ゲーム雑記：みちのく秘湯恋物語
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『みちのく秘湯恋物語』 1997年発売（FOG） みちのくに咲く、恋の花 |
年末から続けて投稿してきた実写背景ゲーム第３弾です。
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年は異常に寒い日が続きますね。
なので温泉気分を味わって心も体もあったまろうと思います。
てことで、『みちのく秘湯恋物語』をやっていきます。
元祖”旅ゲー”と呼ばれ、『風雨来記』の元となった作品です。
難しいのかな？
大丈夫だろうか・・・
フォグ作品ってだけで身構えてしまう。
全部『久遠の絆』が難しすぎたせいです。
本作の主人公は天草遊也、大学３年生。
東北にある実家から離れて、東京の大学で写真家を目指している。
多額の仕送りで生活している親のすねかじりクズ野郎です。
この男の家柄は、代々続く花札の流派の師範。
なんだそりゃ・・・時代錯誤はなはだしいな。
しかも花札の腕は師範の父をも凌ぐ才能があるという。
くっ、この世界観！！
シビレるじゃねーか。
相変わらずPS1でこの実写画質のよさは恐れ入ります。
本作の目的は、ズバリ！
えっちな写真を撮ることです。
それ以外に見どころはない！
東北が好きだったり民俗学が好きな人なら別の楽しみ方ができますが。
タイトルにもある通り、温泉でえっちな写真を撮りまくるのじゃ。
だがしかし・・・
女の子の写真を撮るためには花札勝負に勝たなくてはならない。
参った・・・
花札のルールが全然わからない
当然ながら何度挑戦してもまったく勝てないのです。
主人公は花札が強いという設定が早くも崩れてますよ！
このままではえっちな写真どころか風景写真すら撮れない。
「もういいや。シナリオ進めよう」
なんて思っていたら、写真を撮らないと最初の舞台中尊寺から移動できない始末。
ここで２週間くらいこのゲームを積んでしまいます。
ひさしぶりにプレイしておよそ１時間・・・
運よく勝つことができました。
なんとなく花札の役も覚えてきました。
こうなったら私は強い。
格ゲーとボードゲーム以外はゲーム全般そこそこ上達が早いのです。
これでまずはメインヒロインの佐藤朱鷺子ちゃんを撮影。
でも今回狙っているヒロインは別にいるのでガッツリ攻めないでおきます。
さて、このゲームのシナリオについても触れておきましょう。
本作はかなり強引な展開で進んでいきます。
色々とツッコミどころ満載なシーン乱れ撃ちです。
神社で出会った朱鷺子ちゃんを写真のモデルに誘う
↓
なぜか花札で買ったら撮影してもよいという条件が提示される
↓
突然服を買ってきて着させるという貴族の遊びをする
神社にいながらどこで服を買ってきたんだよ。
どういう状況？
こうして朱鷺子ちゃんとの、みちのく旅行が始まったのでした。
中尊寺を抜けると、三角冴子という人物が現れてました。
この女性もえっちな写真が撮れるヒロインのひとり。
朱鷺子の父の借金とりのために卑劣な手段で追ってきます。
事故死した朱鷺子の父は、花札賭博で借金を抱えていた。
三角冴子は、その取り立て屋の社長秘書。
朱鷺子の父の遺品を執拗に探し回っている。
この人も狙ってないので極力関わらないようにします。
（でも絶対にえっちな写真は撮らせていただきます）
～１日目～
混浴きたー！
朱鷺子ちゃんと適当に観光してそのまま旅館にチェックイン！
モデルを頼んでおきながらまったくシャッターを切らなかった男。
それが天草遊也という稀代のヌードカメラマンである。
この男、温泉でしかシャッターを切らないのだ。
そして、一度カメラを構えると止まらなくなる。
それがこの男のロマンだ。
これで花札で勝利した撮影回数はすべて使い切りました。
じゃあどうする？
また花札勝負を挑むしかない。
このゲーム、場所を選ばず花札ができる。
風呂の中だろうと素っ裸で花札やってるイカレた連中だ。
出禁だろ
しかも温泉で花札やると、きちんとグラが裸に変わるという。
そのこだわりと情熱は意味がわからないよ。
で、当然花札には勝てない。
「よし！もう一度勝負だ」
ってなるんですが、『のぼせるから１回だけよ』ときたもんだ。
なぜそこは現実的にするんだよ。
温泉からあがったらお色気シーンに突入！
まあ私はＰＳ版なのでそんな期待できるような展開はないです。
サターン版は年齢制限作品なので、おそらく何かあると思います。
２日目は”遠野物語”で有名な姥捨て山などを観光。
私は民俗学がちょっとだけ好きなので勉強になりました。
残念ながら２日目は温泉シーンなし。
１枚も写真撮らずに観光してただけだからご褒美ルート逃したな。
ただ、朱鷺子ちゃんとの仲はかなり親密になっていきました。
まずいな。
このままでは朱鷺子ルートになってしまいそうな予感・・・
～３日目～
ようやく登場してくれました。
16歳の高校生、刀堂愛絵里ちゃんが本作の狙いの女の子です。
愛絵里ちゃんは実兄に恋しているヤバい娘です。
わざわざとうほくに住む兄に会いにきていたところに遭遇。
まずはこの娘の写真を撮りまくるためにすることは・・・
そうですね、花札です。
この世界では花札＝挨拶みたいなもんだ。
もはや何の疑問も持たず常識であるかのような展開。
朱鷺子ちゃんと相当勝負した甲斐もあり、結構勝てるようになった。
なにしてんだこいつら
この子が登場してさらによくわからない展開が続きます。
３日目は肝心の東北観光もショボい場所ばかり。
とりあえず愛絵里ちゃんルート確保に向けて撮りまくります。
とはいえ、どうすれば個別ルートへ行けるのかまったくわからん。
やはりフォグ作品のADVはクセが強い。
いったん愛絵里ちゃんと別れて朱鷺子ちゃんと合流。
そのままホテルへ向かうと・・・
そこには号泣している愛絵里ちゃんが待っていた。
これは修羅場かな？
と思いきや、まさかの３P展開に向かいそうな予感。
朱鷺子ちゃんが気を利かせてくれました。
無事に２人目のえっちな写真撮影に成功しましたよ。
彼女は16歳の高校生ということで露出は少な目でした。
個別ルートの法則がまったくわからないので、入浴写真コンプを目標にがんばろうかな・・・
そうなると、残るヒロインはあと２人。
なんとしても入浴写真を手に入れたい。
そのためには、花札を勝てるようにならないとか・・・
だるいな。
だって花札とかある程度仕組みが分かったところで運ゲーだし。
朱鷺子「この映画の結末はどうなるのかしら・・・」
いやいや。
いまのところクソ映画で終わっちゃいそうだよ。
映画のような展開が待っていたとしても、どうせ花札やるんだろ？
どんなB級映画だよ。
まさか本当にB級映画のような展開が待っていました。
三角冴子がアヒルさんボートに乗って襲撃しに来た。
ウソみたいな展開に思わず苦笑してしまいました。
朱鷺子の父の遺品を奪いにやってきた冴子。
だが遊也たちもこのまま引き下がるわけにはいかない！
だったら・・・
花札で勝負だ！！
こいつらはどこでも花札ができる能力者たちだ。
さらに今回は三つ巴戦。
今までと違うルールの花札が始まった。
チュートリアルが一切ないので混乱しました。
今までやってた”こいこい”とは役が違う。
桐島？藤島？？表菅原？？？
全然わからん。どうなってんだこのルールの花札。
しかも３人になったことで戦略が大幅に変わってくる。
幸いにも朱鷺子ちゃんが勝ててもいい協力プレイで助かった。
完全に勝負を捨てて朱鷺子ちゃんが勝つように札を捨てました。
見事、一発で冴子戦を突破しました。
朱鷺子ちゃん+400点超え
遊也は-500点
花札に勝ったものの、冴子の執念は凄まじい。
今度は旅館の女将に扮して遺品を奪いにやってきた。
しかし遊也はおっぱいに気をとられて冴子だとわからない。
どうしようもないクソ主人公だな。
こうなったら盗撮だ！
マーシーもびっくりの高度なテクニックで冴子の撮影も成功。
この男、もしかしたら本物なのかもしれない。
残すはいまだに登場していないヒロイン森岡由美ちゃんのみ。
この映画は、はたしてどうなるのか？
せめてテレ東の午後ローで取り上げられるレベルを期待したい。
～5日目～
青森県に突入。
朱鷺子ちゃんとの旅もそろそろ終着駅だ。
舞台は恐山。
そこでようやく最後のヒロイン、森岡由美ちゃんが登場。
由美ちゃんを強引にナンパしてモデルを懇願します。
「それってお風呂とかでも撮るんでしょ？」
オマエはなぜそれを知っているんだ。
そうですとも。
遊也はそのためだったら何でもしますよ。
「じゃあ花札で勝てばいいのね。あたし結構得意なの」
そうだった。
結局花札がすべてだよな。
由美ちゃんは最後の難関。
三つ巴戦の”花合わせ”で１位にならないと撮影させてくれない。
まだルールもあやふやな私だったのですが・・・
うむ。
我ながらゲームの才が素晴らしいな。
なんと１発で勝利。
花札なんてちょろいですわ。
残念ながらソロショットは撮れなかったものの、これで全員のヌード撮影達成。
説明書にはしっかりソロ入浴カットがあります。
なのでこれは朱鷺子ルートに入っちゃったようです。
どうも3日目に恋愛成就の神社でお守り買ったのがよくなかった。
あれでルートに入っちゃった気がする。
もしかしたら１周目は固定ルートなのかなあ。
朱鷺子ちゃんルートです。
借金返済のために、ヤクザの親分の嫁入りすることになった朱鷺子。
ここで遊也が男を魅せるっ！
愛する朱鷺子を取り戻すため ―
写真家の夢をつかむため ―
ヤクザと花札で勝負だ！
ラスボス戦です。
ここで負けたら最終セーブ箇所からやり直しとなるのかな。
メッセージスキップのない本作でやり直しはキツい。
だがしかし。
自分の才能が怖いわ。
ルールすら知らなかった花札が、もはや特技と言っていいレベル。
余裕の１発撃破です。
結婚式に乗り込んで花嫁を奪うというアツい展開。
ヤクザ相手に丸腰でミッションを遂げるその男の名は・・・
天草遊也
稀代の天才花札師であり、天性のヌードカメラマン。
全裸監督もびっくりの半生だったという。
＿人人人人人人人人＿
＞ 映画化希望！ ＜
￣Y^Y^Y^Y^Y^Y￣
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