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雑誌・書籍関係 Archive
湘南爆走族を読んで勝手に震える
- 2008年9月 9日 00:48
- 雑誌・書籍関係
何かいい年こいてヤンキーマンガばっか読んでその感想をブログに書くというのも
どうかなぁと思うが、この度10数年ぶりに湘南爆走族を読み返す。
いやぁ...面白い。この漫画、本当に溜息が出るほど面白い。
元々自分はこの作者の画風やシナリオの描き方が好きで
他にも「ちょっとヨロシク」何かも全巻揃えて
しょっちゅう読み返していたのを思い出した。
自分が湘南爆走族を読んでたのは確か90年代前半の中~高生位ん時と記憶してる。
既に週刊連載が終了して数年経ってる時にこの漫画の単行本を
古本屋で手にしてその独特の世界観にくらくらしてしまう程
のめり込んでしまったのをよく覚えている。
高校生の頃の時の自分といえばデップりとした体系で気は弱く、
口八丁ばかりで、女はおろかそういう色事に
縁のありそうな華やかな男友達すら居なかった。
見渡せば、ちょっと捻くれてて、グループから離れてたり
ちょっと周りから突き放されて行き場の無い様な連中の寄せ集め
みたいになっていた。
そんな中、この漫画の主人公達の様に、
根が明るくて、芯の通った不良へのちょっとした憧れもあり
教室の隅で窓際族の様に隅でおとなしくしてる反面、
何かヲキッカケに大勢でハジけて騒ぎたいなという
妙な燻りが自分にあったのを今でもよく覚えていて、
この漫画の中で描かれる臭い程の人間劇や
出来過ぎた青春話が劣等感を強く煽っていたと思う。
いわゆる「ブスが恋愛漫画を見る感覚」に等しい見方で
いつもこの漫画を読んでいた。
で、ネットで湘爆について調べてみたら、
そんな駄目な学生生活を過ごしてしまった自分寄りな漫画として
湘南爆走族のスピンオフ作品「湘南グラフィティ」という漫画が出ている事を知った。
この作品は湘南爆走族の蔭に隠れたいわゆる「脇役の話」で、
湘爆と同世代のパっとしない凡人達の日々の
自堕落な高校生活にスポットを当てた漫画らしいのだが非常に興味が出てきた。
だっていくら憧れても湘南爆走族みたいに
無茶苦茶喧嘩も強くなれないし、
かっこよくもなれないし、何より目立つ特徴も無い。
だけど、その取り巻きになら一筋の希望の光が見える。
駄目な自分でもそれに憧れるエキストラなら
近寄れるかもしれない。
作者の吉田聡も湘爆に憧れる一般ピープルを
少しでも近づけて上げられるサービス精神があって
この作品をかき上げたんじゃないだろうか?
実際この湘南爆走族という漫画は80年代に原作の連載が終ったにも拘わらず
98年にかけて12作ものOVAが発売されたり(DVD-BOXとしても出てる)
07年には書き下ろしの話を追加した完全版が発売されたり、
普通の作品には無い様な並々ならぬ愛が感じられる。
これは作者の力もさることながら
この作品をこよなく愛するファンによる所も強いんじゃないかと思う。
湘南爆走族は暴走族を題材にした漫画なのに、
特別なエピソード以外はほぼギャグでマトめられているという
先日紹介した不良漫画「カメレオン」「今日から俺は」等、
の先駆けともなる独特な雰囲気を持ち合わせた漫画である。
それ故、この漫画のファンの多くは
「湘南爆走族は不良漫画じゃない」
という感想を述べる人が多い。
かくいう自分もこの漫画の魅力はギャグや恋愛、スポーツ等、
青春のすべてを詰め込んだ10代のエンターテイメント的な所にあると思う。
だから喧嘩が弱くても、人より目立たなくても、
女にモテなくてもいいからちょっとした事で
そんな楽しい湘爆に拘わりたい気持ちや、
そういう奴等と友達になって少し個性的な学園生活を過ごせたらなあ...
という憧れがムクムクと膨らんでくる。
実際、湘南爆走族には不良とは全く縁のなさそうな一般人や、
普通の同級生が主要メンバーと仲良くしてるエピソードが結構多い。
自分は学生の頃この漫画を読んでた時に、
主人公達と仲良くしてるそういうキャラによく自分を投影して
漫画を楽しんでいたのを覚えている。
だから、そういう「湘爆の脇役」にスポットを当てたとされる
「湘南グラフィティ」には凄く興味があり、
読んだらその漫画の主人公たちに親近感が持てそうな気がしている。
それにしても、こういう読者心をくすぐる作品を描いてくれるなんて
作者の吉田聡って人はとても粋な人だなぁ。
Amazonの湘爆のレビューに
「湘南爆走族って作品はもう作者だけのものでは無くなってるのかもしれない」
というコメントがあったけど、
10数年経って新刊が出る所を見ると割と的を得た意見だなと思う。
今何しても全くやる気にならない、
元気が出ない、人生について悩むフリをしているが
その実、他の事をするのが面倒くさいのでそういう体裁にしてる
10代後半~20代前半の人達はこの漫画を読むと元気が出るかもしれない。
ちなみに自分は久々にこの漫画を読んで一時的に熱くなったけど
自分のバイタリティに関するポテンシャルの低さを思い出しすぐに熱が冷めました。
感覚としてはカンフー映画を見てから1時間前後位
沸々と沸き立つ謎の闘気に通ずるものがある。
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マガジンのカメレオンを読み返してみた
- 2008年5月27日 03:04
- 雑誌・書籍関係
今マガジンのカメレオンを全巻読み返してる。
リアルタイムでマカジンで読んでいたので、
もう何回もこの漫画を読み返しているのだが
相変わらず面白過ぎる、いい年こいて読む手が止まらず
3日かけて、20巻付近までノンストップで読んでしまった。
(寝たり仕事したりは当然してるが)
ヤンキー漫画の類ってほぼ、展開が喧嘩と恋愛絡み中心の
ご都合主義展開が嫌いで読まないんだけどもこの漫画だけは格別。
まず、シリアスな展開に良くここまで無駄な
ギャグを織り交ぜられるなぁと感心する。
後、描写の緩い他の漫画と違って、
きちんと「こうしたら痛い」「こうやったら恐怖心を強く感じる」
と、喧嘩の心理や怪我のリアリズムを徹底して描いてる、
こういうのを演出の一部としてしか捉えて
大雑把にしてる凡作とはえらい違い。
作者自身色々、苦労や怖い想いをしながら描いたんだろう
なあという熱意がヒシヒシと伝わってくる。
ヤンキー漫画は「喧嘩」「抗争」「恋愛」「単車」に頼って、
そういう方々の趣味に合わせて迎合すれば
相応の部数を伸ばす事が出来るだろうけど
そのパターンでは数巻で飽きられる事を想定して
不良漫画の在り方に新たな展開を持ち込み
ヒットを飛ばした作品は本当に稀有だと思う。
同じ漫画を10巻以上連続で読んでいっても
「飽き」全くこないというのはそれを明確に表してる証拠である。
出てくるキャラクター一人一人による台詞や生い立ちも非常に重く見所の一つ、
こういった純粋にストーリーものとして読んで面白い所も、
ただ暇つぶしに殴り合いして強引に話を進めてくヤンキー漫画とは異なる点だ。
「今日から俺は」「カメレオン」等は、
「このジャンルはこうすれば売れる」という定説を破り
独自な路線で漫画というものを書き切った
アプローチが素晴らしい90年代の傑作漫画だと思う。
ちなみに自分のお気に入りキャラはカス学の久古、
OVA版の声を僕が大ファンの中尾さん(フリーザ)がやったのもポイント高いけど、
何より作中ケンカの腕やハッタリ以外で矢沢の事を
一番理解して受け入れた主人公の親友だと思う。
更生後のストイックで真面目な働きっぷりも好感触。
27にもなって未だ本気に読めるヤンキー漫画がある事に自分自身驚いているが、
この漫画だけは年甲斐なく読んでいると気持ちが高鳴ってくる。
そんな傑作を産み出した作者の加瀬氏が何か
今年の夏からマガジンで新連載を開始するらしい。
ポリ公マン、ジゴロジゴロウをチェックしていなかったけど、
こっちはちょっと注意して動向を見守りたいと思う。
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吉田豪のポッドキャストがかなり面白い
- 2007年11月22日 22:58
- 雑誌・書籍関係
恐らく日本一多忙なフリーライター兼コラムニスト、
吉田豪さんのポッドキャスト番組「豪さんのポッド」がかなり面白い。
以前、何回分か聴いたのだが特に10月24日収録分の
電気グルーヴ、杉作J太郎のコボれ話は必聴。
http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/2007/10/57_fe00.html
番組の後半で流れた
「20代のチンポと40代のチンポでは出す重みが違う!」
という電気グルーヴの卓球君のコメントと「他人に求められて脱いだりするのは憂鬱」
というピエール瀧、石野卓球、二人が言ってたという事が何となく理解出来る。
電気グルーヴの場合は期待されてから脱ぐというより
所構わず野球拳をやってる様な状態で、大抵の人はそうした大勢を前にした状態では
負けた場合の脱衣を拒否するけど、電気の場合はルールに従った状態で
負けて「脱ぐ」行為がとても嬉しいんじゃないかと思う。
だから、レパートリーみたいなお約束があって、それに従って動いてる物を見るというのは
電気グルーヴを楽しみたいリスナーにとってもマイナスな感じがして受け入れずらいのだ。
20歳と40歳の年齢の違いでよりそういった行為に
ポリシーめいたものが芽生えてきてしまったんじゃないだろうか。
けれど金もらって働いている以上、会社に従って動かなきゃいけない場合も増えてくるので
電気グルーヴを「お笑いみたいな事をする人」と決め付けたリスナーの
先入観がウザくなった頃に一度活動停止して、
WIREの様なクラブイベントに特化して動いていたのは正解かもしれない。
これで彼等の露出の貞操が守られた訳だ。
無作為な売春ではなく公衆面前での王様ゲーム状態
こそが電気グルーヴだなぁやっぱり。
他人に期待されるだけされて期待した奴等は何もやらないみたいな状態で
リクエストだけ受けるってのはガラでは無いんだろう。
吉田豪の話に戻るが、先日放送されていた給与明細に吉田豪が出演した際、
吉田豪師匠のリリー・フランキー氏が番組に一緒に出て
「駄目な物書き程すぐ元の内容を変えて伝えたがる」
って言った後、豪の場合はそのまま何も変えずに伝えるから良いと評価していた。
記録する事に主観が全く入らないのって才能だなぁと実感。
客観的な作業が得意な人ってクリエイティブに向いてると見る趣きもある。
とにかく、
好きなアーティストの素の状態が垣間見える話はファンからしてもとても喜ばしい。
吉田豪は人の真実をそのまま引き出す天才である。
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青春×げんしけん×大人ギリギリ
- 2007年10月16日 00:10
- 雑誌・書籍関係
http://www9.big.or.jp/~rokugen/mt/archives/000205.html
http://www9.big.or.jp/~rokugen/mt/archives/000210.html
の2エントリー参照。
元々、げんしけんは筑波大にあった現代視覚文化研究会(まんま)
というサークルをモデルにして描かれた漫画だそうですが、
ブログ記事の方はそのモデルになったサークルに居た方だそうです。
もちろん僕も原作で一通りげんしけん読んでます、
で、この漫画に対する僕の感想は記事を描かれた本家げんしけんの方と意見ですね。
あまりにも漫画と同じ環境過ぎて面白いとか、笑えるというより
読んでいて生活のすぐ傍にあるものを感じたという具合です。
ただ「げんしけん」と現実との決定的な違いは
「そんな都合良く異性同士が濃い趣味を持ったサークルに集まらない」
って事でしょうか。まあ、これは「アフタヌーン」って雑誌の傾向から
※ほぼ「ノンフィクション」の史実を元に脚色を付け加えて
ニュータイプの学園ラブコメに仕立ててるんでしょうが。※俗に言う梶原一騎戦法
それと、この漫画との比較に「究極超人あ〜る」が各所で挙げられていますが、
あ〜るもいいけど、自分としては「奇面組」こそが現代版げんしけんなんじゃないかと。
奇面組もげんしけんも世間一般的に認知されていない趣味や特性を持った
複数の主人公が集結するという点で互いのコンセプトに深く通ずるものを感じます。
単純に面白い事、楽しい事に生活基盤をおいて、
プライベートでは好きな事をやりながらも集結する場所は決まっている、
こういう自由奔放で自然な勢いこそが青春に不可欠であると僕は考えます。
恋愛やスポーツばかりが「青春」として注目を浴びる昨今、
僕はルールや他人の束縛、才能に縛られる日常に対して青春を全く感じられない。
そういうのは選ばれた人がレールに乗せられて動かされてる様にしか思えない為です。
ですが、世間的にはそういう行為が青春的であると定義付けられている様で、
僕は昔から自分が感じてる青春と一般的な意味での
「青春」の違いに深い溝を感じていました。
自分が実感する青春というのは、
実の無い日常をダラダラと過ごしたまま20台〜30台前半を迎え、
それまで漠然としたイメージで大人の存在を捉えていた少年が趣味をキッカケに
自我に目覚め、好きな事をやりだして独自の世界を築いていく、
こうやって少年時代の窮屈な束縛から解放されたパワーが
「大人ギリギリの青春」であり、げんしけんや奇面組に通ずるアナーキズムであり
自分の進む「道」に気付いた「大人ギリギリの青年」の為の
ユートピアなんだろうなと考えます。
そうやって密度の濃い青春を本家筑波大げんしけんで過ごせた元メンバーの方や、
このブログのトップページである「ゲマニズム」で今も過ごせている
僕は人としてとても充実してるなぁ…と環境に感謝してます。
大人未満の青年は別に大人ではないんだから、自分で責任を持てる範囲で好きな事を
好きなだけやればいいじゃないか。大人には時間をかけてもなれるけど、
少年や青年にはいくら振り返っても戻れないんだから。
こんなしみじみとユッタリとした郷愁、時間の大切さと人生を楽しむコツ、
そういう深いメッセージがげんしけんというキャンパスライフには沢山埋もれている。
そんな「げんしけん」を20世紀のオタクの為の聖書として推薦してみます。
追伸:
上記で上げた元げんしけんの方の記事に特に共感した所。
↓
イベントサークルとかマスコミ系とかの業界ごっこしたがってた奴らは別な。未だに根に持ってるぜ、死んじゃえばいいよ。
至極同感。
うちのサイト(ゲマニズム)も散々そういう奴等の
身勝手な途中脱退とか活動放棄に悩まされてきたなぁ…。
僕等がやりたいのは単にガキの頃の溜まり場の延長線上で
色々巻き込んで楽しい事を追求したいだけなんだと
この前、海パン君と会った時に話したばかり。
素直に物事を楽しめない人とは関りあいたくないです。
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HDD漁ってたらハンター×ハンターのアレ発見
- 2007年9月 1日 22:40
- 雑誌・書籍関係
『貴方はいつでもピアノマン』 (協奏曲 富樫の詩第三章) 酷いよ先生…2年休むなら相応の仕事残してよ…♪ 酷いよ先生…こういう画の世界観だと信じてたんだ…♪ 酷いよ先生…コミケ行くなら集英社で働いてよ…♪
wow…wow…計画的ノイローゼ…♪
Yee…Yee…倍近い巻数のONEPEACE♪
Sey YES 確信犯の取材と休載♪貴方が好きな牛乳プリン 毎日支給するから画を描いて♪
この想いが届いたのか解りませんが
何やら近々ジャンプに連載を再開するそうです
URL
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51105473.html
(新メンバーに教えてもらった)
ヤッター 富樫センセ大好き(手の平返し)
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CONTINUEの最近
- 2007年8月22日 23:19
- 雑誌・書籍関係
何かゲマニズムの方でも随分前にフューチャーした
ゲーム誌、CONTINUE(以下CNT)の編集者が運営してるブログを発見しました。
http://cntblog.seesaa.net/
うおお、懐かしいなぁ、
そういや最近は行きつけの本屋にCNTを置かなくなったので
読んでないけど創刊号から3〜4年間は定期購読してた雑誌だっけ、
と少しテンションが高くなる。
何か最近のバックナンバー見てみると、
アニメ・漫画とかの特集を中心にやってるみたいっすね。
僕は元々CONTINUEと同太田出版から出てる
『超クソゲー』という本の流れを汲みつつ「実態の掴めないゲーム誌」として
読み手を惑わしながらも様々な読者層を開拓してた
初期のCONTINUEのストイックな所が好きだっただけに少し違和感を感じます。
もちょっと独創的な企画がほしいとこですね。
ただ電池以下とかみうらじゅんさんの企画は相変わらず最高っ
掟ポルシェ大好きです。
『オマケ』【掟ポルシェの男気】
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鬼切り夜鳥子 自宅到着
- 2007年3月 6日 07:49
- 雑誌・書籍関係
先日、エンターブレインで注文した
鬼切り夜鳥子が自宅に到着。
代引きで注文したら朝の7時っつー大変迷惑な時間が来た。
まあ、偶然今日は休みだし、せっかくだから到着したて
ホヤホヤの表紙のインプレッションでもしよう。
(両画像ともクリックで原寸大表示)
両冊子共、思ったより帯の配色が軽い印象。
銀張りとか古紙(または和紙)風のいぶしがかった
資材でも使ってんのかなと思ったんだけど。
1巻目「百鬼夜行学園の帯」
何気に帯タイで小説家の乙一がコメントしてる。
いやぁ、この辺のネームバリューはワラでも掴む、
元広告業の露骨な商魂逞しさが垣間見られて感心(笑)
初物の出だしに著者を知らない人にも注目を
向けさせる有用な手段ではあるが、
(出版業界における宮内庁御用達制度と俺は勝手に呼んでいる)
手にする際、著名人の推薦枠で一般消費者を見下した様な感じが有り、
自分はあまり好きな方法では無い。
タイトルの「こりゃすごい」もシンプルで解りやすいが凡庸すぎて退屈、
興味を惹くまでには至らない。
小説求めてる人に桝田ゲーっても何のこっちゃ解んないだろうしねぇ。
帯の使い方は面白い。
2巻目「京都ツアー編の帯」
「セーラー服の陰陽師」
「ポロリ有り」(本買えば解ります(笑))
「式神VS鬼」
魅惑的なキーワードと浮き字にしての配置が絶妙っ
1巻目と落差を感じる程、良い仕上がり。
そうそう、帯って思ったより大事、
本屋で直感的に手にする動機の大部分が
「帯のキャッチ」と「表紙」のバランスだし。
相変わらず誰がデザインしたのか知らないけど中々好印象、
前巻と併せて買わせる程のインパクトは無いけど。
と、まあページを開く前から両本との仕上がりの差を地味に感じる。
中身の方はゆっくり読んで1〜2週刊以内にコメントつけます。
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省治のオジさんが小説を書いたらしい。鬼切り夜鳥子購入
- 2007年3月 2日 23:50
- 雑誌・書籍関係
今、久しぶりにうちのサイト(ゲマニズム)もリンクしてもらってる、
ゲーム会社「MARS」のサイトを拝見したら、
何だかんだで御縁があって
「リンダューブ」「俺の屍を越えてゆけ」
「暴れん坊プリンセス」「ネクストキング」
と、俺が一通り遊ばせてもらってるゲームを多数、発案・製作された
MARSの頭(カシラ)桝田省治さんが今、小説を書いてるらしい。
そういや随分前、MARSのBBSがまだ稼動時、
企画開発中ってカテゴリの掲示板にあった
百鬼夜行学園とかいうスレッドに自分も何度か参加させてもらってたんだけど、
これゲーム化するのかと思ってたら小説になったんだねぇ。
以前リンダや暴プリをプレイした時、
えらく味のあるテキストがメッセージウィンドウに表示されるのが面白くて
町中全員の村人と話しこむっていうデバッガーみたいな事もやったけど、
この人がゲームって媒体から離れ、一貫してテキストを組むと、
どうなるのかってのも非常に興味がそそられる所だ。
と、思い、エンターブレインのサイトで
鬼切り夜鳥子の商品紹介ページを開いてみる
学園退魔ファンタジー!!
チョイワル天狗とメガネ巨乳
エログロ&ノンストップ超伝奇アクション第2弾!!
紹介文に羅列されるキーワードにピンとくるものがあり、
早速、現在発刊済みの
鬼切り夜鳥子 〜百鬼夜行学園〜
と
鬼切り夜鳥子2 京都ミステリーツアー
の2冊を直感的に購入。
代引きで注文したんで明日か明後日には物が届くだろう。
確か桝田さんは、僕も大好きな山田風太郎の
忍法帖シリーズのファンとかどっかで公言してたから
その辺のエログロエッセンスが散りばめられてる事を無責任に期待して、
ワクワクしながら到着を待つ事にする。
物が届いたら一回読んで
このブログにインプレッションでも記載します。
んー楽しみだ。
にしても、こういう面白いクリエイターさんがメディアに
出てくるのは良い事だ。小説も頑張ってね桝田さん。
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