カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

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雑記:夏 少 女 !

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ゲーム雑記:夏少女(PS2)

『夏少女 Promised Summer』

2004年発売(サクセス)
ジャンル:恋愛ADV

純情で未だ恋を知らない少女たちとの思いがけない出会い
それから3年間、少女たちと積み重ねていく淡い思い出…
夏 ―
夏が巡る度、思春期の少女たちは大きく変化していく

いつまで暑いんだ今年は。
5月頭から30℃超えたままじゃないか。
暑すぎて夏らしいこともできない。
だったらゲームで夏を楽しむしかないか。


今回は『夏少女』というギャルゲーをやっていきます。
本当は『風雨来記2』を買ってこようと思ったのですが1万円もしたのでやめました。
中古1300円の夏少女、そのポテンシャルはいかに?

まずはヒロイン紹介。
本作は田舎町に住む小学生3人がメインヒロインになります。

芹沢明希ちゃん(小6)

天真爛漫なスパッツ少女。
好奇心旺盛で頭より先に体が動くタイプ。
その場にいるだけで人生を楽しい気分にさせる。
感情の変化が顔に出るタイプで、クルクルと変わる表情は見ていて飽きない。

 

結城京ちゃん(小6)

黒髪長髪の大和撫子。
老舗旅館『みやこ』の娘で主人公の親友の妹。
自分の感情よりも気遣いが先に立つタイプ。
その優しい微笑みは、周りの人をホッとさせる。

 

東絢水ちゃん(小5)

警戒心が強く人見知りするタイプ。
研ぎ澄まされた言葉には、鋭い棘が潜んでいることもしばしば。
動物に例えるなら子猫。
好意の示し方も、猫のように素直じゃない。

 

以上の3人が夏少女のメインヒロイン。
みんな女児です。

さあ誰にする?


ほう・・・


ふむふむ・・・


芹沢明希ちゃん一択です!

天真爛漫なツインテール元気っ子。
脇をぺろぺろしたくなる女の子です。
小学生女児は活発な子がいいですね。
異性をまったく気にしない感じが、まさしく”夏少女”と呼ぶにふさわしい。

そしてこの女児たちのお母さんも若々しい。
普通のギャルゲーだったらヒロインをつとめることも可能なのだ。

それでは、本作のシナリオと設定について書いておきましょう。

 

物語紹介

ある夏休み、主人公の瀬川真人は、天文部の友人、結城樹一郎に誘われ、樹一郎の田舎である上郷町を訪れる。

そこで出会った3人の少女との物語 ――

主人公は高校3年生。
天文部のため、星空の観察が目的で田舎町に訪れます。
期間は1週間。

私としては、女児との楽しい夏の思い出を体験できたらベストですが・・・
元々エロゲーの移植だろうし?そんな素敵なADVにはならないだろうなとは思ってましたよ。
だから後々とっても後悔する結果となってしまったのですが。

この『夏少女』は、ヒロインの肉体的成長が魅力のひとつ。
期間は3年間。
主人公は夏休みの短期間しか少女たちに会えません。
思春期のヒロインたちは、外見的にも内面的にも変化が見られます。


1年目は女児との出会い。
仲良くなる主人公と3人の女児との関係は、”夏の思い出”として最高の形で締めくくります。
ただ、本来の目的である天体観測はまったくしない。
シナリオライターが天文学について無知すぎたからじゃないかな?
全然シナリオに天体観測が絡んでこない。
BUMP OF CHICKENのほうがよっぽど天体観測してるわ。
だから、主人公は何のために田舎に来たんだよ!とツッコミたくなる。
ただただ女児好きの変態ロリコン野郎にしか見えなくなる。


そう。
主人公は変態ロリコン野郎なのだ。

システムは選択肢のみ。
最初の三択がノーヒントなだけで、それ以降はカンタンですね。
やり直しロードは最初の三択以外一度もしませんでした。
アキちゃんの好きなアイスの種類も一発で当てられるんだから、私のギャルゲースキルも衰え知らずだな。

1年目はアキちゃん一筋で無事に終了。
明希ちゃん「・・・来年も、またウチのお店に・・・」
喉元まで溢れた少女の言葉は、寂しさであふれそうだった。
虫取り
手持ち花火
宿題のお手伝い
一緒におとまり

田舎に住む小6の女児にとって、あっという間の1週間だった。
でも、お互いに恋心を見せることなく、いい関係で終わりをむかえました。

 

だが、主人公は変態ロリコン野郎だ。

「またアキちゃんに会いたいな、デュフフ」

 

2年目の夏


ここで、天文部の後輩であるメガネっ子が登場。
今年は白山奏芽ちゃんも一緒に上郷町にやってきた。
このメガネさんはコンシューマ版の追加ヒロインとなっている。
いやーちょっとマズったな・・・

追加ヒロインで1年目に出てこなかったってことは、2周目かヒロイン未決定でルート開放されるキャラかと思い込んでました。
本来は大好物のメガネっ子も、女児の魅力には敵わない。
2年目もアキちゃん一筋を通さないと。


しかし、そこには ―
私の知るアキちゃんはいなかった。
この地球上から完全に姿を消してしまったのだ。
中学生になった芹沢明希 ―
小6から中1の間の思春期は、諸行無常の響きあり。
足はスラっと伸びてきて、胸のふくらみも気になってきた。

ただ、天真爛漫な彼女の性格は相変わらずだった。
そこに”夏”を思い出させてくれる。


みやこちゃんはセーラー服がよく似合う少女に成長していた。
オッパイも中1にしては発育がよく見事なものだ。

ただ、あずみちゃんは1年前と変わらない姿、小学生のままだ。
この子の設定はよくわからない。
過去の事故で1学年留年してるっぽい。
小学生に留年制度があるとは考えにくいが、そこはゲームという名のファンタジー。

肉体的な成長に愕然とする主人公・・・
しかも、少女たちの変化は外見的なものだけではなかった。

白山奏芽と一緒に降り立った上郷の地で、アキちゃんは主人公たちを恋人同士だと誤解していた。
男女の関係、つまりは異性を意識する年頃になっていた。
アキちゃんの口から出た“恋人”という言葉に驚きを隠せなかった。

2年目は違和感。


1年ぶりに出会った思春期の少女たちの変化に驚愕することになる。
異性を意識し始めるアキちゃん。
去年とは少し違う少女たち3人の関係。
成長しているってこと。
それが私を悩ませる。

だが、ADVのヒロインルートという筋道はあまりにも非情。
プレイヤーの違和感など関係なく、アキちゃんとの恋愛は進展していってしまう。


厄介なのはそれだけじゃない。
メガネさんがもうグイグイ攻めてくる。

勘弁してくれ
お前はかわいいよわかったよ
でもメガネっ子は今回必要ないんだよ
ってかメガネ外して色仕掛けしてくる時点でメガネっ子失格だからな
絶対やっちゃいけないことなんだよそれは


天真爛漫なアキちゃんの性格は変わってない。
でも口から出る「恋」だの「愛」だのいう言葉は、軽いものだとしても重く感じてしまう。
女児だった仲良し3人組の関係も少しずつ変化していた。
あやみちゃんと一緒にいられる時間が減ったお姉さん組の気遣い。
自分の気持ちだけで突っ走ってた去年のアキちゃんはもういない。
相手の気持ちも考えて思い悩む ―
少しずつ、大人になっていくんだなあ、と。


あーやり直したい

この主人公の本音が・・・
いや私の本音が漏れたな。
こやつ、ただの変態ロリコン野郎ではなかった。

変わってしまうことへの罪悪感がすごい。

だって主人公は夏の短い間にしか現れない異邦人なんだよ
それがいたいけな少女に恋愛感情を抱かせてよー
田舎だけど楽しく幸せに暮らしていた少女たちの関係を引き裂くことになるんだぜ?

恋愛ADVで恋愛したくないって感情になるなんて珍しいわ。
まさかギャルゲーがプレイヤーのメンタル面を左右するとは思わなんだ。
『この子を攻略したい!』
という気持ちこそが、ギャルゲー攻略にとって重要であると改めて認識しました。

このあとの展開が恐怖でしかない。
できることなら3年目の展開で、アキちゃんルートから仲良しEDみたいなルートになってくれないかな。

「明希ちゃんとキスするの、いや?」

どうやらもう、後戻りはできないみたいだ。

 

3年目、最後の夏


いつだっただろうか ―
天真爛漫で元気に虫をおいかけていた女の子と偶然出会ったのは。

そんな思い出の女児の面影を残す、メス顔をした少女が目前にいる。
3年目の夏休み。
昨年、告白された少女の名前は芹沢明希ちゃん
以来、アキちゃんとは文通をして1年が経ちました。
もうおしまいである。

こうなったらちゅっちゅして、締めくくるしかない。
これは罪だな。


大好きな人との再会を1年間も待っていた少女は、外見も内面も別人ですよ。
2年目に感じたアキちゃんの年上の異性への憧れは、恋に変わっていた。

もうこうなってしまったら、恋愛シナリオの側面しか描写しなくなってしまう。
わかる。
わかるよ?

でも今回はそうゆーの望んでないんだよ。

私が望んでた『夏少女』は、このCMみたいな雰囲気だったんだ。

まあ主人公が年上の異邦人ってところでもう無理な設定なんだけど。
量産型のコンシューマ機ギャルゲーなんて大半は元エロゲーだからしょうがない。

そうなると、どうやってベッドインさせるかって展開にどうしてもなってしまうわけで。


そのための”餌”となってしまうのがメガネっ子というツラい展開。
ずっと主人公が好きだった白山奏芽ちゃん。
全国模試がトップクラスにも関わらず、主人公と同じ大学までついてきたお嬢様。

メガネっ子にこんな仕打ちをしたくないのよ

もうメンタルはズタボロですよ。
こんな状態でアキちゃんEDを迎えなければならないのか。


はい、ちゅっちゅしましたよ。

この罪悪感はなんだ?

3年目は一番危惧していた仲良し3人組の描写はほぼなし。
まあそうなるわな。
恋愛ADVでそこの描写を書いてくれる作品は、ガチで泣かせにくるやつだからな。
正直『夏少女』のような爽やかなイメージにはそぐわない。
3年目はアキちゃんのママンが隠れてセーラー服着てるシーンがエッチぃでよかったくらいか。

それから ―

 

今年の夏


ベッドの隣には知らない女性がいる。

たしか・・・

そうだ
39℃のとろけそうな日
炎天下の田舎町で出会った女の子

純真無垢で天真爛漫な小学生

その女の子を奪い去って汚れた都会に連れ去ったのは・・・

わたしです

天体観測はもうやめました

毎晩、女体観測の日々でございます