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2006年3月 Archive

MY LITTLE LOVER

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月20日 23:39

 1995年 12月3日 日曜日
 
 学校では相変わらず
 女友達の一人もいない俺。
 しかし
 こんな俺にだって立派に彼女がいる。
 
 彼女の名前は細田美幸。
 県立高校に通う2年生で
 学校では柔道部のエースとして
 活躍しているらしい。
 お互いのことを
 
  「雄ちゃん」 「みーたん」
 
 と呼び合う俺達カップルは
 毎週お互いのバイトのない日曜日に
 デートをしている。
 今日も俺達はデートをした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (もうそろそろ来る頃かな。。。)
 
 
 俺がいつものように駅前で待っていると
 「みーたん」は汗をかきながら
 走ってこっちに向かってきた。
 
 
 
 
 
 細田「はあはあ。。。。
    ごめーん!ゆうちゃん。待ったぁ??」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 「いや、全然待ってないよ。」
 
 
 
 
 彼女はいつも30分近く遅刻してくる。
 しかしいつも俺のために
 この寒い中、汗をかくほど走ってやってくる。
 俺って愛されてるなぁ。。。。
 そしてそんな彼女のことが
 俺も好きだ。
 
 
 
 
 
 
 「この前の牛丼屋「吉田屋」楽しかったね。
  今日はどこに行くの??」
 
 
 細田「うふふ。。。今日も雄ちゃんが喜びそうな場所
    考えてあるから。着いてきて。」
 
 
 うれしそうに話す彼女の後に
 俺はついていった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺達は付き合って2週間になる。
 しかしまだ手をつないだこともない。
 
 (今日こそ「みーたん」と手をつなぐんだ!)
 
 
 そう思ってみーたんの手に
 手を伸ばそうとした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 細田「雄ちゃん!」
 
 
 しかし
 そう言って「みーたん」がこっちを振り返ったため
 俺は伸ばした手を慌てて引っ込めた。
 
 
 
 (残念だなぁ。。。。)
 
 
 
 
 
 細田「うふふ。着いたよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 牛丼屋「増屋」だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 細田「さあ、入ろ!」
 
 「う、うん!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 この日も「みーたん」は
 牛丼大盛3杯を美味しそうに平らげた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 こんな感じで俺達の交際は順調にいっている。
 
 
 
 早く「みーたん」と手をつなぎたいなぁ。。。
 
 
 
 
  

ラブストーリーは突然に

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月18日 23:15

 
 1995年 11月15日 水曜日
 
 朝比奈さんとのデートから2週間が過ぎた。
 朝比奈さんは学校ですれ違ったら
 一応声はかけてくれるが
 それぐらいの関係で
 彼女との進展はない。
 
 もちろん他の女の子とも
 何にも進展はなく
 俺は相変わらず
 非モテな学校生活を送っている。
 せっかく整形までしたのになぁ。。。
 
 
 
 そうそうこの前
 ドラフト会議があった。
 今年のドラフト会議の目玉と言われていた
 合田毅キャプテンは
 どこの球団からも指名を受けなかった。
 
 どうやら合田先輩には
 ホモ疑惑があるらしく
 それをプロ球団が恐れたためらしい。
 この前も新宿2丁目に入りびたっている
 姿が写真週刊誌にスクープされていた。
 俺が野球部時代に合田キャプテンに
 好かれていたのってもしかして。。。。
 ちなみに合田先輩は
 アメリカに渡ってメジャーリーグに
 挑戦するという噂だ。
 
 
 
 
 
 
 何もない学校生活に比べ
 バイトでは多忙な日々を送っている。
 俺は月、水、木、金、土の
 週5日間バイトに入っている。
 ちなみに火曜日はエロ本を買う日なので
 バイトは入れていない。
 
 俺の担当は調理
 店の奥でポテトを揚げたり
 ハンバーガーにピクルスを
 入れたりしている。
 
 
 
 今日も店の奥で
 いつものように
 ハンバーガーにピクスルを入れていると
 声をかけられた。
 
 
 
 
 「雄ちゃん今日もバイトがんばろうね!!」
 
 
 
 「あっ、細田さん!がんばりましょう!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 彼女の名前は細田美幸さん。
 県立高校に通う高校2年生だ。
 年は彼女が一つ上だが
 年が近いため
 よく一緒に帰ったりする仲だ。
 
 
 細田「今日もバイト終わったら一緒に帰ろうね!」
 
 「はい!」
 
 細田「じゃあ私ポテト揚げてくるから!後でね☆」
 
 
 いつも通り細田さんと一緒に帰る約束をして
 俺は今日もバイトに励んだ。
 
 
 
 
 
 
  
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (やっと終わった。。。。今日も疲れたなぁ。。。)
 
 
 
 
 バイトが終わり俺が一息ついてると
 細田さんから声をかけられた。
 
 細田「雄ちゃん。バイトおつかれさま!
    じゃあ一緒に帰ろ!着替えて店の前で待っててね★」
 
 「はい。わかりました。」
 
 
 
 
 
 
 俺は着替え終わり店の前で細田さんを待った。
 しばらくすると細田さんが現れ
 俺達はいつものように駅まで一緒に帰った。
 しかし今日の細田さんはいつもと
 少し違っていた。
 
 
 
 細田「雄ちゃん。。。あのね。。。」
 
 「どうしたの??細田さん??」
 
 細田「雄ちゃんって目が押尾学に似てるよね。
    私押尾学の大ファンなの。えっと。。。
    その。。。。。」
 
 「???????」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 しばらく沈黙が続いた。
 そしてその沈黙を破ったのは
 予想もしない一言だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 細田「私と付き合ってほしいの。。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 えっ????

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 えーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺はびっくりした。
 女の子に告白されるなんてはじめてだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 細田「どう??だめぇ???」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「お、俺でよかったら。。。」
  
 
 
 少し迷ったが俺はおっけーした。
 細田さんは
 自分の理想の子とは少し違ったが
 俺は彼女というものが
 欲しかったからだ。
 
 
 
 細田「ホントに???
    ありがとう!!
    じゃあ今日から雄ちゃんは私の彼氏ね!!
    今度デートしようね!!!」
 
 「う、うん。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 こうして俺は待望の彼女をゲットした。
 
 
 
 
 今月の穴吹
 
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僕達の失敗

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月17日 23:04

 1995年 10月29日 日曜日
 
 ついに女の子とデートすることになった俺。
 もちろん朝比奈さんの電話番号は
 すぐに好雄から聞いた。
 
 しかし
 デートをすることになったはいいが
 もちろん俺は今までデートなんてしたことはない。
 デートで何をしたらいいか全くわからなかった。
 
 好雄に聞いてみても
 
 「え??デート??俺もしたことないから分からないよ。
  とりあえず適当に手つないでちゅーとかしとけばいいんじゃん??」
 
 ってなカンジで何もわからない。
 
 
 
  (どうしよう。。。やっぱりあれか。。。)
 
 
 
 どうしたらいいのか
 全く分からなかった俺は
 いつものように
 
 「HOT DOG」
 
 を買ってきた。 
 モテ男のバイブルだ。
 
 
 しかも
 運のいいことに
 今月号はちょうど
 
 「イケメンの必勝デート術」
 
 と題される
 デート特集が掲載されていた。
 
 
(なになに。。。。。)
 
 
 俺は興味深げにページをめくってみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「やっぱり女の子とのデートはショッピングでしょ!
  その子の趣味とかも分かるしね。(20歳 大学生)」
 
 
 
 
 
 「最初のデートでショピングに行って女に何か
  プレゼントを買ってあげるのが俺の必勝パターン。
  これで先月は5人もいただいちゃいました。(18歳 フリーター)」
 
 
 
 「女の子とのデートはやっぱりショッピングだよね。
  会話もはずむしセンスいいとことか見せられたら
  一気にポイントあがるしね。 (25歳 美容師)」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  そっかぁ!!
  
 
 
  よし!ショッピングに誘ってみるぞ!!!
 
 
 
 
 
 俺は朝比奈さんをショピングに誘うことにした。
 
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 返事はOK
 
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 昔、虹野さんに電話した時は
 緊張して何がなんだかわからなかったけど
 不思議と
 今回はそういった変な緊張はなかった。
 少しずつ自分に
 自信がついてきたからだろうか。
 
 こんなわけで
 俺は朝比奈さんとショピングデートを
 することになったのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そして今日がデート当日。
 俺は15分前に待ち合わせ場所に着いた。
 服はバイト代をはたいて買ったBEAMSの服を着てきた。
 ファッションもバッチリだ。
 
 
 少し遅れて朝比奈さんがやってきた。
 
 
 朝比奈「ごめーん!家出る前に友達から電話かかってきちゃって
     さぁ。。。。。今日は何見よっか??」
 
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 「こ、こ、こ、小物なんかどうかな??」
 
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 俺は雑貨屋に誘ってみた。
 雑誌によると小物はあんまり
 女の子による大きな趣味の差がないため
 楽しみやすいらしいからだ。
 
 朝比奈「うん!いいよ!」
 
 こうして俺達は雑貨屋めぐりをすることになった。
 
 
 
 
 
 
 前日に下見にきたため
 お店には迷うことなくスムーズに着くことが出来た。
 
 しかし
 初めてのデート。
 何をしゃべっていいかわからず
 全然会話が弾まない。
 
 
 朝比奈「うちのクラスの松田って知ってる??
     アイツ沙希ちゃんのこと好きらしいよ!」
 
 「俺そいつのコト知らないんだ。。。。」
 
 朝比奈「安室の新曲聴いた??あれ超いいよね!」
 
 「俺音楽聴かないんだ。。。」
 
 
 こんなカンジで朝比奈さんが気を使って
 積極的に話かけてきてくれるのに
 俺が全部会話をストップさせてしまう。
 
 
 
 (どうしよう。。。
  このままじゃいけない。。。。)
 
 
 俺があせっていると
 朝比奈さんが小物を指差しながら話しかけてきた。
 
 
 「これ超かわいくない??」
 
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 (どうしよう。。。
  ここでもし「うん」とか言ったらそこでまた
  会話が終わってしまう。
  よし!ここはあえて反対してみよう!)
 
 
 
 
 「そう??俺は全然思わないけどなぁ。。。」
 
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 朝比奈「はぁ??まじで言ってんの??」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 朝比奈さんは俺のこの一言で
 不機嫌になってしまった。
 その後俺達はほとんどしゃべらず駅に着いた。
 
 
 「えっと。。。。。
  た、た、今日は楽しかったね。。。」
 
 朝比奈「そう??私は微妙だったけど。。。」
 
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 「じゃ、じゃあ。。。。」
 
 こんな気まずいカンジで別れ
 俺の初デートは終わった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ど、どん底であります。。。。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

スマイル

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月11日 22:47

 1995年 10月2日 月曜日
 
 整形して以来
 俺は確実に女の子の視線を感じるようになった。

 街の中でも
 電車の中でも
 学校の中でも
 女の子と目が合う回数がやたらと増えたのだ。
 
 しかし
 一向に女の子の裸を見る機会はないし
 彼女、ましてや女の子の友達すらできない。
 
 
 (うーん。。。。
  まだ何か足りないんだろうか。。。。)
 
 
 
 俺はその答えを探すため最近になって読みはじめた
 モテ男のバイブル 「HOT DOG」を読み漁った。
 
 そこから分かったことは
 女の子は男のルックスに対して
 顔だけでなく
 
 「ファッションセンス」
 
 も要求しているということだった。
 
 
 
 確かに俺は今まで
 ファッションに気を使ったことはなかった。
 
 服は母親がダイエーで買ってくる
 上下で1980円のものを着ているだけで
 自分で買いにいったことはない。
 
 
 
 
 (なるほどなぁ。。。。
  どうりでまだもてないわけだ。
  。。。。。。
  よし!次はオシャレな男をめざそう!!)
 
 
 
 
 しかし
 雑誌に載っているかっこよさげな服は
 どれも高くて今の自分には
 とても手が届くようなものではなかった。
 
 そこで俺は
 ファッションにつぎ込む
 お金を稼ぐために
 バイトを始めることにした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 バイト先は
 
 
 「マツドナルド」
 
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 高校生のバイト先としては
 ポピュラーだ。
 
 時給はあまり高くはなかったが
 女の子も数多く働いてるため
 もしかしたら
 いい出会いもあるかもしれないと思い
 ここを選んだ。
 
 
 
 
 そういうわけで 部活はやめてしまった俺だが
 代わりにバイトバイトの毎日で
 相変わらず忙しい日々を送っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そうそう、整形して以来
 学校で気になることがあった。
 
 
 ある女の子からやたらに視線を感じるのだ。
 最初は気のせいかと思っていたが
 最近では
 よくその子に廊下で
 わざとらしくぶつかられるのだ。
 
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 なんなんだろう??
 もしかして俺に気があるんじゃ。。。。
 むふふ。。。
 
 最近は
 俺は期待と邪推と妄想に胸をはずませながら
 学校に通っていた。
 
 しかし
 どうやらあながち俺の邪推でもなかったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 今日の放課後
 授業が終わりいつものように
 バイトに向かうため
 急いで帰ろうとすると好雄に呼び止められた。
 
 
 好雄「お!雄吾!ちょっといいか??」
 
   「どうしたんだ??バイトあるから用があるなら
    早く言ってくれ。」
 
 好雄「お前と話がしたいって女の子がいるんだけど。。。」
 
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   「え???ま、まじ???」
 
 好雄「いいか??じゃあちょっとまてよ。
    今呼んでくるから。。。」
 
   「あ、ああ。。。。。。」
 
 好雄はそう言って隣のクラスへと消えていった。
 
 
 
 
 
(となりのクラスの子かぁ。。。。。
  でもこれはようやく整形した効果が出てきたぞ。)
 
 
 
 
 
 
 
 にやにやしながら好雄を待っていると
 好雄が見覚えある女の子を連れてきた。
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 朝比奈「朝比奈夕子でーす!あれ??」
 
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 そう、最近よくぶつかってくるあの女の子だったのだ!
 
 
 
  
 
 (そうかぁ!やっぱりこの子俺のこと。。。。)
 
 
 
 

 朝比奈「最初は面白い顔してるなぁって思って
     あなたのこと見てたんだけど、
     よく聞いたら好雄君の友達だって言うじゃん??
     で好雄君にあなたのこと聞いたらオカマ声出したり
     急に整形してきたり。。。なんか超うけるなあって
     思って。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   あ、あれ?????
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
   この子俺に気があるんじゃ。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 朝比奈「そんな人だったらどこか一緒に遊びにいったら
     超おもしろいかもって思ってさあ。
     今度どっかに遊びにつれてってよ!」
 
 
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   (ま、まじで???それってもしやデート???)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    「は、は、は、は、はいっ!!!!」
 
 
    俺は慌てて返事をした。
 
 
 
 朝比奈「あははははは。超うける!!
     ホントに??約束だよ!
     。。。。。。。。
     あっ、友達と遊びにいく時間だから
     私そろそろいかなきゃ。
     好雄君に電話番号聞いてまた連絡して!
     じゃあね!!」
 
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 それだけ言うとその女の子は急いで
 どこかへ行ってしまった。
 
 
 
 
 こんなカンジで俺は女の子と
 デートすることになってしまったのだ。
 
 
 
 遊びに行くって
 それってやっぱデートだよな??
 デートって言ったら
 あんなことやこんなことが。。。。
 えへへへ。。。。
 
 でもあの子俺のことおもしろい顔って。。。
 い、いやきっとテレ隠しなんだろう。
 照れるなんてなんかかわいいなぁ。
 
 
 
 その子が去った後も俺はずっとにやにやしながら
 その場に立ち尽くしていた。
 
 
 デートかぁ。。。。
 楽しみだなぁ。。。
 でもデートって何すればいいんだろう???
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 今月の穴吹
 
 
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ビューティーコロシアム

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月 7日 22:40

 1995年 9月4日 月曜日
 
 学校は9月1日から始まっていたが
 俺は1日、2日と休んだため、
 今日が夏休み明け最初の登校日であった。
 
 ドアを開けて教室に入ると
 みんながびっくりした顔で俺の方を見てきた。
 
 
 
 「あいつ穴吹だよなぁ???」
 
 
 「そうだけどなんかちがくない???」
 
 
 みんなが俺の方を見ながらひそひそと話しはじめた。
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    そう、俺は整形したのだ!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 合宿最後の夜
 俺は初めて生で女の子の裸を見た。
 衝撃的だった。
 今までエロ本でしか見たことがなかったものを
 この目で見てしまったからだ。
 
 合宿から帰ってもこの衝撃は続いたままだった。
 テレビを見ても
 ご飯を食べても
 そして自主練をしていても
 頭の中に浮かぶのはあの日の光景ばかり。
 
 
 
 (このままではいけない。。。こんなときはやっぱりあれしかない!!)
 
 
 
 そう思い俺は机の下からエロ本を取り出し
 いつものようにことに取り掛かろうとした。
 
 
 (今日はどのページでしようかな。。。)
 
 
 
 そんなことを考えながらいつものように
 ページをめくった。
 しかし今までのようなワクワク感がないのだ。
 
 
 (あれ???)
 
 
 俺はなんだか妙なむなしさを覚えた。
 
 
 
 しかし次の瞬間
 自分の中から強い衝動が沸き起こってきたのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  見たいっ!!!!!
  もう一度女の子の裸が見たいっ!!!!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そしてこの沸き起こった強い衝動を
 俺はもう抑えることができなかった。
 
 
 
 
 
 俺は次の日野球部に退部届けを出しにいった。
 今まではプロ野球選手になってモテるようになれば
 女の子とデートできると考えていたが
 もうそれまで我慢することが
 できなくなったからだ。
 もちろん先輩達や仲間からは引き止められた。
 しかし俺の決意は揺るがなかった。
 
 
 
 
 
 しかし野球部を勢いで退部したものの
 俺はどうやったら女のコの裸を見れるかという
 明確なビジョンはなかった。
 
 
 そこで俺はとりあえず本を買って
 情報収集をすることにした。
 買った本は
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 HOT DOG
 
 
 
 
 モテ男のバイブルと呼ばれている雑誌だ。
 
 
 家に帰って
 本を開きざーっと目を通しているとある記事
 が目にとまった。
 
  (なになに。。。。。
  「お持ち帰られギャル達のいいわけ」かぁ。)
 
 
 持ち帰られた女の子の体験談らしい。
 
 
 
 「私、顔がカッコいい人に弱いの。もう声かけられたら
  ハイ!ハイ!ってすぐついていっちゃうってカンジ。
  この前も押尾学似の超イケメンにナンパされて
  その日の内にエッチしちゃった。 (16歳 高校生)」
 
 
 「私は彼氏がいるんだけどこの前合コンで
  お持ち帰りされちゃいました。だって彼氏より
  全然カッコいいんだもん。 (24歳 OL)」
 
 
 「この前超イケメンがいたから逆ナンして
  自分からホテル誘っちゃった。
  やっぱり男は顔だよね。   (20歳 看護婦)」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  !!!!!!!!!!!
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  そうか!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 photo_oshio.gif
 やっぱり顔だっっっっ!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 顔がよければ女の子にもてるということを
 改めて確認した俺はとあるところに向かった。
 
 
 
 
 
 
  「田貸クリニック」
 
 
 
 
 
 そう整形医院だ。
 俺は整形することにしたのだ。
 
 
 
 カウンセリングの結果
 俺は目を押尾学風にしてもらうことにした。
 お金は今まで貯めたお年玉を当てた。
 
 手術は無事成功し
 手術後、手術跡が消えるまで家にこもった。
 それで1日、2日は学校を休んだのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
     
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 今日、整形してから
 はじめて学校にいったのだが
 今日はやたらに女の子の視線を感じた。
 やっぱり男は顔なんだな。
 今日が俺の高校生活の再スタートだぜ!!

超サイヤ人

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月 4日 05:04

 1995年 8月19日 土曜日
 
 
 結局梅杉先輩は初犯ということもあり
 書類送検で済んだ。
 梅杉先輩は責任を感じ
 野球部を退部した。
 そして写真部に入部した。
 
 野球部長がこの問題の責任を取り辞任したが
 野球部全体としては
 出場停止などの重い処分は課されなかった。
 俺達は高梨義信・新キャプテンの下
 心機一転再び全国制覇を目指すことになった。
 
 
 世間は夏休み。
 花火に夏祭り、海水浴にスイカ割り。
 しかし、高校球児に夏休みはない。
 もちろん夏休みも朝から晩まで練習だ。
 朝起きて練習に行き
 夜に帰ってきてすぐ寝る。
 この繰り返しで夏休みは早くも半分が過ぎてしまった。
 
 
 
 
 
 今、俺は合宿に来ている。
 朝起きて練習、練習して寝るのサイクルは
 ここでも変わることがないが
 学校に比べて設備が充実しているため
 普段よりもかなり充実した練習ができている。
 そして何よりも
 一週間も虹野さんと一つ屋根の下で過ごすのだ。
 
 
 じっさい俺と虹野さんは確実に仲良くなっている。
 この前も合宿の練習の休憩時間中に話しかけられた。
 
 虹野「穴吹君、調子はどう??」
 
 108-0822_IMG.JPG
 
   「ま、まままあまあだよ。」
 
 虹野「穴吹君、かなり上達したよね。
    高梨キャプテンがかなり期待してたよ。
    もちろん私も穴吹君には期待してるんだから。」
 
 108-0823_IMG.JPG
 
   「あ、ああああありがとう!!」
 
 こんな感じでかなりフレンドリーな会話も
 展開できるようになってきた。
 
 
 
 
 
 
 
 今日もいつものように夕食後
 素振りをするために外に出た。
 
 
 (よし!今日で合宿も終わりだ!
       もう一息がんばるぞ!)
 
 
 俺はフォームを確認しながら
 1スイングずつ丁寧に素振りをしていた。
 
 
 最初は気にならなかったのだが
 耳をすませてみると
 女の子達がはしゃぐ声が聞こえてくる。
 
 
  (なんだろう??)
 
 
 素振りを続けようとするが
 どうしても女の子の声が
 気になって仕方ない。
 集中力を欠いてしまった俺は
 とりあえず声のする方向へ
 行ってみることにした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  「こ、ここは!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 声をたどってたどり着いた先は
 なんと女子風呂の裏であった。
 
 
 
 
 
 
 (お、おおおおおんなの子のいいにおいがする!!!)
 
 
 
 
 
 
 
 俺は鼻をくかくかさせ
 全力でにおいを嗅いでいた。
 
 
 我を忘れ、においをかぐことに没頭していた
 俺だが、ふとした瞬間に目が風呂の窓の方にいった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
   !!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 なんと
 窓の鍵がかかっていないではないか!!!
 
 
 
 
 
 (もしかして窓を開けたらのぞけるのでは。。。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 どうする???どうするよ俺???
 
 
 →のぞく
 
 108-0825_IMG.JPG
 
 →やめる
 
 108-0824_IMG.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 →のぞく
 
 108-0825_IMG.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  うおおおおおおおおおおおおお!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺は窓を開けた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   !!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 108-0826_IMG.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  プチ!
 
 108-0831_IMG.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 その時俺の中で何かがはじけた。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 「こ、これが女体かーーーーーーーー!!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 

 
 
 次の日、俺は野球部の退部届を出した。
 そして夏休みが終わるまで誰も俺の姿を
 見たものはいなかった。
 
 
 
 
 今月の穴吹
  
  
108-0830_IMG.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

夏の終わり

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月 4日 02:14

 1995年 7月30日 日曜日
 
 
 夏の全国高校野球大会の県予選が始まった。
 初の全国制覇を目指すわがきらめき高校は
 絶好調!!
 4回戦まではコールド勝ち、
 準々決勝は6−0
 準決勝は9−0と
 勝ち進み、決勝へと駒を進めた。
 
 この好調きらめきナインの原動力となっているのが
 エースの2年生、梅杉和馬先輩。
 一回戦からオール完封
 そして準決勝ではなんと
 ノーヒットノーランを成し遂げた。
 
 ちなみに俺は準決勝まで
 11打数3安打1本塁打2打点
 とチームに貢献することができている。
 
 
 
 
 
 そして今日が決勝戦
 相手は甲子園の常連でもある
 白大三高だ。
 確かに強敵だが
 今のきらめき高校は絶好調!!
 ナイン全員が甲子園出場を確信していた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 しかし、事件は起きた。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 決勝戦の朝、梅杉先輩の姿はなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 合田「梅杉はまだ来ないのか??」
 2年生「それが。。。。。
     梅杉の家に電話をかけたんですが
     いつもと同じように家を出たそうなんです。
     もうとっくに着いている頃らしいんですが。。。」
 
 
 審判「そろそろオーダーを提出してください。」
 
 
 合田「分かりました。。。。。
    仕方ない、梅杉が来るまで俺が代わりに投げる!
    梅杉が来たらすぐアップをするように伝えてくれ!」
 2年生「わかりました!」
 
 
 
 
 しかし、結局梅杉先輩が現れぬまま試合は始まった。
 
 
 
 合田キャプテンは元々ピッチャーで
 梅杉先輩が入る前まではエースだった。
 
 しかし急な登板であったため
 動揺と不慣れから
 いきなりノーアウト満塁のピンチを招いてしまう。
 なんとか犠牲フライの一点でとどまったものの
 この動揺は他のナインにも伝わってしまう。
 
 好調だった打撃陣は凡打の山を築き
 鉄壁だったはずの守備にも要所要所で
 エラーが出る。
 
 結局試合は9回表が終わって
 4−3で1点ビハインド
 9回裏の攻撃を残すのみとなってしまった。
 梅杉先輩はまだ来ない。
 
 
 
 
 
 合田「最終回、絶対逆転するぞー!!!」
 部員「おーーーー!!!」
 
 
 円陣を組み、気合を入れるナイン。
 
 そこに一人の男がやってきた。
 梅杉先輩の双子のお兄さん、立馬さんだ。
 立馬さんはうつむきながらぼそっとつぶやいた。
 
 
 
 
 
 「試合が終わったら。。。。。。来てください。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     (何があったのか??ま、まさか!?)
 
 
 
 
 
 
 どこかのマンガで読んだような展開に
 ナインの間に緊張が走った。
 
 
 それだけ言い残すと立馬さんは慌ててどこかへ向かっていった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 結局試合は4−3のまま終わった。
 俺は9回裏1アウトランナーなしから
 代打で出場し、ライト前ヒットを打ったが
 試合の流れを変えることはできなかった。
 
108-0814_IMG.JPG
 
 
 試合後
 俺達は着替えもろくにしないまま
 立馬さんに指示された場所へと向かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 合田「う、梅杉。。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺達はぼうぜんと立ちつくした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 108-0817_IMG.JPG
 
 
 
 そこは警察だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 梅杉先輩はカツ丼を食べていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 梅杉先輩は盗撮の現行犯として逮捕されていたのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 どうやら梅杉先輩は盗撮の常習犯だったらしい。
 今日も試合に行く途中
 ドラムバッグに隠しカメラを入れて
 盗撮していたところを警備員に見付かり
 警察に通報されたらしい。
 
 
 
 
 梅杉「み、みんな!ちがうんだ!
    ギャグビデオを撮っていただけなんだ!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺達は警察を後にした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 学校に戻ると部員達を集めて
 合田キャプテンが話しはじめた。
 
 
 
 合田「今日もみんなよくがんばった。
    最高の試合だった。俺らは残念ながら
    全国制覇という夢を果たすことができなかった。
    しかし、その夢をもし俺の大好きな後輩たちが
    引き継いでくれたならこれほどうれしいことはない。
    。。。。。。。。
    今までこんな不出来なキャプテンについてきてくれて
    ありがとう!」
 
 
 
 合田キャプテンは泣いていた。
 今日で3年の先輩達の夏が終わったのだ。
 
 最後にみんなで合田キャプテンを胴上げした。
 
 
 
 
 
 
 帰り際、俺は合田キャプテンに呼ばれた。
 
 
 
 合田「マカオ!お前のバッティングは全国でも通用するはずだ!
    お前が3年生になった時、全国制覇するのを
    楽しみにしているぞ!」
 
 
   「は、はい!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 合田キャプテンの夢だった全国制覇。
 俺が必ず成し遂げてみせる!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 梅杉先輩の家からは大量の盗撮ビデオが押収された。
 
108-0821_IMG.JPG
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

竹山

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月 2日 11:45

 1995年 7月15日 土曜日
 
 
       な
 
 
       ん
 
 
       て
 
 
       こ
 
 
       っ
 
 
       た
 
 
       |
       |
       |
       |     

 
      !!!!
 
 
 
 この前の練習試合の後
 俺は
 相手チームのマネージャーに
 電話番号を教えられた。
 
 そしてその日の夜
 その子とのこれから始まるであろう恋を
 妄想してオナニーをした後
 ティッシュがなかったため
 近くにあった適当な紙で拭いておいた。
 
 
 
 
 そう!
 その紙はマネージャーの電話番号が書いてある
 紙だったのだ!!!!
 
 もちろん紙は
 ぐちゃぐちゃになり解読不可能。
 これほど自分のオナニー癖を呪ったことはない。
 
 
 
 
 
 話は変わるが
 わがきらめき高校では年3回の学期末試験があり
 その試験で3教科以上赤点を取ると
 強制的に補習を受けさせられる。
 例え部活の練習日であっても補習を
 受けさせられる。 
 文字通り強制なのである。
 
 わが野球部では毎月第三日曜日は
 練習の後、月一回の全体ミーティングがあり
 どんな用事があっても休むことは許されない。
 休んだものはやる気と協調性なしとみなされ
 退部させられるのだ。
 
 もちろん補習で練習を休んでも退部させられる。
 つまり
 試験で赤点を3教科取ると
 野球部を退部しなければならないのだ。
 
 
 野球部の練習だけで精いっぱいの俺は
 もちろん普段勉強など全くしていない。
 むしろ授業すらほとんど寝てるくらいだ。
 
 
 
  (どうしよう。。。)
 
 
 
 せっかく野球部で先輩にも認められてきた。
 夏の大会でもベンチ入りが決まっている。
 
 そして
 この前の練習試合以来
 俺は虹野さんと少し話せるようになった。
 
 
 
   (せっかく手に入れた俺のオアシスを
    失ってたまるか!!!!)
 
 
 
 俺は心を入れなおし
 テストまで必死に勉強することにした。
 今まで寝てた授業も目の周りに液体ムヒを塗り
 必死で寝ないで聞くようにした。
 
 107-0800_IMG.JPG

 努力のかいもあって
 数学、理科は赤点確実だが
 語学、社会、美術はなんとかなりそうなレベルになった。
 
 
 そして迎えたテスト当日
 一日目のテストは語学だ。
 
 
  教師「はじめ!!!」
 
 
 (よーし!修行の成果を見せてやる!!)
 
 
 俺は勢いよく問題用紙をめくった。

108-0806_IMG.JPG
 
 
  
 
 
 
 
 
    (あれ?????)
 
 
 
 
 
 
 
 勉強してなんとかなりそうと思っていた語学だが
 全く分からない。
 
 
 そう!
 俺は試験範囲を間違えて勉強していたのだ。
 
 
 語学はなんとかなると計算していた科目だ。
 理科、数学は壊滅的だから
 もし語学がダメだった場合
 確実に補習だ。
 
 
 あせる俺とはあざ笑うかのように
 時間は刻々と過ぎていく。
 あと試験時間は3分だ。
 
 
 (お、終わった。。。。)
 
 
 と、その時だった。
 テストを早く終えて寝ていた前の席の
 田中が寝返りを打った。
 
 田中は留学していたこともあり
 英語は得意だったため
 開始早々に終え、寝ていたのだ。
 
 寝返りを打ったことにより
 田中の答案が丸見えになった。
 
 
  (でも、カンニングなんて卑怯じゃないか???)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 などとは微塵も思わず
 俺は残り時間、必死に田中の答案を
 写した。
 
 
  教師「やめ!!」
 
 
 田中の答案を半分ほど写したところで
 試験は終了した。
 
 
 (た、助かった。。。)
 
 
 テストの女神は俺にキスをしたのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 そして今日、テストの結果発表があった。
 
108-0809_IMG.JPG
 
 成績はクラスで下から3番目だったが
 なんとか赤点は
 理科と数学の2つで済んだ。
 
 
 
  (ありがとう。。。)
 
 
 俺は心の中で田中にそうお礼を言い
 精いっぱいの感謝のしるしとして
 俺の一番気に入ってるエロ本を
 田中の机の中にこっそり入れといた。
 
 
 
 
 
 
 いよいよ夏だ!!!
 
 
 
 
 
 
 

ブラッグス

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月 1日 01:34

 1995年 6月18日 日曜日

 先週の虹野さんへの電話以来
 俺は恥ずかしさと気まずさから
 虹野さんを避けていた。

 部活では出来るだけ彼女の遠くで練習し
 彼女がこちらの方向に近づいてくると
 あわてて遠ざかる。
 そして練習が終わるとさっさと着替えて
 すぐに帰る。
 日課であった虹野さんの帰りを
 こっそりつけることも今はしない。

 もっとも
 元々俺は虹野さんとほとんど
 からんでいなかったので
 虹野さんは俺の異変に
 全く気付いていないが。。。

 (はぁ。。。。気が重い。。。)

 しかしそんな重い心とは裏腹に
 引き続き野球の方は絶好調!!
 練習ではするどい当たりを連発していた。
 
 
 そして今日は練習試合。
 相手は大東京高校という高校だ。
 あんまり強い高校ではなく
 地区大会ではせいぜい2回戦といったレベルだ。

 野球名門校であるきらめき高校が
 なぜそんな高校と練習試合を組んだかというと
 大東京高校は全生徒数の4分の3が女子という高校であり
 野球部も当然選手よりも女子マネージャーの方が多い。
 そしてその中には何人かかわいい子も混ざっており
 そんな彼女達にいいところを見せて
 あわよくば彼女にしようという
 先輩達の魂胆があったからだ。
 
 
 もちろん試合の方も3回を終わった時点で
 12−0
 あまりの一方的な展開に
 キャプテンの合田先輩が3回表終了後
 ベンチ入りしている一年生を
 全員ベンチの前に集めた。
 
 合田「一方的な展開の試合になったので
    今日はお前ら一年生を試合に慣れさせるために
    試合に出したいと思う。
    あまり強い相手ではないが
    これをチャンスだと思って気合入れていくように!」
    
 
 一年生部員「はい!!!」
 
 合田「よし!じゃあ今から呼ぶやつは守備につけ!
    ピッチャーに松崎大介、
    キャッチャーに古戸敦也、
    ファーストに清花和彦、
    。。。。。。。。
    ライトに穴吹雄吾。以上。」
 
 一年生部員「はい!」
 
  俺はライトで出場することになった。
  
 合田「マカオ、期待してるぞ!
    練習で見せてるようなするどい当たりを
    相手チームにも見せてやれ!」
 
    「は、はい!!!」
 
  (バッティングは多少自信ついてきたんだけど
   守備がなぁ。。。。)
 
  
  しかし俺の心配とは裏腹に相手チームには
  左の強打者はおらず、
  ライトには全然打球が飛んでこない。
 
 
 
  そして迎えた5回の表
  ノーアウトランナー1塁
  俺は今日最初の打席を迎えた。
 
  (よし、いいところを見せてやる!)
 
  初球はストレート。
  球速は110km程度で大した球ではない。
 
  (もらったーーーー!!)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   ブン!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    「きゃっ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
  俺は力みすぎて大きく空振りをして
  しりもちをついた。
  俺のおかま声に
  こっちのベンチも向こうのベンチも
  どっと沸いた。
 
   (ち、ちくしょう。。。。)
 
 この空振り動揺してしまい
 2球目のカーブは見逃してしまい
 ストライク
 そして3球目のストレートが高めに外れて
 ボール
 
 カウント2−1で迎えた4球目
 一球目と同じようなコースのストレートだ

  (今度は落ち着いてふるぞ!)

 今度はボールをゆっくり待ち
 そして思いっきりバットを振りぬいた。

 107-0788_IMG.JPG
 
 
 
 
 
 
 
   カキーーーン!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 ボールは爽快な金属音とともに
 フェンスを越えた。
 
 
 
 
 
 
  「ホームラン!!!」
 
 
 
 
 
 
 打てるとは思っていたがまさかホームランとは。。。
 この点差にも関わらずきらめき高校ナインは盛り上がり
 俺はベンチ前で手荒な歓迎を受けた。

  「いて、いて、あはははは。。。。」

 合田「マカオ、きれいな放物線だったよ。」

   「ありがとうございます!」

 そして合田キャプテンの後、 
 なんと虹野さんが声をかけてきた。
 
 
 虹野「穴吹君すごい!!
    練習の成果がでたね!!
    私穴吹君がいつも一生懸命練習してるところ
    見てたから。。。。」

   「え?え?え?あ、あ、あ、ありがとう!!」

 俺はいつものように慌てて返事をした。
 
  (虹野さんがちゃんと俺のことを見てくれてたなんて)

 その後俺はずっとにやけてプレーしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 結局試合は26−0で勝った。
107-0789_IMG.JPG
 俺はその後もヒットを打ち
 3打数3安打1ホームラン3打点の
 大活躍だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 試合後
 俺は相手チームのマネージャーの一人に
 声をかけられた
 
 
  「さっきのホームランすごかったです!!
   これ私の電話番号です。
   よかったら連絡してください!!」

  「え?え?え?」
 
 
 その子はそれだけ言うと立ち去った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 こ、恋の予感。。。。
 
 
 
 
 
 
 
    
 
 
 
 
 

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