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MY LITTLE LOVER

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年3月20日 23:39

 1995年 12月3日 日曜日
 
 学校では相変わらず
 女友達の一人もいない俺。
 しかし
 こんな俺にだって立派に彼女がいる。
 
 彼女の名前は細田美幸。
 県立高校に通う2年生で
 学校では柔道部のエースとして
 活躍しているらしい。
 お互いのことを
 
  「雄ちゃん」 「みーたん」
 
 と呼び合う俺達カップルは
 毎週お互いのバイトのない日曜日に
 デートをしている。
 今日も俺達はデートをした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (もうそろそろ来る頃かな。。。)
 
 
 俺がいつものように駅前で待っていると
 「みーたん」は汗をかきながら
 走ってこっちに向かってきた。
 
 
 
 
 
 細田「はあはあ。。。。
    ごめーん!ゆうちゃん。待ったぁ??」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 「いや、全然待ってないよ。」
 
 
 
 
 彼女はいつも30分近く遅刻してくる。
 しかしいつも俺のために
 この寒い中、汗をかくほど走ってやってくる。
 俺って愛されてるなぁ。。。。
 そしてそんな彼女のことが
 俺も好きだ。
 
 
 
 
 
 
 「この前の牛丼屋「吉田屋」楽しかったね。
  今日はどこに行くの??」
 
 
 細田「うふふ。。。今日も雄ちゃんが喜びそうな場所
    考えてあるから。着いてきて。」
 
 
 うれしそうに話す彼女の後に
 俺はついていった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺達は付き合って2週間になる。
 しかしまだ手をつないだこともない。
 
 (今日こそ「みーたん」と手をつなぐんだ!)
 
 
 そう思ってみーたんの手に
 手を伸ばそうとした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 細田「雄ちゃん!」
 
 
 しかし
 そう言って「みーたん」がこっちを振り返ったため
 俺は伸ばした手を慌てて引っ込めた。
 
 
 
 (残念だなぁ。。。。)
 
 
 
 
 
 細田「うふふ。着いたよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 牛丼屋「増屋」だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 細田「さあ、入ろ!」
 
 「う、うん!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 この日も「みーたん」は
 牛丼大盛3杯を美味しそうに平らげた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 こんな感じで俺達の交際は順調にいっている。
 
 
 
 早く「みーたん」と手をつなぎたいなぁ。。。
 
 
 
 
  

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