機動天使エンジェリックレイヤー-みさきと夢の天使達-(GBA) 女の子RPGレビュー
天使の翼よ!わたしとヒカルをいざなって
2001年発売(ゲームボーイアドバンス)和歌山から東京に出てきた中学一年生の女の子「鈴原みさき」の
エンジェリックレイヤーと呼ばれる格闘ゲームをめぐる物語。
「エンジェリックレイヤー」とは、天使の入ったタマゴを孵化させて、
自分のスタイルにカスタマイズさせて遊ぶ、いわゆるおもちゃ。
東京に着いたとたん、オーロラビジョンに移る格闘大会を見て、
小さくても強い、白いエンジェリックレイヤーに感嘆する。
その操縦者(デウス)に憧れを抱く彼女に、謎の男が現れる。
運命に翻弄される、みさきとエンジェリックレイヤー。
CLAMP原作の感動作品が、まさかのGBAで登場です!
【レビュー採点】
1.耳を疑うOP曲の再現度+20点 初めて聞いたとき、思わず苦笑してしまった貴重な再現度です。 素人がnanoloopで作ったかのような・・・いや素人だってもうちょっと・・・ ピコピコ音には向かないのはわかるが、音源のチョイスがアカン。 というか、サビ前で挫折してんじゃねえよ。 2.ちょっぴりうれしい原作イラスト+20点 アニメ本編の映像が、ちょっとだけ静止画で出ます。 ゲーム自体の出来がアレなんで、これだけでうれしいという、ね。 ストーリーは、原作通りです。 ただ、シリアスさを感じさせないというね。さすがエポック社だなぁ。 |
3.ちょっぴりうれしいボイス付き+20点 「なー?」 「なー・・・」 「なーーーー!!」 みさきちゃんの口癖「なー」は、豊富な種類の収録をされています。 「にょろにょろにょろにょろ」 「いっちゃんにょろよー!」 「尾形、罰ゲームや」 なぜか小野坂ボイスが豊富。 ちなみに他の主要キャラのボイスは戦闘中にちょっとだけ。 でも、「なー」が聞けるのはうれしいね。 |
4.まさに一撃必殺な戦闘パート+10点 多彩な技、モジュールを駆使して相手を倒す! だったはずが、なんだこのリングアウトばかりな戦闘は・・・ 城乃内最:「ヒカルには弱点がある。」 とか言いつつ、リングアウトで瞬殺される最さん。 防具や強化アイテムを装備させて、自分だけのスタイルを作るのだが、 リングアウトのパターンを発見した以上、アイテムの意味がなくなった。 このゲームの醍醐味である、カスタマイズが崩壊します。 これに気づかない人ならば、いろいろとモジュール追加したり、 コンボ技を考えたりと、楽しめるかもしれませんねぇ。 |
総評:70点 厳しい採点になってしまいました。ほめられる点がほとんどなかったり・・・ マイナス点をプラスで換算しているデタラメレビューですね。 「なー」が聞きたいなら買ってもいいかもしれません。 ターゲット:みさきの「なー」が聞きたいマニアさん 対象年齢:エンジェリックレイヤーを知っている世代 なかなかオススメできないのですが、CLAMP作品のゲームは不遇ですね。 PSのCCさくら、X、DSのツバサ、PS2のHOLiC、GBAのちょびっツ・・・ この辺は不遇ですわ。 オススメなのはワンダースワンの「CCさくら」とSSのレイアースです。 |
【プレイ感想】
コツがわかれば非常にカンタンなゲームです。
とにかく深みがない。エンジェリックレイヤーの素材を全く生かせていないあたり、エポック社だなぁと感心しちゃいます。
それでは、アニメと同じですがストーリー紹介です。
かわいい和歌山弁のみさきちゃん。恵比寿駅下車のため、山手線へ乗り換えしようとしたら・・・
みさき:「なーーーーーっ!!改札出てしもた・・・」
というわけで東京駅を出ると、大型ビジョンでエンジェリックレイヤーの大会が放送されています。
白衣の男:「自分、エンジェル欲しいんか?」
と、都会に来ていきなり見ず知らずの人とお買い物。無事?エンジェルを買ったら電車賃なくなっちゃいましたとさ。
恵比寿まで歩いて祥子おばさんのお家へ。うん、若けりゃ歩けるな。
さっそくエンジェルを作りましょう。
それは、"夢"のつまったタマゴでした。夢のつまった、貴重なお風呂シーン登場!
みさき:「できた!・・・ヒカル!あなたの名前はヒカル!!」
そして、東京の中学校に初登校。お人形さんを持って登校する、愛らしいみさきちゃん。
みさき:「新しい学校は不安やけど、一緒にがんばろうな、ヒカル。」
といいつつ、道に迷う。「なー・・・」
そこへ・・・
鳩子:「それ、エンジェルでしょ?見せてもらっていい?」
ヒカルにカワイイお洋服を着せてもらいました。
鳩子ちゃんのお兄ちゃんが、偶然同じ学校の同級生とのことで、一緒に登校。
そこへ、珠代ちんが登場。
たしかアニメだと、この3人の三角関係が描かれていた記憶があるが(曖昧)、ゲームではお友達キャラを突き通します。
みさきは、鳩子ちゃんや、変態いっちゃんの助言を得て、エンジェリックレイヤーの練習ができる場所へ。
ところが、間違って受付で公式大会のエントリーをしてしまうのでした・・・
みさき:「な・・・?なーーーーーー!!」
これがエンジェリックレイヤーの戦闘画面。しょぼいとは言わせない!
ターン制の戦闘で、相手が攻撃範囲に近づいたら、攻撃コマンドを選びます。
画面下にスクロールして流れるコマンドを押します。成功すると攻撃できますが、相手が防御や回避をすることも多いです。
LVが上がれば新しい技を覚えたり、モジュール追加やアイテム装備で、ステータスを上げたりできます。
公式大会の会場には、食堂があり憩いの場となっております。
しかし、売店では食べ物を販売しないという暴挙。
防具とかアイテムとかあるんだけど、エポック社のゲームです。はっきり言って必要ないというね。
公式戦の対戦相手は、全てアニメと同様に登場します。アイドル瀬戸林子ちゃんのエンジェルがカッコイイ。
ヒカルに妨害電波を仕掛けるチャイナ姉妹や、鳩子ちゃん、楓さん、最さんと、見せ場なく楽勝で進むと・・・
準決勝を見ていたみさきは、チャンピオンがお母さんである事実を知ってしまう。
アニメはかなり重いテーマで、精神的にグサグサくるのだが、・・・さすがエポック社だなぁと感心しちゃうデキです。
決勝戦なのに、序盤でリングアウト勝利。・・・さすがエポック社だなぁと、驚愕しちゃうデキです。
ということで、何回かバトルを経験すればすぐにわかりますが、結局リングアウトを狙えばいい。
敵が攻撃してくる移動範囲にならないように動くと、相手は必ず後退します。
これでリング際まで追い詰めます。
あとは、「ミドルキック」を絡ませた攻撃を繰り出せば高確率でリングアウト。
でも、みさきちゃんはかわいかったです。
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