ゲーム雑記：おしえて！ぽぽたん(PS2)
|
『おしえて！ぽぽたん』 2004年発売（角川書店） いつの日か花開く空を夢見て… |
2024年は新年早々ヤバい事件ばかりでロクな年じゃないから、バカになる！
だったら『おしえて！ぽぽたん』で脳死プレイがうってつけ。
仕事も住む場所も決まっていない主人公クリス。
なかなか安い物件が見つからずにさまよっていると、不思議な洋館を見つけた。
そこにはかわいい三姉妹が下宿人を探していた。
・超インドア派の長女
・万事を取り仕切る次女
・甘えん坊の三女
・最新式アンドロイドのメイド
かわいい4人の女の子との自堕落な生活がはじまる。
・・・という設定。
脳死プレイにはもってこいだ。
このゲーム、実はオープニングが超有名。
この画像でピンとくると思いますが、なぜかニコニコ動画で二次創作があふれかえった元ネタです。
今のニコニコ動画はマジでヤバい状況ですね。
テニミュとかも軒並み削除されたし。
盛り上げてくれた技術者・絵師・MADのアイデアマンたちはどこに消えたんだ。
tiktokとかで踊ってる滑稽な連中。
インスタでバズるとかいう劣化文化。
youtuberに憧れることしか知らない子供たち。
非営利な創作文化を全力で楽しんだ時代が懐かしいな・・・
それはさておき、このゲームはOPからもうドスケベ全開なのである。
画はとんでもなくクオリティ高い。
なんだこの出来は・・・
だが節操なさすぎる。エロゲー移植なので仕方ないが。
脳死プレイしがいがあるぜ！
どのヒロイン狙いでプレイしようかとか考えなくていいな。
適当に遊べるし、暗いニュースをふっとばしてくれそうだ。
さっそくやっていきます。
「かわいい？みいタン、かわいい？ちょっと待っててね♪いまからお役所行って婚姻届もらってくるね」
！？！？！？！？
脳がバグる。
初めての会話がこれである。
こいつはヤバい。脳死どころでは済まなそうだ。
海馬が破壊されていくのを実感する。
ぽぽたんヤバいっす。
恐怖でしかない・・・
「なんやねんこのゲーム」ってなるところだが、ぽぽたんはスゴいゲームなんだぞ。
まず、イラストが上手いことこの上ない。
キャラデザは100点。
ヒロインみんなかわいいどころかモブキャラまでかわいい。
バイト先のぽっちゃりな先輩ですらアリだわ。
さらに、背景の描き込みが尋常じゃない。
神社とか長女の部屋とか植物の造形が素晴らしい。
夕暮れや夜間の色彩変化もきれいでまったく手を抜いてない。
あと、BGMがギャルゲーにしておくにはもったいない。
全部いい。
電波ソングの豊富さはもちろん、アトリエシリーズか？と思わせるケルト音楽っぽいのもある。
アニメのサントラはあるが、ゲームのサントラが出てないとか信じられない。
ゲーム自体はとんでもなく良作と思われる。
私にとっては脳死ゲームですが。
てことで、主要ヒロイン紹介もしておきます。
長女：あい
包容力に溢れているとてもやさしい女の子。
炊事・洗濯・家事全般すべてに長じているが、のんびりした性格で失敗することが多い。
方向音痴である。
お風呂好き。
巨乳メガネっ子。
次女：まい
三姉妹の中で一番社会性がある。
姉がのんびりしている反動か、やや短気。
また、諸事、姉に任せておけないので仕切屋になった。
一本気で、自分に厳しいがため胃を痛めやすく、内緒で胃薬を愛用している。
ツンデレ系。
三女：みい
黙っていれば美少女だが、服飾、言語センスは独自の世界を突っ走り、もはや誰にも止められない領域に達している。
楽しいこと気持ちいいことが大好きなので、いつでもどこでも人と遊びたがる。
「魔法少女ごっこ」がマイブーム。
下半身はスク水で登校。
変態ロリ女児。
メイド：メアー
最新式アンドロイドだと自称する住み込みのお手伝いさん。
冷静沈着でマイペース。
普段はあまり笑わないうえに不愛想で口数も少ない。
せっかくの可愛い顔も少し冷たい印象を与える。
幼馴染：小奈美
まいのクラスメイトの転校生。
流行に流されやすい、都会に憧れる女子高生。
目的のためには手段を選ばない…というか、行動の結果を想像しない。
実は主人公と同郷で、初恋の相手だった。
ラクロス部。
以上が下宿先の洋館に出入りするヒロインです。
他にも巫女さんとかスーパー店員とかいますが割愛します。
脳死プレイしていこうと思うので、ルートは誰でもいいです。
気の向くままに遊んでみます。
しかし・・・
やはりオマエになるか
脳死プレイをしてもメガネっ子に出会ってしまう。
私は病気か？
と思うだろうが、これは罠である。
このギャルゲーは”場所移動の重要性”がキャラ攻略の80%以上を占める。
選択肢は少な目。
ほとんどが場所移動に費やします。
ここにトラップが仕掛けられている。
『浴室』
この場所がある時点で、プレイヤーは必然的にここへ吸い寄せられるのだ。
主人公は誰だろうと「体が勝手に・・・」が発動してしまう。
ゲーマーは”大神一郎病”という難病をかかえているのだ。
でもまあこのメガネっ子はかわいいから全然いい。
やっぱメガネっ子は緑髪が似合いますね。
もう止まらない大神病。
浴室行ってれば長女を攻略できるんじゃないか？
しかも浴室の向かいの部屋が長女の部屋なのでセットで移動できる。
とんでもないトラップだ。
巨乳メガネさんと浴室で会えない時だけ、他の女の子のイベントを楽しむという感じに。
インドア派の長女は街ではなかなか会えないので、屋外探索パートは完全に脳死モード。
そうやって3.4日経過すると、新たなヒロインが登場する。
幼なじみの小奈美ちゃんが転校してくる。
下宿先の洋館にはひと部屋余りがあるので、もしかしたら同居するのかな？
夕飯は毎日食べにくるので小奈美ちゃんのイベントも増えてくる。
だがすでにメガネっ子ルートに入ったっぽい。
いい表情をしてくれるわ。
かなり好きよこの巨乳メガネちゃん。
あと何気にドアノブの描き込みとか一切手を抜かないのな。
浴室行ってからのまいさんの部屋へ毎晩夜這い。
かなり親密になってきたところで、この主人公はやってはいけない罪を犯す。
長女がいない間に部屋へ忍び込んでメガネを踏み壊してしまった。
メガネっ子のメガネ破壊は懲役刑よ？
もしこのあとの展開でメガネっ子がメガネ外したままの展開になったら死刑だからな！
ここからシナリオが一変する。
メガネを壊した直後から、長女は草花や動物と会話できる能力を発揮してくる。
一気にスピリチュアルな話になってしまった・・・
苦手なんだよな、フロムダスクティルドーン的な手法は。
ドリキャスの『wind』で突然みんな超能力者だという設定をぶちこんできたアレがトラウマなんだ。
たぶん三姉妹みんな何かしらの能力持ちっぽいですね。
シリアスなシーンが増えてきて、もはや脳死プレイできない状態に陥りました。
この三姉妹が立派な洋館に住んでいるのには理由があった。
両親が交通事故で死んでしまったからだった。
以来、長女は外に出ることを極端に怖がってしまう。
そのため、部屋にこもり造花の内職で生計を立てていた。
親に代わり次女と三女の面倒を見なければならない使命感が重くのしかかっていた。
やばい泣きそうだ
ずるいんだよなーBGMが秀逸すぎるんだもの。
電波曲ばかりだと思ったら急にチル曲はさんでくるし。
曲だけで泣きそうだわ。
なんとか長女を外で働かせようと試みる主人公。
そこでうってつけの商売を発見。
植物の声が聞こえるというスピリチュアル能力を生かして八百屋さんを開いた。
しかし天然ドジっ子なメガネちゃん。
トラブルが絶えない。
そのため主人公はバイトどころではなくなり遅刻や怠慢を繰り返すようになる。
そして、バイトはクビになった。
家賃を払えなくなった主人公は、長女が立派に自立したことを確認して洋館を去ることにした。
巨乳メガネっ子の攻略に成功しました。
脳死プレイのはずが、しっかりとハッピーエンドを達成してしまった。
しかもかわいいメガネっ子。
満足してしまった。
いや、違うぞ。
脳死プレイするつもりだったんだ。
この2024年の嫌な雰囲気を払拭するためにバカなギャルゲーやるんじゃなかったのか！？
よし2周目やるぞ。
クリアデータを保存して「はじめから」で再開だ！
ん？
なんでシナリオ続いてるんだ？
２周目攻略
ぱにっく！
なぜか1日目じゃなくてメガネっ子攻略後の日にちになってる・・・
どういうわけか長女が話しかけてたフェレットが擬人化してやってくるという超展開。
メガネっ子の帽子の中にいたフェレットのうなぎちゃん。
行方不明になっていたが、幼女になって帰ってきた。
よくわからん展開だが、スーパー店員のメガネっ子ここあちゃんのぱんつが見れたのでよしとしよう。
「はじめから」で始めたのにこんな展開になるとか斬新すぎる。
これは攻略サイト見ないとはじまらんな・・・
てことで、攻略ガン見で3周目するしかない。
３周目攻略
攻略サイトガン見の時点でもう脳死プレイではなくなりました。
でもバカになりたいから、狙うはもちろん電波少女。
三女のみいちゃんだ。
ただただエロいだけの展開でプレイヤーをバカにしてくれる。
完全にアウトなゲームになったな・・・
イカれた小学生のぱんつ見放題なのです。
攻略見てやってみると、このゲーム結構ムズいのがよくわかる。
場所移動が完全に運頼みだ。
選択肢は得意ですが、場所移動メインのギャルゲーは難しいですね。
ルート入るとようやくみいちゃんが本領発揮！
お待ちかねの魔法少女が登場です。
んでもってここでスピリチュアル展開になった。
三女のみいちゃんは治癒能力持ち。
魔法少女コスでパトロールしていたのは、ケガ人を治癒していたのが理由だった。
そして都合よく事件が発生する。
街の人々が自我をなくして狂暴化していくのだった。
狂暴化した人を鎮静するための特訓がはじまります。
突然のミニゲーム
しかも音ゲーです。
苦手なんですよ・・・
私はボドゲー・格ゲー・音ゲーが苦手です。
特に音ゲーはスクショのためにPCかませてるので若干の遅延があるもので。
このフレーム単位のズレが私にとって違和感なんです。
しかもこの音ゲーは独特すぎるボタン設定。
全部ナナメ方向からコマンド物体がやってくる。
どのボタンが各ナナメ配置に該当するのか混乱して脳がバグります。
失敗したらバッドエンドルート。
なんとかボタン設定を変更して突破しました。
狂暴化した人々の数が増えてゆき、みいちゃんの癒しの能力では抑えきれなくなる。
もうこの頃には主人公とこの小学生はえっちなことしてるテイです。
コンシューマ版なのでもちろんその描写はないが、夜這いしてくるシーンがそれだろうな。
恐ろしいなエロゲーってのは。
小学生だろうと関係なかったのか？
そりゃ規制されるだろ。
みいちゃんのピンチに颯爽と現れる主人公。
愛のパワーが少女の体を包み込む！
メタモルフォーゼだ！みいちゃん！！
ずっとバカでいいね三女ルートは。
これを脳死プレイでやってたら確実に脳卒中でぶっ倒れていたでしょう。
まあ攻略見ないと三女はかなり厳しいですが。
こうしてパワーアップしたみいちゃんは、街の人を洗脳していた悪役をミニゲームで倒してハッピーエンドです。
気持ちいいことが好きなみいちゃんは助けてくれた主人公とペッティングをはじめます。
という、とんでもないクソハッピーエンドでした。
おしまい。
脳死プレイにもってこいな『おしえて！ぽぽたん』オススメです。
もちろん攻略ガン見でも楽しめるでしょう。
トゥルーエンドは謎の少女っぽいですね。
OPの謎の建造物が関係してくると思いますが、けっこう良作の予感がします。
作画、ＢＧＭともにかなりクオリティ高いので、ぜひ。
コメント
コメントはありません。