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雑記:シュレディンガーの猫(PS1)

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ゲーム雑記:「シュレディンガーの猫」

『シュレディンガーの猫』 (プレイステーション)
1997年発売 (TAKARA)
ジャンル:アドベンチャー

われは海の上を吹き渡る風なり
われは深淵の波なり
われは太陽の涙なり
われは知識の言葉なり月の齢を予言する者は誰ぞ
わたくしではなくて?
太陽の沈む場所を告げる者は誰ぞ
この詩人ではなくて?

今回はマイナーな女の子主人公作品、『シュレディンガーの猫』です。
あの、量子力学の実験で有名な冠名をゲームタイトルにしています。
でも、登場するネコちゃんの名前がシュレディンガーってだけで、まったく関係ありません。
かなり硬派なダンジョン探索ADVとなっています。
まずは女の子の紹介。


アイリスちゃん
う~ん、かわいくない!
この大阪のおばさんみたいな外見の少女(16歳)が主人公です。
旅行に向かう途中、シュレディンガーがはぐれてしまい、
廃棄と化したスコットランドの教会に迷い込んでしまう。
という設定で始まります。


プレイヤーの一人称視点ダンジョン。
カメラアングルは360度自由に見回し可能。
目線の上下も動かせるようになっています。
画面下1/3が常にUI画面。ネコの尻尾が体力ゲージです。
中央には取得した地図が表示されるようになる。右側はコンパス。
まずは、暗いダンジョンを探索してみましょう!


とにかく暗いので、足元を見ながら進みます。
ん?床の色が違うな。
何かな・・・

GAMEOVER

なんだ、どういうことだ!
では、ゲインを上げてみましょう。


なるほど、落とし穴だったようです。
しかも下の階層のダンジョンも見えるので、落ちても死ななければ探索範囲が広がるな。
なんて考えながら、ゲームオーバーなので最初からやり直しです。
最初の拠点となる教会ダンジョンは、非常によくできています。
数々のトラップ、隠し部屋、アイテム盛りだくさんの宝箱・・・
特にトラップは凶悪。
・・・毒に侵されると、体感2秒でHPが尽きるという猛毒。
・・・酸を踏むと、回復手段がなく死に至らしめるという死の宣告。
ガス・・・ガス室を進むと、体感3秒でHPが尽きるという毒ガス。
マヒ・・・動けなくなる。死なないので、上記に比べると大したことない。
石化・・・体感10秒で画面が真っ白になる。回復アイテムが入手しづらい。
空腹・・・おなかが減っちゃうと死んじゃいます。だって、女の子だもん。
なかなか手強いゲーム。
様々なトラップを乗り越え、天球儀にピースをはめ込むと、タイムトラベルします。


1543年へタイムスリップ。
わーいっ!海だーっ!!

忘れてた。
落ちる=GAMEOVERだということを。
やっと画面が明るくなったので、テンション上がって死んでしまったアイリスちゃん。
直前にセーブ場所があってよかった。


武器防具もそろってきました。
落とし穴に落ちても死なずに済むマントも獲得。これで地下迷宮のBOSSも怖くない!
あとは黒幕が誰なのか?という問題。


容疑者1:予言者シメオン
WORLD1で、アイリスちゃんの未来を語ってくれた予言者。あやしい。


容疑者2:詐欺師カリオストロ
アイリスのワープする先で必ず財宝を狙って現れるトレジャーハンター。
そんなあやしくない。


容疑者3:伯爵サンジェルマン
不死の水を飲み286年生きるという謎の人物。
あきらかにこいつが黒幕じゃねえか・・・

で、結局シナリオはどうでもいい。
だって、アイリスちゃんはシュレディンガーを探しているだけっていうお話だから。
1543年~予言者の島~
BC12680年~ムー大陸~
1284年~ブラショフ~
1478年~東ヨーロッパ~
1815年~南フランス~
1891年~アメリカ西部~
こうして時空を越えた旅が終わり、ラスボスを倒して現世に戻りました。


シュレディンガーはいなくなりました。
夢だったのかな?と思うアイリスちゃん。
ただ、ムー大陸の王子にもらったピアスが、そこにはあったのでした。
お し ま い。
なんともあっけないエンディング。
一人称視点だから、結局アイリスちゃんの姿はOP/EDしか見られなかったな・・・。
PS1のゴリゴリポリゴンはかなりきっついので、あまりオススメできませんね。