エアメール

■1995年　4月11日 (火)

さて、新生活も始まって一週間目を迎えた。
特に大きなトラブルも無く、
環境の変化に慣れる為地道な生活を送り続けている。

以前行ってた音楽活動で得た演奏能力を活かして
バンドでも組もうかと思ってたけど、
帰ってきてすぐに目立つのは危険なので
様子を見てから活動再開する事にした。

俺はそれまでにいろんな楽器の使い方を覚える為、
俺は吹奏楽部に入部する事にした。

トランペットって初めて吹いたけど超面白いっ
腹の力の入れ具合だけで
こんなに音が変わるもんだなんて。

ただ、慣れない内に思いっきり吹いたせいで、鼓膜がかなり痛い。
御蔭で持病の中耳炎が悪化してしまったので
下校途中、近所の耳鼻科に立ち寄り耳を診てもらう事にした。

とりあえず診断してもらって、
「3〜4日は安静にしてなさい」と言われたので
今週は部活を休養せざるをえない。
　
う〜ん…せっかくチューニングのコツを掴みかけたのに。
　
　
　
そういえば耳鼻科に入る前、
病院の隣の古本屋で穴吹を見かけたんだけど、
なんか雑誌手に持ってレジの前でウロウロしてたなぁ…
何してたんだろうか。
　
　
　
そんなこんなあって、
帰宅するとニューヨークにホームステイしてた頃の
ルームメイト、マイケルとジョージの二人から
俺宛にエアメールが届いてた。

嬉しいなぁ。俺は早速封を開けた。
　
　
　
　【マイケル】

　
マイケルは相変わらず優しいなぁ。
そういえば向こうで借りた本こっちに持ってきたままだった。
今度返さなきゃ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　【ジョージ】

　
とりあえず
焚き火の材料にでもして庭に埋めとこう。