カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

女の子が主人公のRPG攻略・紹介サイトのゲームブログ

『アイドル八犬伝』でありがトーワチキします

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アイドル八犬伝(FC)

レトロゲーム挑戦 第6回

アイドル八犬伝(1989年)
ジャンル:コマンドADV

日本有数の大財閥、西園寺家の長老トミコにも寿命がきたようだ。
そこで、跡取りと目される3人の娘たちの中から相続者を決めることになった。
若くして数多の会社を束ねる天才実業家の長女”シズカ”
数々の特許を持ち天才の名を欲しいままにする次女”レイカ”
そして・・・・・・
なーんの取り柄もない味噌っかすのエリカちゃんである。
跡継ぎを決める機関は三か月間 ―
伝説のスーパーアイドルへの軌跡がはじまる。

なかなか自宅に帰れない日々が続いていまして、今回はビジネスホテルから直撮りです。
スイッチでスクショ撮るのも楽でいいですが、やはりレトロゲームやりたい!
そこでファミコンの『アイドル八犬伝』ですよ。


大人気ファミコンソフトですから結構な高額のゲーム。
でもそんな作品をジャンク100円で入手したときは震えましたね(かなり昔の話ですけど)。
最後にプレイしたのはおそらく2007年ころ。
シナリオも登場人物もほとんど覚えていませんね。

ただし『きみはホエホエむすめ』は歌詞まで完璧に覚えています。

私以外にもそんな人が多いのではないでしょうか?
たしか、初音ミクを入手してはじめて歌わせたのがこの曲でした。
そこで、当時のレトロゲーブームの思い出に浸かろうと思います。


画像が斜めっていたり、見にくいところもありますがご容赦ください。

主人公は、いまだに大人気のゲームアイドル西園寺エリカちゃん
この子が姉たちと相続をめぐる争いに巻き込まれます。
でも末っ子のエリカにできることは、歌って踊ることくらい。

「そうだ!歌で世界にとどろくスーパーアイドルを目指すのよ!」

こうして、普通の女の子のミラクルサクセスストーリーが始まります。
数々の障害を乗り越え、エリカをサポートする仲間たち。
“八犬士”をご紹介していきます。

ACT.1 ~アイドル誕生~

まずは、芸能界の生き字引と言われる真実一郎の孫娘、ホシミちゃん
ホシミちゃんは占いや霊能力を持ち合わせている。
まさにエリカちゃんの右腕と呼ばれる参謀です。

エリカの才能を開花させるためには八犬士を探さないとならない。
八犬士のいる場所を特定したホシミちゃん。
都内で一番高い場所にいる・・・
エリカ「高いと言えばザンシャインビルね!」
いやいや、東京タワーでしょうよ普通に考えて。

しかしなかなかビルで行われているショーには入れてもらえない。
そこで、コマンド”うたう”が力を発揮するのです。

なんだろな~♪ なんだろな~♪ 見たいの見たいの♪ エリカちゃん♪

エリカちゃんの歌声に警備員はメロメロです。
このエリカの即興ソングがこのゲームの愛すべきポイントですね。

 


ザンシャインビルには八犬士はいませんでした。
高い場所とは土地の値段が高い場所なのでは?
ってことで銀座に移動。
老舗の和菓子屋”やかしまた”で2人目の八犬士ヤヨイちゃんが登場。
あら~かわいいメガネちゃんですよ。

どーんと♪ かせごう~♪ かせぎましょう~♪

ヤヨイちゃんの能力は資金繰り。
弱冠17歳にして株の才能にたけています。
芸能界は金がモノを言いますので大いに活躍してくれるでしょう。

 


まだまだ八犬士探しは続きます。
入手したおみくじに書いてあった、”コンピューターに詳しい人に会うと吉”を実行します。
ホシミ:仲間にハッカーを入れろということでしょう
ヤヨイ:それなら友達に凄腕のパソコンマニアがいるわ

ゲーム大会が開かれている秋葉原へ。
その大会で決勝に残っている女の子がミサオちゃん
八犬士であるパソコンに強いミサオちゃんが仲間入り。
こちらもメガネっ子。
メガネっ娘がメガネっ娘を呼び、サポート役は完璧です。
これで電波ジャックはお手の物!
全世界へエリカの歌声を届ける準備が整ったのでした。

 


ザンンシャインビルに戻ったエリカたち一行。
そこで行われたショーの責任者とご対面。

なんでなんで♪ しんじゃうのー? 楽しく生きればいいじゃない♪甘いココアでひとやすみ~♪

エリカの歌声を聞いた支配人の茶畑八千代が協力してくれることに。
このゴツい女性が八犬士のひとり、ヤチヨさんである。
ヤチヨはマネージャーの役目。
芸能界にも詳しいので、これでデビューへの道が見えてきた。

 

しかし・・・

 


黒幕が動き出す。
その名も、暗黒イロモノ大王である。
彼の真の目的は、エリカの才能開花を待ち、その上で我が軍団に加えること。
今、巨大な忘却の禍がエリカたちを飲み込もうとしていた。
どう見ても馬である暗黒イロモノ大王。

その正体は・・・

 

ACT.2 ~ミラクルボイス~

エリカの目標はただのアイドルではない。
世界に轟くスーパーアイドルなのだ。

そのために歌唱力をさらに磨く必要がある。
そこでヤチヨより提案があった。
五年前に引退した演歌の女王”みやこカルミ”を探すことに。

バディはミサオのみで、ホシミ、ヤヨイ、ヤチヨはお留守番。
2人で”都かるみ”探しが始まります。


残りの八犬士はあと3人。
みやこカルミ探しの道中、河原で花火職人と暴走族にケンカに遭遇します。

なかよくしましょう♪ 手をとりあって♪ ベルマークでも♪ 集めましょー♪

花火職人の18歳の棟梁である江戸川ムラサキちゃんが仲間入り。
八犬士の中ではアタッカーが少なかったので活躍してくれます。


妖怪退治やらいろいろとありましたが、無事みやこカルミと会えました。
別荘の湖にムラサキちゃんが打ち上げた花火を見て、入門を許可してくれました。

こうして、みやこカルミの修行の末、ついにミラクルボイスを入手!
エリカの歌声は世界中のあらゆるものに感動を与えることができる。
もう怖いものは何もない。

ただ、芸能界には暗黒イロモノ大王という怪物がいる。
この者は、イロモノタレントのすべてを陰で支配する存在だという。
みやこカルミの忠告を受け、エリカたちは決戦の時は近いと悟ったのだ。


帰りに暴走族のリーダーのミドリさんも仲間入り。
空手三段の実力を持つミドリはまさにエリカの懐刀。
これで戦力は十分に整った。

残るはデビュー曲を決めて華々しく世界へ羽ばたくのだ。

 

ACT.3 ~ホエホエむすめ~

~そのころ~
暗黒イロモノ大王とエリカの姉たちが密談をしていた。
ここでようやくイロモノ大王の強烈なビジュアルが解禁!
股間にギャロップを履いたこの変態がイロモノ大王である。

姉たちはイロモノ大王にエリカを潰すように依頼していた・・・

さて。
ミラクルボイスを授かったエリカに、とうとうデビュー曲の目星がたった。
その曲名こそが『きみはホエホエむすめ』だ。
だが、この伝説の曲は大手プロダクション社長が隠し持っている。

ここは小細工不要の強行突破で曲を強奪します。
同行はムラサキ、ミドリのケンカコンビで事務所に突入します。
さすがは八犬士のアタッカーたち。
ポリナベプロの社長を脅して『きみはホエホエむすめ』をゲット!

しかし、入手したのはメロディーのみで、歌詞はなかった。


今度は歌詞探し。
参謀のホシミちゃんと一緒にFテレビ局へ向かいます。

そこで出会った芸能人のおっかけをしている少女モモミが仲間入り。
エリカ(ミラクルボイス)
ホシミ(占い師)
ヤヨイ(資金調達)
ミサオ(ハッカー)
ヤチヨ(マネージャー)
ムラサキ(花火職人)
ミドリ(暴走族)
モモミ(潜入捜査)
ついに、エリカの率いる八犬士が勢ぞろいしました。

ホシミとモモミを同行してスタジオに入ると・・・

いきなり暗黒イロモノ大王が登場!!


■エリカのこうげき!
― うたはー かんどうー♪ うたはー いのちー♪
― イロモノだいおうはかんどうした!

■イロモノだいおうのこうげき!
― 「きゅうきょくイロモノポーズ!!!」
― エリカのからだからちからがぬけた!

この世紀の凡戦は引き分けとなった。
どうやら暗黒イロモノ大王は本気を出していないようだ。

作詞家は第4スタジオにいると告げ、イロモノ大王はその場を去った。
これはワナに違いない。
第4スタジオまでの道のりには、イロモノ軍団が待ち構えていたのだ。

1スタにはアイドルくずれのムキムキ隊。
2スタには元プロ野球選手の”ががわ”と対決
3スタにはお笑い関取ブラザーズがとおせんぼ
このあたりからコマンド選択が難しくなってきますね。

ようやく第4スタジオにたどり着くものの、作詞家はすでに死んでいた。
そこでホシミの霊能力が活躍。
イタコ能力で作詞家を降霊します。

ついに『きみはホエホエむすめ』の詞を手に入れたエリカ。
全世界へのデビューが見えてきました。

 

ACT.4 ~イロモノ四天王~

別行動をとっていたヤヨイは、あっという間に資金を調達していた。
すでに小国の1つや2つを買収できるほどの資金を手に入れていました。
ミドリは衛星にハッキングして全世界に中継できるようにしていた。
その名も「ラブ・エリカ・チャンネル」

デビューに向けて順調に進んでいたが・・・

TVをつけると、そこにはイロモノ大王からの宣戦布告の映像が流れていた。
暗黒イロモノ大王は黙っていなかった。
ホシミちゃんがイロモノ大王に誘拐されてしまった。
「ホシミを返してほしければ、我が城へエリカひとりで来い」
イロモノ大王の本拠地は鹿児島県の阿蘇山にある。

エリカはホシミの救出のため、単身で敵陣へ向かったのであった。

そこに待ち構えていたのは、イロモノ四天王
・やもりミユキ
・たじろマサシ
・やけにくわし
・われなべトオル

なんというイロモノタレントだ・・・
井森美幸っぽい人、田代まさしっぽい人、渡辺徹っぽい人がいますねえ。
この四天王を倒したら、ホシミを返してやるという。


やはりエリカだけでは、イロモノ四天王を倒すのは難しい。
行き詰ったエリカの元に、モモミちゃんが助太刀にきてくれました。
芸能人に詳しいモモミちゃんが打開策を提案してくれます。

特に凶悪なのが田代まさし、、、じゃなく”たじろマサシ”です。
ブチ切れてナイフで突進してきます。
ぜったいクスリやってるだろこいつ・・・
こいつの刑務所行きを予言していたかのような展開です。

モモミちゃんの手助けで四天王を倒したエリカ。
囚われたホシミを助けるため、暗黒イロモノ大王に詰め寄った。

 

ACT.5 ~イロモノ大王~

ホシミは暗黒イロモノ大王のスパイだった。
この衝撃の事実に、さすがのエリカも動揺するかと思われたが。

エリカは強くなった。
あらゆる状況に対応できる強さを身に着けていた。
最終決戦がはじまります。


すいません。
2度もゲームオーバーになってしまいました。
でも、イロモノタレントになったエリカちゃんを見れて満足です。

イロモノ大王の目的は“世界平和”だった。
争いのない世界 ―
全人類をバカらしくもハッピーな世の中にしようと夢見ていた。
それが”暗黒イロモノ天国の乱”だった。
道は違えど、エリカも共感できる思想でもあった。
だが、エリカは自分の夢を曲げたりしない。

衝撃の展開は続きます。
エリカ潰しを依頼した姉たちは洗脳されイロモノタレントになっていた。
さらに、エリカは暗黒イロモノ大王の孫であるという事実も発覚!

だあーい♪ どーんでーん♪ がえしっ!

さあラスボス戦だ

■イロモノだいおうのこうげき!
― 「イロモノα光線」をはなった
― エリカに大ダメージをあたえた!

■エリカのこうげき!
― エリカはとぼけた
― イロモノだいおうはかんたんにだまされた!

■えどがわムラサキのこうげき!
― ムラサキはやもりミユキをかやくでふっとばした
― やもりミユキをやっつけた!

■イロモノだいおうのはんげき!
― イロモノだいおうはバーサクモードになった
― 「イロモノα光線」をはなった
― ムラサキはイロモノのひとになってしまった!
― ミドリはイロモノのひとにされてしまった!


ムラサキ、ミドリ、ヤチヨが倒された。
絶体絶命のエリカの前に、怒り狂ったイロモノ大王の刃が迫る!!

その時、スパイだったはずのホシミが動いたのだ。

イロモノ大王の刀は、ホシミの体を貫いた。

エリカを守るために、ホシミは八犬士の役目を果たしたのだった。

そしてイロモノ大王の弱点が股間のギャロップであることを告げ、彼女は倒れた。

股間のギャロップをとられたイロモノ大王は正気に戻り、この最終決戦はエリカたちに軍配が上がった。

そしてエンディングへ。


エリカたちを阻む存在はいなくなった。
だったら善は急げだ。

ヤチヨ「エリカちゃん、私たちここでデビューすることに決めたわよ」
ミサオ「世界中の通信網はウチらの好きなように操れるんや」
ミドリ「ここでその模様を強制放送しちまおうってわけだ」

世界中のテレビにエリカが映し出された。
いまだかつてこれほど大胆な電波ジャックがあったであろうか。

こうして、伝説のアイドルソングが初お披露目されたのでした。

『きみはホエホエむすめ』

最近は昔やったゲームがどんなゲームだったか忘れやすくなってきました。
もう年だから仕方ないですけど。
あらためて遊んでみると鮮明に思い出します。
長期の出張でヘトヘトでしたが、わざわざファミコンもっていってよかったです。

でも気を付けてほしいのは、ホテルのテレビはAV入力端子がついてないこともあります。
せっかく持って行っても遊べなかったわ!
ってなることもあるのでマネしないでね。