カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

女の子が主人公のRPG攻略・紹介サイトのゲームブログ

アイツはSIMPLE2000の中でも最弱

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ゲーム雑記:THE 娘♥育成シミュレーション

『お父さんといっしょ』

2003年発売(D3パブリッシャー)
ジャンル:育成シミュレーション

今日から突然お父さん。
小学・中学・高校と無事に育て上げることができるのか?

SIMPLEシリーズのすごいところは、「地球防衛軍」や「お姉チャンバラ」が大出世したこと。
いまだにD3パブリッシャーを支える存在になっています。
超低予算かつ超低価格で作られた数々のクソゲーたち。
その中でも最弱であろうと考えられる本作。

「予算ないけどいろんなジャンルのモノ作っといて」

おそらくその程度の会議で決められたであろうシリーズ。
それが『THE 娘♥育成シミュレーション』です!


このシリーズを記事にするのは『美少女シミュレーションRPG』以来です。
アレもひどかったですが、今回もひどいですよ。
これは某クロスレビューで何点取ったのか気になるな・・・

今までプレイした育成シミュレーションの中でも最低でした。
育成シミュなんてPS1とサターン隆盛期に山ほど発売されました。
そりゃあヒドい作品もいっぱいプレイしましたよ。
それでも本作には敵わないでしょうよ。

さっそくそのヒドさを紹介していきましょう。


主人公は何の特徴もない大学生。
親の仕送りでバイトもせずにボーっと生きてるヤツですな。

そんな彼のもとに、突然謎の宅配便が届いた。
差出人は不明のこの荷物から出てきたのは、大きなタマゴ。
そして翌朝目が覚めると・・・


赤ちゃんが生まれてました。
とりあえず育ててみることにしました。
名前はいずみちゃんです。

そして一か月後・・・


すでに小学生ほどの大きさに成長しました。
言葉もすぐに覚えるという凄まじい成長力を見せます。

そこで、小学校に入学させることにしました。
どうやって入学させたのか?
そこはファンタジーで。


いずみちゃんの通う学校の先生は紀子先生です。
紀子先生は主人公の担任でもあった人です。
6年前に生徒だった子に、6歳の娘がいることになるが・・・
こまかいことは考えたりしない先生なのです。


いずみちゃんには仲のいいお友達ができました。
クラスメイトのハルカちゃんです。
このあといずみちゃんは異常発達していきます。
そのためハルカちゃんとは明らかに同年代には見えなくなります。
こまかいことは気にしないハルカちゃんなのです。


いずみちゃんをライバル視する女の子も登場です。
ことあるごとにつっかかってくる高宮さんです。
このあといずみちゃんは異常発達していきます。
そのため高宮さんとは明らかに同年代には見えなくなります。
しかしなぜか高宮さんも同じように成長しているように見えます。
実は高宮さんはそっくりな3姉妹がいたのでした。


とりあえず育成していくことになります。
何の目的で育成するのかという大事な部分が欠如しています。
「運動」
「文系」
「理系」
「美術」
以上の4項目があります。

非常に出来の悪い育成システムだと感じます。
だから適当に全項目を平均的に上げていくことにします。


ただただ同じ作業を続けて1年たちました。
ピクニック・運動会・夏祭り・授業参観・初詣がありました。
イベントというには程遠い盛り上がりのなさでした。

これが高校卒業まで12年間もあると思うとぞっとします。

心が折れそうになったとき、いずみちゃんに異変が起こりました。


2年目は中学生ほどの外見に変化しました。
主人公はまたしても謎の組織力を使い中学校に入学させます。

なんとここから新たな項目が追加されます。
「部活」

それだけです。
それ以外は地獄の作業をずっと続けていくしかありません。

この頃からいずみちゃんは奇行に走るようになりました。
異常なまでに星空や月に執着します。
「これはフラグですよ」と言いたい気マンマンです。


さらにいずみちゃんは文化祭で「かぐや姫」の役を演じます。
まさかそんなありきたりなシナリオで終わるのか?
でもSIMPLE2000だから、それでも別にいいかなって思います。

ゲームシステムに変化はなく、恐ろしいほど単調な育成が続きます。
そうこう考えているうちに、中学1年生が終了します。
通知表は3学期通して全評価4でした。


あーあ。大人の体になっちゃった。

おっぱいも大きくなってしまい魅力なくなったな。
仕方がないから高校に通わせます。
無職の大学生がどんなコネクションで裏口入学させられるのか?
そしてどこから無限に湧き出てくる金があるのか?
そこはファンタジーで。


そんな目つきができるようになったのか。

もういずみちゃんはカワイイ娘ではなくなってしまった。
これは育成失敗だな・・・

高校生になったものの、育成パートに変化なし。
あと1年でこのゲームが終わりですね。
そう考えたらすこし気が楽になりました。

しかし3年目の1月にフリーズが発生しました。
もちろんセーブなどほとんどしてません。
まさかの中学生2月からやり直します。


3年間、私がんばりました。

とうとういずみちゃんとお別れのときです。

月に帰ってしまうのかな?

さてさて、このクソゲーの結末はいかに!?

 


苦笑いするしかないエンディングです。
おそらくこのシナリオ展開はどんな育成でも同じ結果です。
どういうことか簡単に説明しましょう。

~真相~
いずみちゃんは主人公の本当の娘でした。
しかし主人公はいずみが生まれたときにはすでに死んでいました。
そのため、いずみちゃんは父親を知らずに育ちました。
いずみちゃんは結婚して子宝にも恵まれました。
そしてその娘(主人公の孫娘)が、時空間移動を利用して宅配便で主人公にタマゴを届けたのです。
その理由は・・・
お母さんが父親の愛情を知らずに育ったことを不憫に思っていた。
そこで、孫娘世代の謎技術で時空間移動を利用しました。
お母さんをどうやって赤ちゃんに変化させたかは謎です。
それで3年間主人公に預けた模様です。
ただ、このまま育成させると歴史が変わってしまう。
未来が変わってしまうので現実に連れ戻さなくてはいけない。

というファンタジーでした。

夜中に星空を眺める奇行、かぐや姫の演技。
すべてが関係ないイベントだったようだ。


しかし、いずみちゃんは未来に帰ることを拒否しました。

未来が変わろうが、そんなことは関係ないもんね!

ってことで。

~1年後~

いずみちゃんは婦警さんになりました。
このEDの1枚絵こそが、育成パラメータにより変化します。
これだけのための育成シミュレーションです。

これを周回プレイとか地獄の所業ですわ。

EDスタッフロールは潔いホワイトバックのみ!
BGMなし無音!
スタッフすくなっ!

このゲーム、封印!