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吉田豪のポッドキャストがかなり面白い

恐らく日本一多忙なフリーライター兼コラムニスト、
吉田豪さんのポッドキャスト番組「豪さんのポッド」がかなり面白い。
以前、何回分か聴いたのだが特に10月24日収録分の
電気グルーヴ、杉作J太郎のコボれ話は必聴。

http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/2007/10/57_fe00.html


番組の後半で流れた
「20代のチンポと40代のチンポでは出す重みが違う!」
という電気グルーヴの卓球君のコメントと「他人に求められて脱いだりするのは憂鬱」
というピエール瀧、石野卓球、二人が言ってたという事が何となく理解出来る。

電気グルーヴの場合は期待されてから脱ぐというより
所構わず野球拳をやってる様な状態で、大抵の人はそうした大勢を前にした状態では
負けた場合の脱衣を拒否するけど、電気の場合はルールに従った状態で
負けて「脱ぐ」行為がとても嬉しいんじゃないかと思う。
だから、レパートリーみたいなお約束があって、それに従って動いてる物を見るというのは
電気グルーヴを楽しみたいリスナーにとってもマイナスな感じがして受け入れずらいのだ。

20歳と40歳の年齢の違いでよりそういった行為に
ポリシーめいたものが芽生えてきてしまったんじゃないだろうか。


けれど金もらって働いている以上、会社に従って動かなきゃいけない場合も増えてくるので
電気グルーヴを「お笑いみたいな事をする人」と決め付けたリスナーの
先入観がウザくなった頃に一度活動停止して、
WIREの様なクラブイベントに特化して動いていたのは正解かもしれない。
これで彼等の露出の貞操が守られた訳だ。

無作為な売春ではなく公衆面前での王様ゲーム状態
こそが電気グルーヴだなぁやっぱり。
他人に期待されるだけされて期待した奴等は何もやらないみたいな状態で
リクエストだけ受けるってのはガラでは無いんだろう。


吉田豪の話に戻るが、先日放送されていた給与明細に吉田豪が出演した際、
吉田豪師匠のリリー・フランキー氏が番組に一緒に出て
「駄目な物書き程すぐ元の内容を変えて伝えたがる」
って言った後、豪の場合はそのまま何も変えずに伝えるから良いと評価していた。
記録する事に主観が全く入らないのって才能だなぁと実感。
客観的な作業が得意な人ってクリエイティブに向いてると見る趣きもある。

とにかく、
好きなアーティストの素の状態が垣間見える話はファンからしてもとても喜ばしい。
吉田豪は人の真実をそのまま引き出す天才である。

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