ゲーム雑記：エーベルージュ

『エーベルージュ』 1997年発売（タカラ） ジャンル：恋と魔法のシミュレーション 時空を超えた遥か彼方の宇宙に存在する世界”ワーランド”。 かつてこの世界は、一人の女神に存続の危機を救われた。 だが、考古学者ザクセンは、再び悪い兆しの訪れを感じる。 彼は学園を創設し、神話「EBEROUGE」に語り継がれる “創造魔法”の使い手を育てようとする・・・。

世界終焉の危機を救うため、創造魔法の使い手になるべく奮闘するハリーポッター的な主人公・・・

なんてメインシナリオは一切無視して恋愛を楽しむよ！

まんま「ときメモ」システムの育成SLG作品ですからね。
期間は小学校5年～高校３年までのロングスパン。
てことは・・・
小５の女児が思春期を過ごして大人の女性になる過程も楽しめるってことだ。

さっそく、舞台となるトリフェルズ魔法学校の女児たちをご紹介します。

トリフェルズ初等部

ノイシュ（CV：白鳥由里、大谷育江）
主人公のルームメイトで、小学生のときは男の子。
特殊な種族の生まれで、体の成長とともに性別が変化する。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）トリフェルズ校
（高等部）トリフェルズ校

 

カステル（CV：冬間由美）
ワガママなお嬢様キャラで自分が一番じゃないと気がすまない。
季節祭や新年祭では積極的に主人公を誘ってくる。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）王立芸術院
（高等部）トリフェルズ校

 

エルツ（CV：根谷美智子）
下町出身のチャキチャキ娘。
なにかと難しい性格だが、基本的に”同調”してあげればいい。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）マンハイム校
（高等部）トリフェルズ校

 

リンデル（CV：渡辺久美子）
両親が武術道場を経営していて武術魔法が得意。
勝気な性格だがカワイイものが好きな一面もある。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）バートバイル校
（高等部）トリフェルズ校

 

モリッツ（CV：宇和川恵美）
おしゃべり大好きな情報収集女の子。
自室での会話では女の子の相性や趣味を教えてくれる。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）バートバイル校
（高等部）トリフェルズ校

 

コー（CV：大谷育江）
元気でかわいい本作のマスコットキャラ。
ちっちゃいにも関わらずバスケ部に所属している。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）マンハイム校
（高等部）トリフェルズ校

 

フェルデン（CV：山崎和佳奈）
本を愛する物静かな少女。
物語の核を担う神話の本を見つけ、古代の歴史を探求していく。
（初等部）王都魔法学校→トリフェルズ校
（中等部）レジデンツ校
（高等部）トリフェルズ校

 

ユーロス（CV：前田千亜紀）
気弱で優しい動物大好き少女。
体が弱いため、小学校卒業後に転校してしまう。
そのため、仲良くなっても告白されることはない。
（初等部）トリフェルズ校
（中等部）シャルロッツ校
（高等部）シャルロッツ校

 

小学校で登場するヒロインは以上の8名。
特殊な娘が2人いますね

ひとりは雌雄同体というトンデモ設定のメインヒロイン。
ノイシュちゃんは初等部の2年間の接し方で、後の性別が変わります。
小学生のときは男の子という設定で進みます。

もうひとりはユーロスちゃん。

なんと小学校を卒業後すると転校してしまうのだ。
途中から二度と会えないというヒロイン。
育成SLGでそんなヒロイン聞いたことがない。

そうなると俄然燃えてくる！

絶対に攻略できるはずだ。
ってことでヒロインはユーロスちゃんに決定。
このゲームはときメモの3年間に比べて長すぎる。
だから初等部の2年間でスパートかけて攻略したい。

さっそくスタート。
主人公カルナック含む同級生は全員魔法学校の寮生活。

相部屋の相手はノイシュちゃん。
ノイシュは初等部だと男の子扱いです。
もうこの時点でえっちな展開すぎる。
ノイシュは女の子っぽい性格が芽生えかけているからだ。
しかも雌雄同体とかいうトンデモ種族。
お●ん●んついてるのかな・・・

まずはクラブ活動選び。
いろんな女の子から一緒のクラブ入部に誘われます。
主人公モテモテだな。

カステル、ノイシュの勧誘を辞退して、私は生物部に入る！
ユーロスちゃんの加入している生物部に入るのはマスト。

すでに生物部に加入したあとに、コーちゃんが登場。

ブルマ姿が眩しすぎる

やばいコーちゃんかわいい。
ちっこくてロリロリなのよ。
しかも声優がピカチュウの人という完璧ロリ。
いつも元気いっぱいでクラスの雰囲気を明るくしてくれます。

探検が大好きで高校生になると主人公と探検するイベントが多く発生するようだ。
身長は中２のときに149cmとある。
そこまでちっこくない気もするが、舞台がドイツっぽいので他のキャラは軒並み高身長。

ユーロスちゃん攻略に失敗したらコーちゃん狙いかな。
初登場ブルマ姿はかなり心をもってかれました。

続いてフェルデンちゃんと出会うことになる。
おい、ちょっと待てよ。
かわいい子が多すぎるってこのゲーム。

フェルデンちゃんは文化系女児。スポーツなんてしない。
笑顔が尋常じゃなくかわいい。
だから好感度が上がる選択肢を選びたくなる。

ただユーロス攻略のためには他の子と仲良くなるのは危険。
なんせ初等部の2年間しかないからな。
まあ大丈夫。
フェルデンは高校に入るとロリの面影ナッシングの知的美人になってしまうから。
悲しいかな、小学生の頃だけ超かわいかった子っているよね。

とにかくユーロスちゃんとだけ親密交際を続けます。
デートはお花屋さん。
たまに動物園や水族館が無料で入れる日があるので、その日は絶対にデートに誘う。
ユーロスちゃんは動物大好き。

この病弱少女の看病をしつつ小学校ライフを楽しみます。
頻繁にイジメっ子バイケルにちょっかいを出されるユーロスちゃん。
このバイケル、絶対にユーロスのことが好きだな・・・
こんな男に負けないためにもパラメータは上げておかないと。
他の子のイベントをスルーしてるので時間は結構余る。
イベント成功のためにパラメータ上げに励みます。

（もう浮気はしない。浮気はしないぞ）

年に１度、“武闘大会”というイベントがある。
優勝候補はスタンベルクという成金貴族。
ときメモで言うところの伊集院キャラです。だからたぶんこいつも攻略できる気がする。

男子に「女のくせに」とバカにされた女の子がいた。
リンデルちゃんである。
褐色の勝気な少女で武術系に特化した少女です。
いやあ・・・好きですわぁ
CVがケロロ軍曹なのがちょっと気にくわないがリンデルちゃんも捨てがたい！

ヒロインのメインビジュアルがかっこよすぎる。
このゲームのイラストかいた絵師は本当にうまいな。
ZZガンダムと逆襲のシャアのキャラデザ担当した人らしい。

リンデルは男に負けたくないので武闘大会に参加するが、スタンベルクに負けてしまう。
控室で泣いているリンデル・・・
ごめんよ。
ユーロスちゃんのため心を鬼にしてスルーしたのでした。

これで1年目が終了。
2年目からはユーロスちゃんが「一緒に帰ろう」と声をかけてくる。
まんま”ときメモ”だな！
さらに、ノイシュが実は女の子だという噂が流れるようになる。
自分の体に変化が起きてきたノイシュは休みがちになる。
ルームメイトとしてはここで看病・・・
なんてするもんか。
今日も今日とてユーロスちゃんとデートだ。

大きいのも小さいのもみんな可愛い♡

えっちなこと考えたべ。
動物園デートは最高だな。

でもユーロスちゃんとのイベントは少ない。
ケガした動物を治癒魔法で癒したり、キライな虫を武術魔法で飛ばしたり。
イベントはうまくいったが、ユーロスちゃんだけイベントスチルがないな・・・

まさか本当に攻略不可能キャラなんじゃないか？

このとき私はだいぶ焦っていた。
なにせ転校することを主人公に告げてくれないからだ。
もうすぐ小学生生活が終わっちゃうんだよ？
お別れの甘い体験が絶対あるはずだよね？

何も起こらないまま、中学校の進路を決める時期になった。
進路選択は７校から選べる。
・トリフェルズ中等部（ノイシュ進学）
・レジデンツ校（フェルデン進学）
・マンハイム校（コー、エルツ進学）
・バートバイル校（リンデル、モリッツ進学、フォルラーツ登場）
・シャルロッツ校（ユーロス進学）
・リューデス校（ミュラー登場）
・ケンルスビュヘル校（なし）

ここは田舎中学校のシャルロッツ校に進学するしかない。
ユーロスちゃんは転地療法のためシャルロッツへ。
もちろんついていくつもりだ。

・・・

・・・

・・・ヤバい失敗したっぽい。

なんとノイシュにイタズラされて進路指導の日にちをウソつかれてた。
自分で進学先を決めることができなかった。

心当たりは大アリだ。やっぱノイシュを看病しなかったからだろうな・・・
結局、主人公は中学進学しなかった。
謎が謎を呼ぶ展開のまま、ディスク1が終了。

トリフェルズ高等部

ディスク2枚目突入。
なんとノイシュが男の子になってしまった。
このゲーム、ノイシュが女の子にならないとシナリオ詰みです。
wikiには女の子ノイシュとハッピーエンドにならないと世界滅亡しちゃうとある。

こうなったら短い人生を恋愛で楽しむしかない。

でも待てよ・・・

トリフェルズ高等部にユーロスちゃんはいない。

じゃあどうする？
ほかの女の子とイチャコラするのか？
そんな軟派な男に成り下がっていいのか？

迷わせる原因ともなる高校生追加ヒロインが4名登場する。

ミュラー（CV：山崎和佳奈）
リューデス校から転入してきた超高校級の優等生。
生物部に入るとユーロスの代わりにミュラーが入部している。
（初等部）リューデス校
（中等部）リューデス校
（高等部）トリフェルズ校

 

フォルラーツ（CV：大本眞基子）
魔法学院に入学したのに科学者を目指す変わり者。
意外と背丈が低くコーと同じくらいでコンプレックスを感じている。
（初等部）リューデス校
（中等部）バートバイル校
（高等部）トリフェルズ校

 

マリエン（CV：浦和めぐみ）
初等部・中等部と王都で育ったお金持ちの一族。
恋愛が大好きで男子生徒みんなから愛されたいタイプ。
（初等部）王立魔法学院
（中等部）王立魔法学院
（高等部）トリフェルズ校

 

ヘレン（CV：笠原留美）
時には優しく、また辛辣、掴みどころのない気分や。
絵画が趣味で美術部に所属している孤高の芸術家。
（初等部）王立芸術院
（中等部）王立芸術院
（高等部）トリフェルズ校

 

以上の4人が追加ヒロイン。
ミュラー、フォルラーツ、ヘレンの3名は、こちらからアクションをかけないとイベントはまったく起こらない。

だがマリエンは違う。格が違う。

トリフェルズ高等部に編入してきたマリエンの破天荒っぷりはなかなかのもの。
気持ちいいくらいの男好き。
朝比奈さんポジションですね。
つまり、ヤリ●ンです。

高校3年間、頻繁に主人公へアプローチをかけてくる。
そしてエロい。

なんだそのSMグッズみたいな水着は
水泳部所属で水着は全部ハイレグ水着を着用。
クラブ勧誘に水着姿でお色気作戦を敢行して女子に嫌われてしまう。
でも、夢がスーパーモデルってんだからヤリ●ンでもいいと思いますよ。

そんなマリエンのお色気にも主人公は屈しない！
どんなに冷たい態度をとっても、カステルとマリエンだけはグイグイ誘ってくるから困る。

だって・・・ユーロスのことを今でも愛しているから。

クラブにも加入せず、女の子とも遊ばず、ひたすら勉学に励みました。
高２でカンスト。創造魔法だけは一度も成功しなかった。

こんな調子で本当にユーロスＥＤにたどり着けるのか？
（小学校のお別れイベントもなかった）
（同じ中学校に通うこともできなかった）
（それでも下校時には毎週いっしょに帰ってくれた）
懸念材料も、ある。

ユーロスの趣味：文通

この設定があるから高校でもユーロスと文通イベントがあると予想していたんだが・・・
そんなイベントは皆無。
ユーロスのユの字も出てこない。

こんな調子で思春期まっさかりの3年間をムラムラしながら過ごす主人公・・・
かわいそうだな。

高校生活最後の夏。
ムラムラ解消イベントを用意してくれていました。
リンデルちゃんはいい女になったなぁ。

ぼっち主人公を海水浴に強制参加させてたマリエン様に感謝。
その後もイベントは少な目。
フェルデンとコーが世界終焉の謎に迫るようなイベントがあったが仲良くならないよう注意して過ごす。

ユーロスちゃん元気にしてるかな？

病気になってないかな？

最後の1年間は、一縷の望みを託して告白場所探しをします。
そして、ユーロスにぴったりな告白場所を見つけた。
“恋人達の森”
おそらくここだろう。

最後の希望を胸に、ついに卒業式の前日を迎えた。
親友の好雄ポジのネルトがやってくる。

「想いを打ち明けないのか？きっと女の子も待ってると思うんだ」

うおおおおおおお！！？？！！

告白相手にユーロスの文字が出現した！
どうやって？
どうやって告白するんだ！？

恋人達の森に行ってユーロスちゃんが来るのをワンチャン待つつもりか！？

主人公　「・・・なーんてね」

「実はもう彼女に手紙を書いて出したんだ」

ここにきて、文通していたという事実をプレイヤーに突きつける主人公。
そんなイベントなかったじゃないか。
マジでユーロス落とせるか冷や汗モンだったんだからな、この色男めっ！

やだぁもうユーロスちゃんったら～
濡れちゃってるんでしょえっちなんだから～

最高の気分で魔法学院の卒業式を迎えることができそうだ。
エルツ、コー、リンデル、マリエンの希望に満ちた顔 ―
主人公、スタンベルク、ネルトの凛々しい顔 ―

そして、ザクセン学院長から主人公の名前が告げられる ―

主席卒業生として、壇上に立った。

 

でだ。

どうなったかというと、主人公は教師となった。
数年後、トリフェルズ魔法学校に赴任することになり戻ってきた。
次期学院長の最有力者と噂されている。

そして・・・

 

勝ち組になった。

青春を捨てた6年間。
女の子の誘惑に打ち勝った主人公は、超絶美人になったユーロスちゃんを手に入れました。

ホグワーツレガシーでは体験できないドキドキ魔法学園生活が、このゲームにはありました。

でもオススメはしません。
問題はディスク入れ替えが大変。
2枚目以降は再会ロードするたびにディスク1に毎回入れ替えないとならない。
PS1のゲームって稀にあるんだよなこの面倒極まりないシステム。