ゲーム雑記:風雨来記2(PS2)
『風雨来記2』 2005年発売(F.O.G) 最果ての南国、沖縄。 |
今年の夏はマジでイカレてるほど長かった。
「冬がはじまるよー」
ってマッキーは言ってたけど
「夏の終わりー」
って直太朗も言ってたけど
私の夏はまだ終わりそうにない。
『風雨来記2』をクリアせず冬を迎えることは許されない
1万円超えの中古市場となっている本作を買うのはもう諦めました。
ダウンロード版でプレイしますわ。
私の信条として、定価超えのレトロゲームは絶対に買わないと心に決めているんで。
実写背景のアドベンチャーゲーム、前作の北海道を無事クリアして挑む本シリーズは4年ぶりです。
今でも鮮明に記憶に残っている北海道のツーリング旅。
なにせ北海道の混浴露天風呂を求めて走り回った青春スケベ旅だったもんな。
出典:試される大地『風雨来記』
そうだ。ヒロインは樹ちゃんだった。
まさかの入浴中の告白。
一発で攻略できたのはスケベパワーの賜物だな。
でも今回はどうだろう?
沖縄が舞台だと混浴スナップ写真は期待できない。
それにヒロインたちの年齢が大幅に幼くなっているのでえっちな展開は期待できないだろう。
でもモチベーションは下がることはありませんでした。
主人公は、前作と同じ相馬撤。
樹ちゃんは衝撃のエンディングだったが、オーロラの撮影ができなかった。
その設定を継承して、新たな試練が待っていたからだ。
いざ、沖縄へ。
プレイ開始時に主人公のブログ名を決めることになります。
デフォルト名が『ニライカナイの記憶』・・・
なんでや!お前のブログは『風雨来記』やろうが!!
お前は北海道の出会いと別れを忘れちまったのかよ。
と、かなり思い入れが爆発する私。
当然『風雨来記』に変更して開始しました。
いやもうこんなん実写だべ
そうだよ実写だよ何言ってんのよ。
ってことじゃなくて、画像の綺麗さに驚愕しております。
なんというか、実写ゲーは画質が粗いほうがワクワクするような体になっちゃってるのよ。
PS2という次世代機の進化に今更ながら感動しております。
まずは、今回の旅の目的が語られます。
相馬撤は北海道での”心光展”で成功し仕事も増えたが、心のどこかで迷いが生じていた。
そして気が付いてしまった。
旅を続ける目的。
自分が求めていた『最高の場所』には実体が存在しないということに。
そんなとき、沖縄で行われる『美ら島展』というPRに声がかかった。
最初は躊躇していた主人公だったが、ある日、一通の手紙が届いた。
宛名は『島田光』―
事故で亡くなった幼馴染の名前だった。
消印は那覇。手がかりはそれだけだ。
すまんかった!
今回のブログ名は風雨来記じゃなかったわ。
そうだ思い出した。コイツは恋人が亡くなってたんだ。
たしかバイクがその恋人の形見だったっけな。
ブログタイトルを『ニライカナイの記憶』に変更してやり直しました。
前作プレイした人なら絶対みんなそうするでしょうな。
てな具合でようやく沖縄空港に到着。
へ~・・・
沖縄空港のゲーセンコーナーには”Rim Runners”の筐体があるのか。
んなワケあるかいな
フォグやりすぎだぞ。
ちなみに駄菓子屋にも”久遠の絆”のポスターが貼ってあったりと細かすぎるアハ体験があったりするな。
違和感なく画像はめ込みできるくらいPS2の実写性能が上がってるんだな。
それはさておき。
せっかく沖縄についたんだ、カワイイうちなー娘をさがすぞ!
真鶴・天継・テイラー
12歳の天才アメリカ人ハーフ、真鶴ちゃん。
登場時はグラサンかけててイキってんな~と思いましたが、グラサンとったらめちゃかわいい。
右手首にハジチと呼ばれる魔除けの刺青が入っている。
アメリカから単身で沖縄にやってきた。
目的は、行方不明のお母さんを探すこと。
かなり魅力的な展開が予想されます。
今までフォグ作品に携わっていた絵師がロリっ子を書くとこうなるのか。
最高だわ。
芹沢暦
次に出会うのが、謎めいた言動をしてくる暦ちゃん。
初対面のはずなのに、主人公に対して異常に冷たい態度をとるのが気になる。
デザインから見ても前作の樹ちゃん系統なのでメインヒロインと考えていい。
旅と、それに関わるひとを憎んでいるようだ。
上原海琴
最後のヒロインは石垣島出身の恥ずかしがり屋な海琴ちゃん。
三線と沖縄民謡の唄い手として精進している高校生です。
自分の将来に悩んでいる女の子。
最初は内気だが変わり者キャラで攻めてきますね。
沖縄はゲテモノ寄りの食べ物が多いが、海琴ちゃんは大好物。
いつも伏し目がちなのに変な食べ物を前にすると目を輝かせてくる。
以上の3名が本作のヒロイン。
誰を狙っていくか?
フォグ作品は難しいイメージがいつまでたっても拭えないからな。
しかもボリュームハンパないし。
バッドエンドだけは避けたいので本腰入れてプレイしないと。
でもせっかくの実写旅行ゲーだからな。
観光させてよ
北海道は5回も行ったけど沖縄は行ったことないのよ。
首里城観光させてよー美ら海水族館観光させてよー
もうホテルとか旅館の宿泊料金がえげつなく高くなってて日本人が旅行なんてブルジョアもいいとこだよ!
この国は録に仕事もしてない外人観光客だらけになっちまって悲しいよ。
でも相馬撤には旅行気分を満喫する余裕なんてなかったわ。
ニライカナイ ―
沖縄に古くから伝わる理想郷。
ニライカナイを探す旅の期間は一ヶ月。
そこに関わる3人の女の子の重すぎるテーマとも向き合っていかなければならない。
遊んでるヒマはない。
やはり狙っていきたいのは暦ちゃん。
前作で樹ちゃんを攻略した甲斐があった。しっかりとその話を継承して会話が進んでいきます。
さらに主人公が求めていたオーロラの写真、”最高の一枚”についても深掘りされます。
主人公に亡き恋人の手紙を送ったのは、おそらく暦ちゃんで間違いないでしょう。
彼女の目的は・・・
なぜそんな手紙を持っていたのか・・・
謎は深まるばかりでギャルゲーやってる感覚がまったくない。
シナリオに関しては極上のADVゲームだ。
ツーリング面に関しては前作に比べてスケールダウンも甚だしいけど。
暦ちゃん狙いは変わらないが、なかなかうまい具合に出会えるわけでもなく・・・
前半はヒロイン全員と出会うようになる。
拠点付近の移動コストが少ない場所では海琴ちゃんイベントが多い。
エイサーの唄い手として幼少期から厳しい稽古をしてきた彼女。
そこに見え隠れする不安と葛藤が描かれてゆく。
成長していく姿が見れるわけではない。
彼女の演奏と唄は、むしろ悪化していくようになる。
聞き手が『震える』ような唄を唄えないようでは一人前にはなれない。
たしかに唄はうまいが、震えるほどでもないのは事実。
彼女は沖縄民謡を嫌悪するようになる。
撤は、そんな彼女を“だれかに似ている”と思うようになっていく。
そして今回のトンデモキャラは真鶴ちゃん。
彼女は沖縄の巫女の霊力を持っていて、抜けた魂を器である体に戻す能力がある。
真鶴ちゃんのシナリオは、もちろんお母さん探し。
それに右腕の刺青も関係してくる。
お母さんが行方不明になった原因が、沖縄に伝わる石に関係していると確信する。
その石には、真鶴ちゃんの刺青と同じ文様が描かれていた。
全ヒロインの確信に迫るシナリオ展開が繰り広げられるので不安になります。
「もしかして個別ルートがないのでは?」
すべての謎が解明できたときに、主人公の目的である”最高の場所”探しが完結する ―
そんな気がしてきた。
撤:最高の場所を見つけるのは『アイツ』と『あの娘』に誓った神聖な約束なんだ。
アイツとは亡き恋人の島田光、あの娘とは死んでいた樹ちゃんのこと。
結構深く心をえぐるな、風雨来記よ。
ご褒美がないとやってられんぞ
ありがたやー
今回はえっちな展開が皆無だからな。
絵師さんもセクシーな描写を抑圧させられてストレスたまるよな。
そんな絵師の”最高の一枚”がこんなところにあったわ。
10日目のみんなで海水浴イベント。
海琴ちゃんの食い込み直しが会心の一撃だ
だがその直後、バーベキュー場で披露した民謡は、彼女を悲しみの淵に落とす結果となってしまう。
前作の樹ちゃんEDで、オーロラを見れなかったからベストEDじゃないかなと思いましたが、「北海道でオーロラは見れなかった」と言ってました。
てことは、前作プレイでは樹ちゃんベストEDだったんだな。
なぜか主人公のことを詳しく知っている暦ちゃん。
暦ちゃんルートがあると信じてロードを繰り返し、暦ちゃんと出会える場所を探します。
なんせ風雨来記の主人公である相馬撤の物語は1.2で完結。
3以降は別の主人公になる。
絶対にこのゲームのメインシナリオでベストEDを達成したいんだ。
残念ながらそうカンタンにはちゅっちゅさせてくれない。
でもかなり親密にはなってきた。
撮影のモデルになってくれることも了承してくれたし順調といえば順調かな?
とは言えまだルートに乗った感じはしない。
何も起こらない日もあった。
不安で仕方がない・・・
それに、彼女の行動はなんとなく怖い。
何を考えているのか、いまだに読めない。
これが最高の一枚でいいんじゃないか?
真鶴ちゃんのお母さん探し。
海琴ちゃんの進路問題。
いろいろ気になるけどごめんやで。
今回はメインヒロインの暦ちゃんで風雨来記を完結させてくれ。
ずっとこわい。
暦ちゃんはなぜかずっとこわい。
展開が読めない。
暗闇での突然の発狂。何か暗い過去を背負っているのかもしれない。
「ごめんね。私のニライカナイもあなたと同じかもしれないから・・・」
ニライカナイ、理想郷はなんとなく見えてきた。
おそらくそうゆう展開になっていくんだろうなとは思っていた。
相馬撤のニライカナイは、まあそうなんだろうな。
つまり、私のニライカナイも同じってことだろ?
夜のマーケットで写った露店に釘付けになった。
ファミコン売ってるやん!
こうなったらプレイそっちのけで何のカセットなのか知りたくてしょうがないんです。
最近見てるYOUTUBE銀シャリ橋本のコメコメコミックで後ろに映ってるファミコンが何なのか当てるの楽しくてな。
スーファミは情報少ないからわからないけど、ファミコンは特徴で当てられるんだぜ?
左下の箱は無理ですが、ファミコンが11作品あるのが確認できます。
そうか、これか!?
これが私のニライカナイ探しだったというわけか!!
【左上】
この赤いカセットは一目瞭然。
誰でもわかるカンタン問題だ。
燃えプロこと、『燃えろ!!プロ野球』ですね。
【左中】
これはすぐにピンときた。『キャッスルエクセレント』
なんですが、黄色枠の内側のイラスト左上部にラインが入っているように見える。
ただタイトル名やキャラの配色は間違いないと思うので、光の屈折じゃないかな?
【左下】
このなんとも言えない嫌な紫色と言えば・・・
田代まさしのプリンセスがいっぱい、ではなく『ソルスティス』だ。
ちなみにこのゲーム、どんなゲームかすら知らない。
【真上】
これがわからない。照明のせいで正確な色も怪しい。
怒Ⅱ?双截龍Ⅱ?ちがうか・・・
なんとなくアクション系のゲームな気もするが、私はこのゲーム持ってないぽい。
【真中】
このカセットは形から攻めよう。上部分が突起してるのはサンソフトかアイレムの特徴。
発光ダイオードが見当たらないのでサンソフトで間違いない。
つまりこれは『上海』。リップルアイランドのチラシがいい感じだ。
【真中】
これはカセットの色が判別難しいですが、右寄りイラストは初期作品の特徴。
決め手は右側のグリーン。
『デビルワールド』後期版ですね。これもすぐわかりますね。
【真下】
これもすぐにピンときました。
この粗い画像でもわかる色彩の妙『カラテカ』です。
よく見るとSFC-KRの水色部分の配置が違うが、たぶん気のせい。
【右上】
これは判明できる画質の限界に近い。
決め手は左側のエニックスマークで『ドラゴンクエストⅡ』
ちなみにベタ塗り金色ver持ってます。かなり昔に千葉で買いました。100円でした。
【右中】
たぶんあってると思うんですが『ドラゴンクエストⅢ』かな。
DQ2と並んでなかったら迷ったかも。
黒+朱色と言えばDQ3か不動明王伝だからなー
【右下】
右上にタイトルがあるこの感じ・・・
コナミのファミリーシリーズだってことはすぐわかりますね?
これだけ画質がわかりやすいので『ファミリーボクシング』で確定です。
【右下】
これはワカラン。
『ゴッドスレイヤー』かな?とか思いましたが露店にあるわけない。
『すごろクエスト』とか近い気がするが、やっぱ違う。
『ぎゅわんぶらぁ自己中心派2』も近い感じがある。
わかる方いたら教えてください。
結局私がわかったのは11作品中9作品でした。
ファミコン探しは楽しかったです。
私のニライカナイは、まだまだ遥か遠くにあるみたいだ。
あ、ちなみに肝心のゲームはなぜか海琴ちゃんルートに突入しちゃいました。
撤が出会ったころに感じていた「誰かに似ている」の伏線回収も完璧に仕上げてきた。
二人ともニライカナイを見つけることができてとてもよかったです。
出会いがあれば別れもある。
それが『風雨来記』だし、未練たらしいエンディングなんてゴメンだ。
だが相変わらず飯の画像はクソマズそうでした。
『風雨来記2』
システム面はツーリング感皆無で残念でしたが、シナリオは完璧に近い旅行ADVとして締めくくってくれたので、ネタバレほぼなし?でお送りいたしました。
私のニライカナイ探しの旅は終わらんよ。
コメント
突然のファミコン当て面白いですね
しかもよく分かって持ってもいらっしゃる
ソルスティス?初めてそのタイトルを知りました
う~ん、真上は自信無いけれどスターソルジャー?右下は恐らくシャーロックホームズの伯爵令嬢誘拐事件では…
アイギーナの予言っぽいのも1番左上(燃えプロの2つ上)にありますぞ?
仰る通り風雨来記2はツーリング感が無くて、擬似沖縄巡りをしたかった私は投げてしまいました
by たろう 2024年11月30日 6:02 AM
シャーロックホームズありえますな
このカセット持ってないのでわからなかったです。
ライトが暖色すぎて色味がだいぶ変化してそうですからね
スターソルジャーは黄色の色合いがデカすぎるから違うような気がするんですけどねえ
by retrogamejaxx 2024年11月30日 11:46 PM