カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

女の子が主人公のRPG攻略・紹介サイトのゲームブログ

雑記:祝福のカンパネラ(PSP)

calendar

ゲーム雑記:祝福のカンパネラ(PSP)

『祝福のカンパネラ Portable』(PSP)
2010年発売(角川書店)
ジャンル:祝福の鐘鳴り響くAVG

商業都市エルタリアに住む青年レスター
冒険者クラン”Oasis”に所属するアイテム技師。
今年は7年に一度のエールが満ちる年で、
今宵は夜空が流星群に埋め尽くされる神秘的な日なのだ。
その夜、レスターたちが流星群を楽しんでいると、
流れ星が大聖堂の塔に落ちるのを目撃する。
駆けつけた一行は隠し部屋を発見し、そこで眠っていた
ひとりの可憐な少女に出会った――。

最近ミズハスの声を聞いてない。
・・・なんとかミズハス成分を補給せねば。
今回は『祝福のカンパネラ』です。
本作はなかなか入手できなかった作品でしたが、地方出張先で発見。


お値段500円、しかも限定版!さらに、未開封新品ときた。
入っていたキャラカードは水橋かおりちゃん演じるアニエス
テンションを上げてくれるじゃないか・・・
もちろん、渾身のアニエス一点狙いです!
まずは女の子紹介。

カリーナ・ベルリッティ

主人公が所属するクラン”Oasis”のオーナーで幼なじみ。
舞台となるエルタリアの皇女でありながら、主人公にベタ惚れ。
クランリーダーも務め、魔法を駆使して戦う。

アニエス・ブーランジュ

自作のオートマタを売りながら旅している、自称世界一の人形師。
甘いものが大好きで、主食はイチゴケーキ。
行方不明の師匠を探しつつ、アーティファクトの研究もしている。

チェルシー・アーコット

収穫祭で開かれる、アーティファクト展示会の警備のため、
そして女神の宣託を受け、エルタリアへやってきた神殿騎士。
落ち着いた雰囲気を持っているが、少々ドジで間の抜けた面も。

ニナ・リンドルベイ

クランハウスの事務・家事全般を一手に引き受けている管理人さん。
元はカリーナ専属のメイドだったらしく、彼女を一番に考えている。

ミネット

7年の眠りから覚めた、人間型のオートマタ(自動人形)。
見るものすべてを幸せにする、柔らかくて元気な笑顔が特徴的。
天真爛漫な性格で好奇心旺盛。ものわかりの良い元気な天然娘。

「ミネット、君は人々を幸せにすることができる。
私はそう信じているよ。」

オートマタであるミネットを作ったのは、アニエスの師匠アルトワーズ。
師匠の言葉が意味するものとは?
大聖堂でミネットを発見したことで、この物語が動き始める。

主人公ご一行は、クラン所属の冒険者。
なので、クエストに出かけて仲間との絆を深めていくことになる。


モンスターとの戦闘もあるが・・・
ギャルゲーのバトルシステムなので、ショボいのは仕方なし。
チェルシーは剣技。カリーナは魔法。アニエスは人形使い。
ただしミネットは見てるだけ。
戦闘自体はかなりカンタン。
攻撃順で決定されるコンボスロットで、主人公を3番目にすれば
CHAIN効果で恩恵が受けられる。
アニエスのSpeedUpを繰り返していればほぼ勝ち確定。


第1章はほぼクエスト依頼を繰り返し受ける形になる。
アニエス重視で進めていくと、師匠アルトワーズ探索の方向に運んでいく。
そして、徐々に物語の全貌が見えてくる。
ミネットが特殊なアーティファクトを組み込まれたオートマタであること。
アニエスは7年前に一度だけ目覚めたミネットに出会っていたこと。

そして私を惑わせる、ミネットの卑怯なまでのかわいさ。
ロリコンキラーなミネットちゃん。演じるのは門脇舞以さん。
ミズハスとの共演も多い、ギャルゲー生え抜き声優だな。
「ハイですー」
↑これがズルすぎる。めっちゃかわいいやんけ!
ここはグッと堪えて、アニエス狙いで頑張るしかない・・・


しかしながら、ミネットの特殊なコアを狙う者たちがついに現れる。
それは、かつてアニエスと修行を共にした人形師だった。
兄弟子にあたるアバディーンは、自身の体をオートマタ化して
戦闘特化の肉体になっていた。
そして、冷徹に攻撃を仕掛けてくる少女アヴリル
彼女は、師匠がミネットの次に作られたはずのオートマタだった。
こうして、第1章が終了。

ヒロインたちとの恋の行方が進展する、第2章へと続く。


2章開始早々、さっそくのスケベハプニング。
お風呂場でバッタリ遭遇、そして密着して隠れるというお約束。
オーケー、完全にアニエスルート確定した模様です。
凡作のギャルゲーなら、このままイチャイチャして終わりだが、
本作は名作であることを確信しました。
それは、恋をしたヒロインたち目線での心情を描くかどうかにある。


名作は、ヒロイン同士の関係の描写を見事に描きます。
なんせギャルゲーなんてのは、無条件で主人公が好きなヤツばかり。
そこで主人公と恋に落ちることは、即ち今の関係を壊すということ。
アニエスは”今”の幸せが崩れることを恐れ、レスターの前から姿を消す。
カリーナは幼いころから誰よりも強くレスターに想いを寄せていた。
そんなカリーナ様からレスターを奪うことに躊躇ってしまう。


そんなアニエスに助け船を出したのが、
ライバルクランであるトルティア姉妹だった。
Oasisのクエストを毎回邪魔するように現れていた彼女たちだったが、
本当は大好きなレスターと一緒にいたいという理由が大きかった。
そんな彼女たちが、アニエスとレスターを繋ぎとめる。

そしてついに・・・


トルティア姉妹の粋な計らいもあり、
無事アニエスちゃんとのチュッチュをむかえる。
第2章は、女同士の友情を深く描き終了した。

そして最終章。
物語は核心へと切り込んでいく。
収穫祭の時期が終了したのに、流星群が降りやまない。
流星群は、地上にある強いエールに引き寄せられる性質がある。
異常な現象を前に、Oasisの一行は、師匠アルトワーズのいた屋敷へ。


そこで様々な事実を知ることになる。

師匠アルトワーズは、アニエスの母親だったこと。
“天蓋の水車”というアーティファクトが危機に晒されていること。
アルトワーズは天蓋の水車を守っているということ。
そして、この世界のエールが枯渇してしまうこと。
すなわちそれは、ミネットのようなオートマタの死を意味する。

世界の危機を知り、対策を考えようとエルタリアへ戻ろうとしたが…
帰路の途中で、大地を覆うほどのモンスターの群れに遭遇する。
エルタリアへ集結している魔物は、エールの浴びて凶暴化していた。
レスターは重大な選択を迫られた。


エルタリアには戻らず、天蓋の水車へ向かうことを決意する。
ここからは仲間たちの離脱戦。
トルティア姉妹は、エルタリア救援のために死地へと向かう。
そして敵対していたアヴリルたちは、モンスターを足止めしてくれた。
クランOasisの兄貴分ニックは、天蓋の水車のある塔の前で食い止める。
チェルシー、カリーナたちは、塔のガーディアンを食い止める。


最上階でアニエスを待っていたのは、モンスターを創り出していた
アルトワーズだった。
彼女は、天蓋の水車のアーティファクトとシンクロするために、
自らの体をオートマタ化していた。
いずれ枯渇するエールを防ぐため、彼女は晶石モンスターを創り出す
ことで、世界を救う手段を取った。
だが、それでは今戦ってくれている仲間を助けられない・・・
なんとしても、天蓋の水車を破壊しなければならない。
無情にも、母と子の最終決戦がはじまった。


てか具合で『祝福のカンパネラ』クリアです。
エンディング曲はミズハスが歌ってた。かわいかったなあ~
結局、なんだかんだでハッピーエンドになるもので。

本作のアニエスを演じた水橋かおりさん、最高にかわいかった。
声の系統で言えば、プリズムアークAWAKEのフェルや、
ドリームクラブの雪ちゃんと同じタイプ。
落ち着いた声のイメージが強くなったが、やはりミズハスはロリこそ至高。
元気でヤンチャな幼い少女(つるぺたならなお良し)を演じさせたら、
右に出る者はおらんのだ。