエラーはあるが それを差し引いても100点をつけられる出来です。 ちなみに、ゲームで満足してしまったのでアニメは見ていません! ターゲット:セガサターン所持ユーザー これだけしっかり作ってもらえれば、ゲーム好きのCLAMPも満足でしょうな。 キャラゲーとは思えない完成度。バンダイと異なり、SEGAは愛を感じます。 残念なのはやはり、フルボイスにも関わらず音声調整が素人レベルな点。 宅録かよ!と思うくらいお粗末な作品が、この時代のゲームにありますね。 サウンドディレクターの怠慢。これは技術や容量の問題ではない。 |
【プレイ感想】
ほとんどゲームをしなかった私が、レトロゲームに出会い、セガサターンを購入したのは2007年。
サターンのゲームは様々な作品をプレイしましたが、このレイアースは本当にオススメしやすい作品です。
有名なOP曲は、あまり音質がよくないので軽く流し、さっそくゲーム開始。
原作同様、東京タワー見学からはじまります。なんかCLAMPって東京タワーにこだわりますよね。
閃光との追いかけっこのあと、原作アニメの取り込みムービーが入り、異世界セフィーロへ落下する3人。
たまに2頭身キャラになるのがかわいいですよね。特に風ちゃん!
導師クレフが現れ、光たち3人が、世界の危機を救うマジックナイトだと教えられる。
ここまでの流れで出てくる、胸から上のイラストが非常によく動く。かわいいですね、特に風ちゃん!
追っ手のアルシオーネに、光の魔法が炸裂する!
地上へ降りた3人は、プレセアの屋敷へ。アニメ版とは異なり、プレセアは死なずに物語を最後まで盛り上げてくれます。
新しい要素や技を習得すると、「ふしぎセフィーロ講座!」というかわいい2頭身キャラで解説してくれます。
かわいい3人(特に風ちゃん)を楽しみつつ、ここから魔神探しに色々なフィールドへ旅立ちます。
色々な仕掛けを突破しながら敵を倒し、BOSS戦では3人入れ替わりでやっつけます。でも風ちゃんばかり使います。
物語が進むにつれて、「水場を泳ぐ・岩を壊す・ダッシュする」などの技を使えるようになります。風ちゃんはカナヅチなので浮き輪つき。
神官ザガートの刺客たちは、原作と一味違った登場。驚きなのはラファーガとの出会い、そして別れ。
魔神を入手していくと3人の鎧もどんどん変化。このゲームは、やはり楽しい。
いざ決戦!・・・風ちゃんのメガネがない!?こんなの風ちゃんじゃない。
ザガートとの最後の戦いは、魔神に乗ってシューティングに!!
そして、原作知らない人には衝撃のエンディング。終始悲しいお話に、思わず目頭が熱くなりました。
月日が流れたら、もう一度やろうという気持ちにさせられるゲーム。レトロゲームとは、たまらなくよいものだ。
エンドロールでは、サターンのゲームでたまにある、高解像度グラフィック。けっこう容量使うっぽいですね。
風ちゃんステキでした。
【TOPへ】