カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

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2018/12/8 ゲーム雑記


約7年、毎月更新を続けてきました、ゲーム雑記。
この雑記の更新は、私の生活サイクルの一部であり、どんなに多忙でも続けてきました。
しかし、サーバーのサービス終了という寂しい結果により、終結することに至りました。
今回が最後の更新になります。
今後はブログページで続けていきます。

7年間で紹介したゲームは200作品くらい。紹介した女の子は1000人近くになるかもしれません。
そんな数多の女の子の中で、一番かわいいと思ったのは、2012年11月に紹介しました作品。
PS『どこまでも青く・・・』より、松倉明日菜ちゃんです。

おかっぱ丸メガネが一番かわいいという結論に至った作品です。
この子との出会いにより、メガネっ子への異常なまでの執着がはじまったのです。

最後の更新だから、ちょっとだけ7年間を振り返ってみましょうか。

2012年、13年、14年と、実に3回も紹介したのが、DC『北へ。white illumination』です。
3回とも年末12月に掲載。
年末のカウントダウンに札幌テレビ塔でヒロインとちゅっちゅするためだけにプレイしました。
2012年攻略が愛田めぐみちゃん

2013年攻略が里中梢ちゃん

2014年攻略が、ターニャ・リピンスキーちゃんでした。


実写ゲームの女の子も積極的に掲載しましたね。
2013年には、梅沢由香里先生PS『梅沢由香里の平成棋院2』


2014年には、深キョンほかアイドルたち。PS『ユーラシアエクスプレス殺人事件』


2015年には、横山智佐さんPS『ボイスパラダイスエクセラ』


2016年には、奥菜恵SS『恋のサマーファンタジー』


同年、宝生舞SS『東京シャドウ』


唯一、女の子を紹介しなかった作品、PS『王子さまLV1』、BLの世界まで掲載してしまいました。


死ぬほどキツかったクソゲーといえば、DC『UNDERCOVER AD2025 Kei』
凶悪な操作性のガンアクションに、攻略サイトすらない難解な謎解き。キツかったな。


死ぬほど気分を害した鬱ゲーといえば、DC『After...忘れえぬ絆』
雪山で遭難者を助けた主人公が死んで、魂だけ救出者の心に乗り移るという地獄のギャルゲー。


2017年には連続企画、今月の(´_J`)<ミズハス を掲載。
実に11ヶ月間掲載しました。


危険な紹介だったのが2016年、3DS『ピカピカナース物語』。発売日に買ったんだよな・・・。
出来はかなりよかった作品でした。


そして今年の想い出は、なんと言っても2月掲載、nintendo64『ワンダープロジェクトJ2』

コントローラパックがないとセーブができないので、1ヶ月間電源を落とさずにプレイしました。
結局、終盤に何も起こらなくなる不具合。泣く泣くあきらめました。

色々、ありました。
クソゲーも、鬱ゲーも、名作も、乙女ゲーも、思い返せば全部楽しかったです。
今後は、『女の子紹介』に縛られず、マイナーなゲームを紹介していける記事を続けたいです。
来年も、よろしくお願いします。
皆様にも、想い出に残るような、楽しいゲームライフを。



2018年12月8日
カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ 管理人 カワタビ

最後の雑記更新:「ティアーズ・トゥ・ティアラ -花冠の大地-」

『ティアーズ・トゥ・ティアラ -花冠の大地-』 (PS3)
2008年発売 (アクアプラス)
ジャンル:シュミレーションRPG

かつて、黄金の時代があり、白銀の時代があり、青銅の時代があった。

そして、魔王が目覚めるとき、世界は終焉を迎える・・・
最後の女の子紹介ゲームです。
100円で買ってきたゲームにしよう。
ティアーズトゥティアラです。
『うたわれるもの』に継ぐヒット作をと作られた、アクアプラスのPC移植SRPGになります。
本作の主人公は恐怖の魔王さま、アロウン。
パッケージだけ見ると、中央の青年と思いがちですが、左の白髪の中年が主人公です。
さっそく、どんなお話なのかカンタンにご紹介。

ヒロインとなるゲール族の少女、リアンノン(CV:後藤邑子)。
魔王復活を目論む帝国軍に侵攻され、儀式のための生贄として捕らわれてしまった。
彼女は失われた古代王国の末裔。星読みができる。
そして、魔王アロウンは1000年の眠りから覚めて復活する・・・
残虐な帝国軍の侵攻、そして妹リアンノン救出のために立ち向かう兄アルサル。
しかし、復活した魔王アロウンは、リアンノンを生贄とせず、彼女を呪縛から開放するが・・・
まずい、プロローグで泣いちゃいそうな展開だ。
もう後藤邑子の声聞くと泣きそうになる体質になってきたのか。
と思いきや?

かなりシリアスな展開から一転、ギャルゲー化がはじまります。
結構衝撃的な落差で、コメディ路線になり困惑しました。
ただ、この作品。
ラストまでプレイすると、実にバランスよくシリアス、コメディ、お色気が展開されています。
シナリオの構成力が抜群です。
文章も巧みです。
そして何よりも、各キャラクターが個性的で魅力あふれています。
まずは、そんな女の子たちをご紹介。

モルガン(CV:中原麻衣)
ゲール族の野性味あふれる弓使い。
わけあって、アロウンの妻となる。


ラスティ(CV:植田佳奈)
ボクっ子の鉱山妖精。
男だと間違えたアロウンにしごかれる。武器屋を営むはずが、金物屋になってしまう。


スィール(CV:名塚佳織)
浜辺に迷い込んだ不幸なアザラシ妖精。
わけあって、やはりアロウンの妻となる。


オクタヴィア(CV:田中理恵)
貴族出身の帝国軍剣士。
捕らわれの身の彼女を救出し、やはりアロウンの妻となる。


戦闘には参加しないが、拠点となるアヴァロンにはかわいい女の子がたくさん。
その中でも、家つき妖精のリムリス&エルミンは出番が多め。
他にも道具屋エポナや、敵軍の冷血指令官リディアなどの女の子がいます。
みんな個性的です。
特にヒロインを演じる後藤邑子は、まさにリアンノンそのもののキャラ。
声優もバッチリのチョイス。


ただやはり、シュミレーションパートはダメですね。
システムは『うたわれるもの』とほぼ同じです。
違いは、武器防具の装備、スキル習得が増えたくらいなので難しいシステムはありません。
しかし、SRPGの醍醐味である、タクティカルな戦闘は皆無です。
ただただ平坦なMAP、敵AIの行動の単調さ、敵殲滅だけの勝利条件。
なぜ、この辺りの作り込みを放棄しちゃうのかな?
シナリオ特化の作品であること故なのか。
だからと言って、戦闘パートを疎かにする理由にはならないですね。
私は難易度ノーマルで開始して後悔しました。後半けっこう難しいし。
これは絶対にイージーモードでシナリオを楽しむべきゲームですな。

あとはお色気イベント。
けっこう多いです。
ソフトなコメディえっちなので安心です。
『うたわれるもの』の移植は、結構唐突なエッチ展開が無理矢理挿入されてきて嫌でしたが、
本作は興を削がれるようなシーンもなかったので、うまく調整してあるのかもしれません。
結構重いシナリオなので、いい箸休めにもなっている気がします。

女の子の紹介はここまで。
なぜなら、このゲームは男たちが実にかっこいいから。

世界を滅ぼす魔王と恐れられる主人公アロウン(CV:大川透)。
しかしその実体は、魔王とは対照的な"十二精霊"のひとりだった。
つまりは、神である。
裏切り者の烙印を背負い、呪いをかけられ堕天した存在だった。
いたずらに地上を弄び、完全な生物による楽園を創ろうとする精霊たち。
竜族を滅ぼし、巨人族を滅ぼし、妖精族も滅びの一途を辿る。
人間には永遠の氷河期を与え、言葉を奪い、知恵を抑制させた。
多くの屍の山の中で、生き残った人間の少女との出会い。
そして決意する。
妖精王と共に反旗を翻し、天界との戦いに挑むことになる。


大賢者オガム(CV:秋元羊介)。何千年も前からアロウンの参謀を務めてきた。
アロウン復活を裏で仕組んでいた張本人。
その実体は、黄金の時代を生きた竜の化身。
仲間を見捨ててしまったゲール族の頭であるアルサル。彼との会話がかっこよすぎる。
帝国軍に攻め込まれ、炎に包まれるアヴァロン。
籠城戦の悲惨さを説き、アルサルを信じてついてきた仲間の命運を告げるシーンは鳥肌すら立つ。
そして、答えは決して提示せず、二手三手先を読み、アルサル自身に答えを出すように示します。
これは本当に最強の老年キャラです。


もう一人。
女たらしの吟遊詩人タリエシン(CV:坪井智宏)。
呪われた予言を恐れ、帝国軍に従っていたブリガンテス族の族長の息子。
この世界の真実を知り、『初源の歌』を唄って仲間を助け、誇り高く散っていった。
まあ、最終的には生きていたけど。
チャラいキャラから一転して、終盤に最高の見せ場を作って離脱してくれました。


『神殺し』をテーマにしたシナリオは、JRPGの十八番ですが、本作はその王道も王道。
この手のシナリオってね。
文章にするのはちょっと難しいんですが・・・
こう、「スーッ」って世界観に入り込めない作品が多いんですよね、私は。
その点、本作は構成が実に上手い。
なにしろ主人公が、最初は恐怖の魔王様の設定。
その魔王アロウンと、大賢者オガムだけが知っている真実が、徐々に明るみなっていく。
そして、成長していくもうひとりの主人公、アルサルとの過去の繋がり。
ギャルゲーのような展開を挟みつつ、要所要所でシリアスな展開が組み込まれている。

これは、人の贖罪ではなく、神自身の贖罪の物語。

宗教を否定する物語。

非常に素晴らしいシナリオでした。
『うたわれるもの』を軽々と超えてくる壮大な物語でした。
こういうシナリオのRPGがあるから、ドラクエとかFFとかはもうやらなくなっちゃうんだよな。

魔王主人公と言えば、ディスガイアが真っ先に思いつきますが、あまり多くないですね。
否、主人公でなくても、ここまで心打たれる魔王キャラは他に類を見ないです。
それ故に、戦闘パートの単調さが実にもったいなかったです。

以上で、雑記終わり。
来年はブログページでお会いしましょう。
今までご覧いただきありがとうございました。

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