カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

女の子が主人公のRPG攻略・紹介サイトのゲームブログ

雑記:綾辻ミステリーがゲーム化だっていうから

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ゲーム雑記:ナイトメアプロジェクトYAKATA

1998年発売(アスク講談社)
ジャンル:ミステリーRPG

199X年、人々の眠りから悪夢は消えた。
孤島の屋敷に招かれた四人は、いまだに悪夢を見ることができる人たち。
彼らは、屋敷の女主人の言葉に耳を疑う。
「世界は悪夢に侵され、崩壊の危機にさらされています」
人々の悪夢を集め、現実世界へと解き放とうとしている”何か”。
その秘密は、異形の館に隠されている。

ゲームと小説家のコラボ作品といえば?
赤川次郎、西村京太郎、山村美紗あたりが有名です。

私はこの手のゲームはあまりやってこなかったです。
本作は綾辻行人の館シリーズをモチーフにした作品。

綾辻行人は読んだことないな。
分厚い文庫が並んでるが、講談社のパケ絵はそそられないんだよね。
十二国記の小野不由美の旦那さんだってことしか情報ない。


本作は4人の登場人物が、離島の屋敷に招待されることからはじまる。
その一人にメガネ姉さんがおります。
このメガネさんの名前がミルコさん
出版社に勤めてます。

そして主人公:古我ユキヤは、離島に向かう途中で嵐により難破。
気付いたときには記憶喪失です。

OPイベントが終わってコマンド画面を開くと・・・
一般人がショートソードとライトアーマーを装備しているという。
なかなかの香ばしいアレなゲームを醸し出してくれます。


招かれた”青屋敷”という奇妙な館。
そこの当主である中村千織が、4人を招いた。
その理由は、<悪夢>の浸食による現実世界の崩壊を阻止するため。
199X年、人々は<悪夢>を見なくなった。
だが、招かれた4人には、いまだに悪夢を見ることがあった。
中村千織の父が設計した館には、悪夢を増幅させる装置だという。
そして4人は、それぞれその館とゆかりある人物だった。

翌朝、中村千織は密室で殺されていた。

はじめに言っておきます。
これは神シナリオでした。
さすが綾辻行人。恐れ入りました。

ただこのゲーム、クソゲーでした。

一流の小説家が書いたシナリオのゲーム、この流れが多い。
ゲームバランスが悪すぎて異常に難易度が高い。
ホントもったいない。
大沢在昌の”アンダーカバー”も神シナリオだが鬼クソゲーだったな。
私を苦しめる一流作家の監修ゲームは体力を奪われますわ。

ミステリーなのでネタバレせずに記事を書きますね。
なので、やっぱり女の子だけ紹介します。


招かれた4人のひとり、赤城ソウイチは多重人格者でした。
しかも、元天才子役。
だからただの多重人格じゃない。
容姿まで変えるという異次元多重人格者。
これによってランコちゃんリカちゃんに変身できます。
「クソゲーすぎるだろ」
と思うでしょうが、多重人格の理由はちゃんとしたシナリオになってます。


戦闘ではランコやリカがランダムで登場します。
ミルコちゃんもいるので、女の子2人パーティになります。

ちなみにこの戦闘がひどすぎる。
戦闘終了まで時間がかかりすぎます。
バランスも最悪で異常に強い敵がいたりします。
敵に先制されるとおしまい。ボコられます。
一番イラついたのが、麻雀牌のモンスター。
一切攻撃してこないで混乱・麻痺を延々と繰り返します。
こちらにターンが回ってきません。
5分くらい眺めていて我慢ならずシャワー浴びてきたらまだやってた。
ムカツキますねこのゲーム。

 

水車館


こんなクソゲーを我慢してプレイし続けたご褒美が登場!
最初に攻略する水車館では、かわいい女の子が囚われています。
ユリエちゃんです。

回想アニメではかわいい女児の姿が楽しめます。
今は17歳くらいになっちゃってますが、早く助けてあげないと。

ミステリ作品なので、謎解きは完成度高いです。
おそらく、それぞれの館シリーズの綾辻ミステリの内容になっている。
非常に関心させられるトリックがあり楽しめました。
ただ、ホントに戦闘がダメダメすぎますが。

中盤くらいまでは考えながら楽しんでいましたが、かなりボリュームがあるので6章で攻略サイトガン見しました。
だってこれ、無駄にディスク3枚組ですから。


ユリエちゃんを救出して、女の子パーティがほぼ完成です。
それと同時に、水車館とゆかりのあった北浜ミズキが失踪。
CV:小野坂昌也の関西弁キャラがいなくなってちょい寂しい。
密室殺人の次は仲間の謎の失踪。
さらに深まってゆく謎に、シナリオの奥深さを感じます。

ユリエちゃんは回復役。
火力がないので戦闘がさらに長期化するな・・・

 

迷路館


次の館は、ミルコ姉さんゆかりの迷路館。
『究極のミステリ』を書いたと噂の作家の住んでいた館です。
この迷路館が、もうウザいくらい面倒くさすぎるダンジョン。

ちなみにこの館には出版社の関係者が大量に閉じ込められています。
若かりし姿の京極夏彦もいました。
アンダーカバーでも京極夏彦は出演してたので、売れっ子ですね。
モンスターに代表作でもある”鉄鼠の檻”もいたし。

この迷路館をクリアして、ようやくディスク2へ。
すでにプレイ30時間経過。
しかもここでミルコクロコップ姉さんが失踪。
もうやめたいです。

 

人形館


次はソウイチの実家の人形館。
ソウイチの多重人格の原因が解明されます。
でもそんなことはどうでもいい。
なぜならロリコン人形が仲間になるからだ!

命の宿ったこの人形はマヤちゃん
ミルコ姉さんを失った悲しみをぬぐってくれます。
もう主人公のユキヤもこの女児人形にメロメロです。


ソウイチの作った最初で最後の人形。
マヤちゃんは魔法攻撃でかなりの火力になる。
終盤は成長が止まってしまったが、中盤の大事な仲間です。
声もかわいいし文句なしのロリ人形ちゃんです。


ちょくちょく挿入されるアニメーションでは、主人公が常にマヤちゃんを抱いている。
記憶喪失以前はロリコンだったことは間違いないな。

この人形館から謎解きに行き詰って攻略ガン見しました。
面倒なお使い要素がかなりのストレスでしたので。
モンスターも強くなってきてかなりシンドイです。
マヤちゃん加入したけどもうやめたいです。


奇抜な多重人格キャラだったソウイチの謎が解明。
この人形館をクリアすると、ゆかりのあるソウイチが失踪すると予想される。

青屋敷に戻り一晩泊まると失踪する・・・
そこで、ソウイチは主人公にマヤちゃんを預けることにした。

やったね。
今夜はマヤちゃんと一緒だよ。


「良かったですね、こんなかわいいお人形と一晩一緒に過ごせるなんて」

ユリエちゃんが軽蔑の眼差しを向けてきます!!
そういうの、キライじゃないです。

 

時計館


ディスク3へ突入。
この時計館が、主人公ユキヤの記憶がよみがえる場所。

そして、中村千織の密室殺人の謎も解明します。
この密室殺人はゲームオリジナルのシナリオなのだろうか?
かなり盛り上がってきた。
ゲームはクソだがシナリオが面白すぎる。

主人公ユキヤの声優を石田彰にしたのは優秀。

「すべて、思い出した」

この一言の重みはヘナヘナ声の石田彰でしか生まれない。

二度ほど寝落ちしたものの、すでにプレイ50時間経過。
人形館をクリアして、ついに<最後の館>へ。
そして、失踪した仲間を救い出さなくては。

 

最後の館


ミルコ姉さんの救出に成功しました。

今まで言ってませんでしたが、ミルコさんに肩入れする理由は画像の通り。
素肌アーマーにメガネっ娘という破壊力。
西洋アーマー着用する女性キャラでメガネかけてる人初めて見た。
この何ともいえないマニアックなセクシーさ。
ちゃんと谷間まで見せてくれる。

素晴らしいじゃないですか。
これでミルコ・ユリエ・マヤのハーレムパーティが完成です!

これでいける!
今まで十分頑張ってきた甲斐があった。
なにせこの最終章の難易度はエグい。
何時間もレベル上げを頑張ればいいんですが・・・
このゲームのレベル上げとか拷問レベルに苦痛。


ソウイチ・ミズキを救出すると、ボスの連戦が待っていた。
初戦のボス戦で20分かかった・・・
そして、満身創痍の状況で連戦が始まったんだ。

戦闘開始

不意打ちで全員に1000超えダメージ

ミルコ・ユリエ・マヤちゃん死亡

なんてひどいゲームだ。

アバタールチューナーの人修羅戦を思い出したわ

回復アイテム全部使い切り、ギリギリの状態でなんとか勝てた。
長らくRPGやってきたが、回復アイテムをラスボス戦の前に使い切ったの初めてです。

火力のない女の子パーティ。
撃破にかかった時間は約1時間。
全然削れない毎ターン瀕死状態の緊張戦。
「絶対にやり直したくない」
その一心で戦いました。

RPGでここまで緊張感もってプレイしたのはじめてかもしれない。


精魂尽き果てた。

攻略サイトにもラスボスよりはるかに強いって書いてあった。

まだラストダンジョンは続くのです。

せっかく完成した女の子パーティも離れ離れになった。

シナリオも全部わかったし、もうこのゲームに満足してしまった。

やめどきが、来た。

 

アスク講談社、恐るべし。
『スラップハッピーリズムバスターズ』のような良きゲームもあれば
『高2→将軍』のような奇抜な作品もあれば
私の愛してやまないクソゲー三姉妹
『ボイスパラダイス』
『ボイスファンタジア』
『エルフィンパラダイス』もある

そして『YAKATA』が私にトドメを刺した。

久々に未クリアで終わりたいと思います。