カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

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雑記:D.C.II P.S(PS2)

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ゲーム雑記:ダ・カーポII プラスシチュエーション

『ダ・カーポII プラスシチュエーション』 (PS2)
2008年発売(角川書店)
ジャンル:恋愛ADV

あれから53年、季節は冬―――
初音島を舞台に新たな物語が動き出す

完全無欠な姉と、いじっぱりで不器用な妹。
そんな二人と兄弟のように育ってきた義之
桜が舞い散る冬の季節に、ちょっとこそばゆい
恋の物語が始まります。

有名だけど積んだままやってないギャルゲーの代表格。
私にとって、それが『D.C』シリーズ。
ギャルゲーにしては比較的最近のゲームになりますね。
サターン、ドリキャスを通ってきてない、それが手をつけにくい原因かな。
来月には、最新作『D.C4』がPCで発売されます。
いまだに生き残っているギャルゲーのナンバリングタイトル。
メモオフがお亡くなりになった今、ダ・カーポが最後の砦です。
それでは、まずはヒロインの女の子からご紹介。
多い!!

朝倉音姫ちゃん 朝倉由夢ちゃん

月島小恋ちゃん 白河ななかちゃん

雪村杏ちゃん 天枷美夏ちゃん

花咲茜ちゃん 沢井麻耶ちゃん

エリカ・ムラサキちゃん 高坂まゆきちゃん

アイシアちゃん 小鳥遊まひるちゃん

総勢12名。
全体的にパステルな感じですね。
ゆめかわいいですなぁ~
それもそのはず、『D.C』は“桜”がテーマだから。
D.Cの世界観は、一年中桜が咲き誇るという不思議な舞台でのお話。
全然知らんかった・・・
コンシューマ作品は、実に6作品。
『D.C. the Origin ダ・カーポ ジ・オリジン』
『D.C.P.S. ダ・カーポ プラスシチュエーション』
『D.C. Four Seasons ダ・カーポ フォーシーズンズ』
『D.C.II P.S. ダ・カーポII プラスシチュエーション』
『D.C.I.F ダ・カーポ イノセント・フィナーレ』
『D.C.III Plus ダ・カーポIIIプラス』
これだけあってパッケージイラストが、青空バックばかりで桜感がないからね。

てことで、本作の特徴を理解した上で、ヒロインを選びます。
村・島・咲の“乱れ雪月花”トリオが気になりますが・・・
うむ、ミズハスだな。

今回は唯一のメガネっ子枠を獲得した、CV水橋かおりちゃん。
うーん、ちょっとこのメガネちゃんはあまりタイプではないな。
でも、私には無限のミズハス愛があるから、楽しくプレイできるんだ。

沢井麻耶(CV:水橋かおり)
まじめで堅物なクラス委員長。
根っからの委員長気質なのだが、意外と乗せられやすい性格。
問題児ばかりのクラスの中での常識人だけに、苦労が絶えない。


シナリオの冒頭で、ちょっと変わった世界観であることがわかる。
どうやらちょっと特殊な設定のようですな。
主人公義之と悪友の杉並は、学校の敷地の近くで謎の洞穴を見つける。
その洞穴の中で、カプセルに入った人間そっくりのアンドロイドを発見する。
その謎に包まれたアンドロイドが、40年ぶりに起動してしまう。
この子がヒロインの天枷美夏ちゃんとなる。
後に、沢井麻耶ちゃんルートのカギとなる重要人物。
普通の青春恋愛シナリオじゃないのか~
なんて思いながら、本作の特異点を説明します。

1:舞台の初音島では、一年中桜が咲いている。
2:アンドロイド技術が相当進化していて、街中でも見かける。
3:主人公は”夢見”の異能力を持っている。

主人公の義之の夢見能力は、寝ているときに他人の夢を見せられるという能力。
自分の意志で能力を使えるわけではないので、本人からしたら甚だ迷惑なだけ。
プロローグで以上の予備知識を得て、OPムービーがはじまり本編突入します。


システム面も少し触れておきましょうか。
まず、オートモードがないのがキツい。
私はほぼオートでギャルゲーやるので、オートがないと文字送りが面倒です。
それ以外のシステム回りは快適。
セーブ系はいいかどうかわかりません。私は一発勝負でギャルゲーやるので。
グラフィック面は文句なし。
発売時期が、すでにPS3が発売して結構経っていた2008年ですからね。
ディスク2枚組と、容量もかなりのもの。
上記画像のように、キャラの立ち絵の工夫がなかなか面白い。
後ろ向き、横向き立ち絵も豊富で、CGイラストと変わらない出来栄え。
あとはOPかな?
OPムービーが3種類も挿入されます。普通は2回ですね。
ちなみに3回もアバンOPがあると、逆にワクワク感がなくなるという不思議。


麻耶ちゃん一択で進めていくと、うまいことクリスマスパーティーで委員長とムフフないい感じに。
クリスマスに水着で寿司を握らせて、ちょっとエッチな展開を楽しみますよ。
最初の三択だけですな。
ここである程度攻略キャラのルートが分岐する系のようです。
そうしたら、ひたすらフリーマップで狙いの娘に会えばいい。
あとは、ミズハスが演じるラジオDJ、エルニーニョ絵梨奈の目覚まし占い。
超ハイテンションでまくし立てて話すミズハス。
これぞ(´_J`)です。
やっぱミズハスはハイテンションでアホっぽいキャラを演じると敵なしだな。
この目覚まし占い、「早起き」、「普通」、「寝坊」の三択が影響します。
でも狙いたいキャラに会える情報を、DJミズハスがヒントくれてます。
楽勝すぎますよ。
結構カンタンにED迎えられるでしょう。


選択肢はノーミスだろうな。麻耶ちゃんルート確定です。
クリスマスでいかがわしい出し物を出店していたことがバレて、年末年始は学校で合宿することに。
巫女さん姿の麻耶ちゃんを拝んだり、肝試しでイチャイチャしたり。
う~む。
このまま、ありきたりな結末で終わりそうな予感がするなぁ。
麻耶ちゃんはPS移植版の追加ヒロインみたいだし・・・


ちょっと飽きはじめた頃、少しずつ不穏な空気を纏い始める・・・
麻耶ちゃんの家庭事情はかなり厳しい様子。
父は幼い頃に亡くなり、母は病気で寝たきり。
5歳の弟の面倒もみなくてはならない。
それでも、二人の距離は徐々に縮まっていき、ちゅっちゅできる仲になる。
主人公は中3のようなので、卒業の頃にエンディングだろうな~
と、余裕ぶっこいていたら、事態は最悪の展開を迎えることになる。


麻耶ちゃんと仲良しになった、天枷美夏が、ロボットであることがバレてしまう。
美夏は起動後、ひとつ年下の2年生として学園に転入していた。
麻耶ちゃんは、美夏に初めて会った時から、その風貌になつかしさを感じていた。
その後は、仲のいい友達になっていた。
しかし、彼女がロボットであると知ってから、麻耶ちゃんは急激に錯乱する。
彼女は異常なまでにアンドロイドを嫌っていた。
美夏はそのことで落ち込んでしまう。
麻耶ちゃんは、美夏を学園から排除するために、学園長に密告しようと動き出す。


なかなか心を開いてくれない麻耶ちゃん。
そこで、主人公の”夢見”の異能力が発動する。
その夢には、麻耶ちゃんの心を抉る、ロボットとのトラウマが映し出されていた。
徐々に麻耶ちゃんの生い立ちを知ることになる主人公。
麻耶ちゃんの父親である沢井拓馬は、有名なロボット開発者だった。
より人間に近い画期的なアンドロイド、美秋を作った人物。
しかし、ロボット排斥論者の執拗な嫌がらせを受け、ついには自殺してしまう。
そして、麻耶ちゃんがお姉さんのように慕っていた美秋は、排斥論者により無残に破壊されてしまう。
大好きだった人が壊れる光景を目の当たりにし、ロボットは”モノ”なのだと自分に言い聞かせて、つらい過去を心の中に封じ込めていた。

麻耶ちゃんの過去を知った天枷美夏は、自らの機能を停止することを選択する。
もうこの辺からヤバい。泣ける。

「沢井にとって何が一番幸せなのか
そして、美夏にとっての幸せとは何なのか・・・
この時代は美夏が起きるにはちょっと早すぎたのだ」

美夏は現在の人間社会に失望する。
ロボットが歓迎される時代が訪れるまで、それまで眠りにつくことを決断した。

だが、義之の目には、美夏は『まだ眠りたくない』と言っているように見えた。
美夏を救うため、そして恋人である麻耶を救うために、義之は走りだした。


終盤の怒涛の展開に、思わず涙が止まらんかったですな。
ツンツンキャラを演じる(´_J`)はあんまり好みじゃなかったけど、
やっぱミズハスはええなぁ。
追加ヒロインのシナリオでこの出来なら、他のヒロインも相当期待できそう。
あったか~い恋愛ADVでした。
今となっては後の祭りですが、初代D.Cからプレイしたほうがよかったな・・・
でもミズハスが目当てだったから仕方ないか。

そして、『D.C.4 ~ダ・カーポ4~』が2019年5月31日に発売されます。
シリーズに毎回登場している男キャラの杉並が、かなりいおしい役です。
もちろん4でも健在。
声優のキャスティングも、ベテランと若手のバランスがいい感じです。
ギャルゲーはまだ死んじゃいない。
生き残れ。

【ダ・カーポ4公式サイト】https://circus-co.jp/product/dc4/