カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

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2018/8/31 8月ゲーム雑記


今月からスクリーンショットの大きさを、少し大きく載せることにしました。

今月のRPG:「封神演義2」

『封神演義2』 (PS2)
2002年発売 (KOEI)
ジャンル:バトルアクションRPG

中国古代王朝・商(殷)、仙界の道士太公望は、
紂王・妲己を封神し、 都朝歌に平和を取り戻した。はずだった・・・
それから三年後。
大陸全土では以前にも増して、怪しげな者たちが徘徊を始めた。
山村で暮らしていた子牙は、運命に導かれるように巨大な敵に立ち向かう。
ドラマチックに綴られる、キミと仲間の冒険譚―。
再び、仙界大戦が幕を開ける!
KOEIの封神演義です。
三国志は、OMEGA-Forceの功績により『三國無双』がヒットしました。
封神演義は、Fu-Qiの微妙な出来により『バトル封神』がヒットしませんでした。
三国志、水滸伝、西遊記・・・三大伝奇なんて言われますが、私は封神演義が好きです。
15歳くらいで安能務の分厚い文庫本3冊読破しました。
そんな大好きな封神演義をご紹介!当然、女の子だけね。

おまえだれだよ。
タオの一族の娘、麗蘭ちゃん・・・知らんぞ。
それもそのはず、本作は妲己を倒した3年後のお話です。KOEIが作ったオリジナルシナリオです。
この子の武器は三鈷杵に棒をつけたボンボリみたいなやつ。
パオペイは回復系のみ使えます。

タオの源に触れることのできる能力者の巫女。
この娘が本作のカギを握るヒロインです。正統派の癒し系さんですね。
ちなみに主人公の名前は『子牙』。太公望の本名が『姜子牙』ですが、太公望とは別人。
だって太公望が仲間になるし・・・。
次に紹介する子はすげえぞ。

このセクシーなメインビジュアルのギャル。
その名も花鈴ちゃん
妲己と同じ妖魔。仙界大戦の生き残りの子。
艶めかしいへそ出しルックに期待が高まりますよっと。

それが、こうなる。


えっっっっろっ!
KOEIの性癖が爆発!なんでこんなロリコン体系の幼女にしたんだよ。
まぁ、評価するけど。
この女児フォルム、ぷにぷに感を表現するには、ガチのロリコンでないと難しい。
花鈴ちゃんは3頭身でぴょんぴょん跳ねるお子ちゃまキャラ。

そして、最終兵器。CV:金田朋子
封神演義という世界観に不釣合いな金田朋子の金切声が襲いかかります。
戦闘中もお構いなしに荒ぶるロリボイス。「キャーッ!子牙かっこいい〜!しゅごいしゅご〜い!」
アカン。金朋は封神せんと・・・
だが強い。
武器は五竜輪の二刀流。ジタバタして周囲の敵を巻き込む特殊技も魅力。
パオペイは風、雷、氷系など豊富に使えます。
もうこの子は常に戦闘参加させます。
好感度も速攻であげて、『だんなさま』を呼ばせておままごとします。
次は、ちゃんとした封神演義の人物を紹介。

五色の玉を投げて攪乱させるイメージの蝉玉ちゃん
本来、センギョクの漢字は"蝉"じゃなくて女編に単みたいな字ですが、IMEでは出てこない。
この子はキャラデザに似た3Dに仕上がっていますね。
人間なので、パオペイは装備できません。物理攻撃特化ですが、あまり強くないかな。
特殊技にチャーム効果がある投げキッスが魅力。

敵はエンカウント方式で、戦闘エリア内でのアクションになります。
仲間は主人公以外に4人参加できます。
けっこうグチャグチャするので、最初はイライラします。カメラワークもよくありません。
特殊なシステムに、『お願い』があります。
「倒して」「剣で攻撃して」「術で攻撃して」「助けて」〜など、仲間から指令が来ます。
これを達成していくと、左下のゲージがたまって合体技が出せるようになります。

女の子と合体技!
男どもは無視して、女の子3人の好感度を上げまくったので、ハーレム合体技を見ることができます。
通常は暗い場所で発動するのですが、女の子3人だけだと、お花畑に変わります。

麗蘭ちゃんがお花を創り、花鈴ちゃんが虹を創り、蝉玉ちゃんがハートを創ります。
LV50くらいの頃には、ダメージ20000超え出ますよ。
無敵の女の子軍団が完成!

他に登場する女の子は、聞仲を慕っていた敵軍の春雷ちゃん。それと仙界の悪者、霊宝天尊くらい。
シナリオの流れは前作のシュミレーションRPG版と似てます。
悪役が噛ませ犬で倒されて、仙界の悪役が暗躍したけど、結局悪役にやられて〜という流れです。
まあシナリオは置いといて。
問題は戦闘参加の残り1枠なんですよね。

女の子3人のハーレムパーティーに入れるなら、おっさんはダメだ。
そうなるとショタの雷震子たんかな〜。
でも戦闘中は鷲に変化しちゃうからな・・・

迷った挙句、ナタクにしました。
"ナタ"が正しいんだろうけど、小説では"ナタク"だったから違和感があります。
キンタクモクタクナタク・・・
ちなみに仲間になる実在キャラクターは、
太公望、楊セン、ナタク、雷震子、黄飛虎、黄天化、蝉玉、そして聞仲です。
終盤にヒロインの麗蘭ちゃん離脱は痛かったな。
隠しキャラとかいないかな〜と思いましたが、枠的にもう無理ですね。

ああ・・・竜吉公主さま出なかったな。
KOEIの生み出した竜吉公主のキャラは最高だったのに。
封神演義こそ無双化するべきだと思うけど、もう無理なのかな。
【公式サイト】http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/housin2/


今月のギャルゲー:「そらいろ Portable」

『そらいろ Portable』 (PSP)
2012年発売(サイバーフロント)
ジャンル:ビジュアルノベル

 いつまでも光る 二人だけの目印 それは移り変わる空の色
ねこねこソフト再始動の記念作品は"原点回帰"。
海辺の田舎町で繰り広げられる究極の幼なじみゲーム。
青い海 白い夏の サイン続くよ そう全てが そらいろ
- It is a changing sky color -
灼けた日差しと蝉の声。まだまだ暑い日が続く、ある夏の日のこと・・・

二人だけのヒミツ、二人だけのルール。
発売から6年。
ようやく中古で発見しました。なんとか酷暑の夏に間に合ってよかったです。

本作はねこねこソフトというエロゲーメーカーの作品。
「ギャルゲーなんて18禁要素を省いただけのシロモノだろうに」と嘲る目で見てたあの頃。
中古ドリームキャストを買って、最初に購入したソフト5本のうちのひとつが『みずいろ』でした。
嗚咽をあげるほど泣きました・・・
その、『みずいろ』の設定を継承した作品が、本作『そらいろ』になります。
このメーカー、泣かせることだけにステ全振りしてくる。
システムが不憫だろうとお構いなしだ!

初芝愛衣(妹)

〜他人から友達へ、幼なじみ候補から・・・そして、突然妹へ〜
言わずと知れた、ねこねこの妹キャラ。素直でちょっと控えめな主人公の妹。
ねこねこ歴代主人公と同じ名前の健士(けんじ)、夏休みに遊びに来たのが、海辺にあるいとこの家。
その一人娘が、ひとつ年下の初芝愛衣ちゃん。
場所は『ラムネ ガラスびんに映る海』と同じ場所、奇しくも、家もラムネの舞台と一緒です。

青い海。青い空と白い雲。
誰もいない浜辺に続く、どこまでも伸びる泡の跡。
そんな美しい海を前にしても、どこかギクシャクした関係の主人公と愛衣ちゃん。
ちょっと恥ずかしくて、夏休みが終わる頃まで一緒にいるのに、親しく接する方法がわからない。
「よかったら、その・・・来年も来てね」
引っ込み思案だけど勇気を出して誘ってくれた愛衣ちゃんに、来年も会いたいと思うようになる。
そして、やさしくできなかったことを謝らなくちゃならない。
夏が終わり、東京への帰り道。
父 『なあ健士、・・・お前はこの町が好きか?』

(もし僕に、一番の友達を挙げろと言われたら)
突然告げられた、父の再婚。
よくわからなかったけど、これからはずっと愛衣と一緒にいられる。
僕も、この海辺の町の住人になる。
夏休みにしか会えなかった、大切な女の子。
優しくて、素直で、ちょっと控えめなその子は、友達から妹へと変わる・・・

篠原花子(やかま)

〜無駄に元気でやかましい、面白い後輩〜
ねこねこのマスコット的存在、やかま進藤を受け継ぐ、昼も夜もマシンガン少女。
愛衣ちゃんのお友達としてやってきたのは、性格が正反対のフリフリ娘だった。
人の話を聞いているのかいないのか、間髪入れずにしゃべりまくる。

第一印象から苦手意識が芽生えてしまい、遊び始めた直後はほとんどケンカ状態。
でも一緒に遊んでいる内に、友情のようなものが芽生え始める。
記憶に鮮明に残る彼女は、いつも満面の笑顔。

ヤンチャ友達だった花子。
最初は頼りないダメ兄貴だと思っていたけれど、妹に優しく接する姿に、憧れを抱くようになる。
野球ではいつも活躍するお兄さんを見て、もともと運動神経がいい万能な男の子だと思っていた。
でも、たまたま見てしまった。
「カッコイイ・・・な」
浜辺でひとり、必死に野球の練習をしているお兄さん。
すごく胸がドキドキするのがわかった。
無駄にやかましい妹の友達は、想いを秘める年下の少女へと変わる・・・

友坂つばめ(ぽんこつ)

早坂日和、近衛七海のぽんこつキャラを継承する、お隣に住む幼馴染。
CV後藤邑子さん、っぽい人。
おそらくこの仕事の時期が、病気が悪化して危険な状態だった頃だと思います。
そう考えただけで泣けてくる。
長い夏休みを持て余していた頃、いつもの浜辺で出会った女の子。
ヤドカニ・・・じゃなくてヤドカリが好きな変わった子が、隣に引っ越してきた友坂つばめだった。

友坂・・・友坂・・・おっとっと、ラムネの主人公、友坂健二と同じ苗字。つまりそういうことですね。
はじめて会った日から泣かせてしまった女の子。
隣に引っ越してきたばかりで風呂の水が出ないので、初芝家のお風呂を借りることに。
最悪なことに、脱衣所でつばめとバッティングしてしまう。ラムネと同じ展開。
二人の距離はなかなか縮まらない。窓を開ければ、ベランダから1.2mの距離なのに・・・

もし、服のボタンをかけ間違った時には・・・
間違いに気づいたときすぐ直すべきだ。後になればなるほど、直すのが大変だから。
迷子になって家に戻ってこないつばめを見つけた。
でもやっぱり素直に優しく声をかけることができなくて、こうするしかなかった。
母からもらった、恥ずかしくて着られなかった光るトレーナー。
後ろからトコトコとついてくる小さな足音。

ちょっぴり気づくのが遅かったけど、掛け違えたボタンを一から直した僕達。
こうして、隣に住むちょっとポンコツでクセっ毛の女の子は・・・
幼なじみと呼ばれる存在に変わろうとしていた。

ヒロインはこの3人だけ。うむ、潔い!
泣く準備はできてる。てか、プロローグの段階ですでに泣いちゃったけど。
当然、ここは"ぽんこつ"の友坂つばめちゃん狙いです。

台風、停電、二人だけのヒミツ。
そこには、『ラムネ』と同じ展開が待っています。
暗闇で光る不思議なサカナの風鈴。
やめてくれ、そのアイテムは俺に効く。
こうして、二人だけのヒミツも生まれた。
二人の距離が近づいていく。
登校も下校も、ゴハンも宿題も、共に過ごすことが多くなった。
いつの間にかつばめは、暮らしの中で当たり前の存在へとなっていった。
「ねえ、もしかしたら、ずっと一緒なのかな」
いくつもの季節を共にして、いくつもの二人だけのヒミツも、ルールも、数えきれないほどできた。
なのに、別れは突然告げられた。

つばめが引っ越してきた理由は、ぜんそくの転地療法だった。
これはあれだな。『120円の春』だな。てことは、もしかしたら舞台も一緒の設定かもしれませんね。
別れたくない。子供心にとった行動は、二人で家出だった。
ずっと一緒にいられる方法はないだろうか?

どこだかわからないバス停の休憩所。
「じゃあ、つばめ・・・結婚しよう」
結婚の本当の意味もわかっていないけど。そうすればずっと一緒にいられるから。
親父が愛衣のお母さんと結婚したように、離れることはないと思ったから。

結婚したことを理由に、両親を説得する二人。
つばめママ!?ななみちゃんじゃないですかっ!?
完全に『ラムネ』の続編です。
これで泣けなかったら嘘だろ。ちょっと泣けた、なんてぬるい展開は許さない。
号泣させてくれよ。
そして、幼少期編が終了します。
これからが本番ですが、プロローグでこんなにも長い記事になってしまった。
なので、ここまでにしますかね。
たまにはネタバレなしの記事ってのも粋でしょう。
エンディングは2つ見ました。全部で11あるみたいです。
よかったですわ。
つばめちゃんのEDはなかなかすごかったな。
シナリオ特化のギャルゲーを、ぜひお試しあれ。




今月のとある魔術のなんとやら:「11eyes CrossOver」

『11eyes CrossOver イレブンアイズクロスオーバー』 (XBOX360/PSP)
2008年発売(5pb.)
ジャンル:侵蝕世界学園伝綺AVG

― これが新しい世界の魔術 ―
科学と魔術の融合を図る現代魔術師、天見修。
巷では、ドッペルゲンガーの噂が流れ、失踪事件が発生していた。
そんな矢先、百野栞という少女が転校してくる。
彼女は禁書目録聖省、通称インデックスの魔術師だった。
様々な思惑が交錯したまま、未知との戦いが始まる!
Briah Access Yetzirah Code ―

元々はXBOX360版を買ったんですが、
本当に脆いハードである360がぶっ壊れたので積んでた作品です。
今回はPSP版を見つけてきたのでご紹介します。

かわいい子から告白されるシーンから始まります。
彼女は吾妻汐音ちゃん。またしてもCV:中原麻衣さん。今年4本目のヒロインとしてご紹介です。
本作は、PC版のシナリオと、コンシューマ版追加シナリオを開始時に選択できます。
もちろん、追加シナリオ版を遊びます。
舞台設定、時系列は同じ。同じ学校で起こった全く異なるシナリオとなっています。
主人公も異なり、追加シナリオ版では"現代魔術師"という設定です。
現代魔術とは、科学と魔術を融合させたもの。主人公はその新時代魔術を組み上げてきた。
魔導書や魔具のように、携帯で上位階層のサーバーにアクセスして転路呪語を実行する。
これにより、膨大な詠唱を必要とせず魔術を発動させることができる、らしい。

そんな魔術師の一面を隠しながら、学園生活に溶け込んでいた矢先の、突然の告白。
これにより普通を装ってきた主人公天見修のバランスが崩れ始める。
吾妻汐音ちゃんに告白されたことにより、彼女の友達であるクラス委員の紅野澪に目の敵にされてしまう。
この子はツンデレ系ですね。CV:加藤英美里さんなので満足ですわ。
『君子危うきに近寄らず』
魔術師は、力を封じ、知識を隠し、周囲を欺いて生きていかなくてはならない。
神より流出した知識をかすめ取り、人ならざる者となりし、恐れの対象として忌避される存在。
それが、"魔術師"なのである。

天見修は、プラスでもマイナスでもなく、ゼロになるような人物を装って行動してきた。
その隠れ蓑としてちょうどいい連中が、照屋匡と奈月香央里ちゃんです。
ゲーマーで格闘ゲームの腕は、全国でも名の知れたトップクラスらしい。
香央里ちゃんは、CV:(´_J`)こと、水橋かおりちゃん。同じかおりちゃん、かわいいよ、かおりちゃん。
今回のミズハスは、まんまミズハスの声です。
しかし、平穏だった日常に歪みが生じてくる。

まるで、汐音ちゃんの告白が合図だったかのように、天見修は異変を感じ始める。
香央里ちゃんのドッペルゲンガーが出現したという噂が広まっていた。
汐音に想われていたことにも気付けなかった自分。
ドッペルゲンガーが出現した街の異変にも気付けなかった自分。
『現代魔術師』のプライドを持って生きながら、同時に普通の人間の幸せも捨て切れていなかったのか?
自身を戒め、人知れず事件を解決したいところだが・・・

街に、異常なほど強力な魔術反応が現れる。
魔術師の天敵である、禁書目録聖省(インデックス)が出現したのだ。
禁書目録聖省は、ヴァチカンを拠点とした世界最大の宗教機関。
自然魔術以外は異端とし、魔術を禁書として封印しており、その影響は国家1つを消滅させるほど。
もちろん、異端とされる現代魔術師は、否応なしに消去されてしまう存在。
ドッペルゲンガーを追ってきたのか?
それとも自分が標的なのか?

そこには、インデックスと対峙していた紅野澪がいた。
彼女も現代魔術師だったのです。
まさかクラスメイトに現代魔術師がいたとは。しかも目立つ存在の委員長。
彼女の魔術も立派な知識を持っていたが、インデックスの前にはあまりにも無力。
命からがら、彼女を救出して、インデックスから逃げ延びたのだが・・・

翌日、禁書目録聖省の少女が転校してきた。
百野栞という偽名で、同じクラスにやってくる。
紅野澪に現代魔術師であることがバレただけでなく、もう一人自分の正体がわかっている人物がいる。
もはや普通の日常は戻ってこない。
禁書目録聖省の魔術師に勝てるわけもなく、どうすべきか途方に暮れるのだが・・・
彼女のターゲットは自分ではなく、失踪したこの街の監視役の捜索だった。
失踪したインデックスは、彼女と同じく聖省十四聖の候補だった高位魔術師。
百野栞ちゃんは、書架のウルスラの通り名を持ち、五千の魔書を操ることができる最恐の魔女です。
彼女は失踪した前任者の報告にあった、ドッペルゲンガーの捜索のためだけに動く。
ここに、3人の魔術師が同じ目的で動き出すのでした。

ついに香央里ちゃんのドッペルゲンガーが姿を現します。
香央里の身が危ない!
もちろん、今回は香央里ちゃんルート狙いです。
久々に『今月のミズハス (´_J`) 』が復活!XBOX360が壊れなければ昨年やるつもりだったし。
百野栞と力を合わせて、ドッペルゲンガーを追い込む。
しかし、相手は姿を自在に変化させ、今度は吾妻汐音に襲いかかる。

ドッペルゲンガーに連れ去られ、魔術を使えない空間に閉じ込められてしまった一向。
汐音、香央里、匡の一般人にも魔術師である正体がバレてしまうことになる。
しかし、魔術が使えない百野栞は、動くこともできない。
『現代魔術』も使えない。使えるのは"人間としての己の肉体"のみ。

頭脳を駆使して、天見修たちは物理攻撃でドッペルゲンガーを倒し、汐音を救出します。
サブキャラクターの男友達が、実にいい立ち位置で物語に関わってくれます。
やっぱ男友達がいいキャラだと、ギャルゲーのシナリオは盛り上がりますねえ。
魔術師3人、そして魔術の存在を受け入れながら、今までと変わらず接してくれる一般人3人。
ドッペルゲンガーを倒しはしたが、黒幕の恐ろしさは計り知れない。
今までは、すべて自分一人で行動し交わることを避けてきた。
そういう風に作られた存在だった天見修は、はじめて他人に頼ることを決断する。
相手に寄りかかろうとすることがなかったのに、それを是とする自分がいた。
修は一番大切な人に、香央里ちゃんに決意を伝え、ラスボスの元へ向かう。

黒幕は図書室の魔女と呼ばれていた先輩、黒芝かなえだった。
禁書目録聖省(インデックス)の転覆を狙う黒魔術師。その魔力は書架のウルスラですら敵ではない。
その正体は、あらゆる魔術を詠唱なしに使いこなす魔術結社トゥーレの"憤怒"、黒羊歯鼎だった。
勝算はゼロではない。
最後の切り札を手に、戦うしかない。

Algorithm.Operation : MindCrime
相手の総力解析を100%まで読み込むまでの時間がほしい。
黒芝かなえの凶悪な魔法に、内臓を抉られ血を吐く、紅野澪。
インデックスの籠の鳥であることを捨て、禁書を解除して戦う、百野栞。
そして天見修をサポートしてくれる香央里。
彼女たちの死闘のおかげで、"猿真似"の現代魔術が発動できる。
守るべきものがある今では、この身が滅びようとも、どんな相手にも屈しない。

こうして日常を取り戻した天見修だったが、今までのように周りを欺いて生きていくことは難しくなった。
君子危うきに近寄らずがモットーだったが、日常の中の幸せを見つけてしまったからだ。

 すべてがスタートラインに戻ったとして、
 俺の中で芽生えた想いに、ちゃんとした形を与えるために、
 最初の一歩を踏み出す必要があった。
 『止まれ ―――お前はいかにも美しい』

5pb.っぽいというか、志倉千代丸っぽいキザな決め台詞で締めましたな。
久々にミズハスとチュッチュできて満足です。
香央里ちゃんは細身な体つきといい、髪型といい、顔つきといい、まさに(´_J`)ミズハスっぽくて最高。
本作は、ヒロインの女の子たちの視点でのシナリオも合間合間に流れます。
それぞれの女の子の悩み、特に汐音のピュアな恋心を覗くこともでき、とてもいいと思います。
今回は追加シナリオ編のみのプレイ。かなりボリュームありました。
完全に『とある魔術の〜』的なやつでしたが、当時こういうやつが流行ってたんでしょうな。
本編のほうは、魔術とは違った異世界ファンタジー色の強いシナリオっぽいですかね。
そっちの主人公は片目の少年。そして5人のヒロイン。
合わせて11の眼で11eyesってタイトルの由来です。
追加シナリオ編は、タイトルまったく関係なかったですわ。

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