ゲーム日記：倫敦精霊探偵団 Episode.5
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～今回の語り部～ 今、倫敦で大人気の探偵小説『ミス・マーガレット』。 |
エヴァレット先生の助手になって、もう三か月。
今年も倫敦の街に、暖かい日差しが射すようになってきた。
わたしはいつもの日傘を手に、今日も先生の事務所におでかけ。
第五話 ～ラットキングと6匹のネズミ～
って思ったらエヴァレット先生はお仕事中・・・
えー、またアイツと一緒にお手伝いなのー
そういえば、アイツの子分のキタナイ子をこの頃見かけないわね。
まあ、いてもメンドウだから別に構わないけど。
相棒 「あ、あにきだ！チュウ」
噂をすれば・・・って、チュウ？
アイツの子分が奇妙な語尾をつけてしゃべってるわ。
仕事があるとか言って、どっか行っちゃったけど・・・ねえどーする？
とりあえず、何か探偵の仕事がないか協会事務所に行ってみましょう。
「助かるわ、この依頼誰も受けてくれなかったのよねー」
ちょっと！なに勝手にヘンな仕事引き受けちゃってるの！！
最近急激に増えだした、ネズミ駆除の仕事なんて・・・
わたしは怪人ヤングゴーストを捕まえたほどの敏腕探偵なのにー
ああ・・・、早くエヴァレット先生と一緒に捜査したいわ。
しかたなくネズミ探し。
倫敦の人たちは、ネズミの被害に大分困っているみたい。
わたしの住んでる豪邸には出ないけど、ちゃんと掃除してないからじゃないの？
・・・って、なによあの数！！
商店街を堂々と走り去っていくネズミの大群。だけじゃなくて・・・
な、なんか違うおっきなネズミが混じってなかった？
あれってアンタの子分でしょ。
ネズミ駆除の依頼に絡んでるのかしら？
ネズミの大群を追いかけた先は、高台の工事建設現場。
どこへ消えたのかしら。
ここからわたしたちが行ける場所となると・・・いやだわ、考えたくない。
最初の事件は蒸気配管で煤だらけ。
先日の事件は排気ダクトで埃まみれ。
もう、こんな探偵なんて耐えられない。
たしかに、地下下水道ならネズミがわんさかいるでしょうね。
あこがれのエヴァレット先生と捜査したいのに。
どうしてこうなるのよ。
早く原因つきとめて、 さっさと帰るわよ！
・・・って思ってたのに、まるで迷路のように長く入り組んだ下水道。
これで何も出てこなかったら、もうコイツと一緒に仕事するのはゴメンだわ。
ようやく、すばしっこい子分を突き止めた。
こんなキタナイ場所で仕事って、なにしてんのよこの子は・・・
そこにいたのは、“ラットキング”と呼ばれるネズミ使い。
この下水道を根城に、街にネズミを放って食料を奪っていたらしい。
とんでもないヤツだわ。
シゴトをしないオトナなんて、ロクなやつじゃないんだから！
とんでもないナマケモノを退治して、これで事件は解決ね！
アイツの子分も助け出したことだし、今回の探偵はここでおしまい。
っていきたいところだけど、ラットキング曰く、さらに先で悪さをしているヤツがいるらしいの。
ようやく少女探偵のお仕事っぽい展開ね！
乗り掛かった船だから、わたしたちは下水道の奥まで進むことにしたの。
『・・・次の荷は来週届くはずだ。あとはこいつらに任せて・・・』
なんの話かしら？
扉の奥から怪しげな声が響いている。
扉を開けると、中は武器庫になっていた。
でも、なんでこんなところに武器がいっぱいあるの？
アレ、何かしら。見慣れない大きな“機械”が2つ・・・
人のような形をした機械。
これは・・・
そうよ、きっとこれってイケナイものよ！
わたしたちは、この機械を壊すことに決めた。
このままほうっておくと、きっと後悔する気がしたから。
でも、まさか動いてくるとは思わなかったわ。
初めて間近で聞いた銃声に、わたしは怯えていた。
足が竦んで、とっても怖かった。
でも、アイツと、アイツの子分は必死に戦ってくれた。
わたしを庇うように立ち回ってくれた。
やっぱり男の子なんだ。・・・ちょっと、カッコいい、かな。
ネズミ駆除の事件が、思わぬお手柄となった。
わたしたちが見つけた武器庫は、闇商人の取引のブツだったみたい。
エヴァレット先生の調査では、最近外国のある組織と大きな取引があるという。
それが、”機械の兵隊”・・・
万博の呪いの事件もそうだけど、どうにも最近の倫敦はキナ臭いわね。
今回はは機械兵相手に怯んじゃったけど、気を引き締めないと。
そしていつか、エヴァレット先生と二人っきりで大活躍するんだから！
Episode.5 ～ラットキングと6匹のネズミ～ END
【公式サイト】http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/_vg/lon0.htm
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