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スカウト

  • Posted by: 連射太郎
  • 2006年5月21日 11:27

 1996年 6月12日 水曜日
 
 
 カメラ片手に鏡さんを
 追いかけるようになって3ヶ月

 日々努力はしているのだが
 なかなか会心のショットは撮れない。
 
 
 
 この前なんかは体操着の鏡さんの写真を
 撮るために授業をサボって
 鏡さんのいるB組の体育の授業に潜入した。
 
 
 その結果撮れた写真がこれ
 
 
 109-0982_IMG.JPG
 
 
 109-0983_IMG.JPG
 
 
 
 やはり彼女と仲良くなって
 ちゃんと撮らしてもらうしかないようだ。
 
 
 
 
 
 
 でも彼女の周りにはいつも
 大勢の取り巻きがいて近づくことさえままならない。
 
 
 彼女を撮るのはあきらめたほうが
 いいのかなぁ。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ちなみに3週間前に
 学校ですごい美人の女の先輩がいて
 思わず頼み込んで写真を
 撮らせてもらった。
 
 小宮さんという科学部の3年生で
 つい最近まで病気か何かで
 長期欠席したため留年して
 もう一度3年生をしているらしい。
 
 
 
 
 鏡さんに勝るとも劣らないほど
 かわいかったなぁ。。。。
 
 たしか「田中浩二」が科学部だったっけ。
 今度もし機会があったら彼女のことを
 聞いてみよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 昨日もいつものように鏡さんの盗撮に励んだ後
 古本屋「まんぞく」でエロ本を
 購入してから家に帰った。
 
 
 
 そしていつものように
 その日撮った写真をチェックするため
 かばんから現像した写真を取りだそうとした。
 
 
 
 すると
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (あれ??????)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 なんと写真がカバンの中にないのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (どこにやったんだろう??)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 とりあえず家の中を一通りさがして
 みたが見付からない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (どこかに置いてきたのだろうか??)
 
 
 
  
 
 
 
 そう思って思いあたる
 あらゆる場所に探しに行った。
 
 
 
 
 
 
 教室
 
 部室
 
 女子更衣室
 
 鏡さんの家の近所
 
 
 
 
 
 
 
 しかしどこにも写真はない。
 
 
 
 
 梅杉先輩や篠矢田先輩
 そして枝成くんにも
 電話で聞いたのだが
 みんな知らないらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 結局写真は見付からなかった。
 
 
 
 
 あまりのショックで俺は
 実に1年ぶりにオナニーせずに寝た。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
  (はぁ。。。。。。。。。)
 
 
 
 
 あまりのショックで
 学校など行く気にはなれなかった。
 
 
 しかし
 ずる休みをすると
 また「アニマル」に
 気合いを入れられそうだったので
 仕方なく俺は今日も学校に行った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 もちろん
 学校にきても
 頭をよぎるのは
 無くした写真のことばかり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 気付くと放課後になっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  (今日はもう帰ろう。。。。。)
 
 
 
 
 
 
 普段ならこれから部活に出るのだが
 とても部活なんてやる気にならなかった。
 
 
 
 
 
 家に帰ってオナニーで
 自分を慰めるため
 今日はもう家に帰ろうと
 校門をくぐりぬけようとすると
 誰かに呼び止められた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「あ、あの。。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「???????」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「昨日まんぞくにこれ忘れていきませんでしたか??」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  !!!!!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そう言ってその人が手に持って
 いたのは無くしたと思ってた写真だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「いったいどこに??」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「投稿系のエロ本コーナーに置いてありました。
  たぶんエロ本選ぶのに夢中になってたんだと
  思います。ぼくも投稿系大好きだから
  気持ちはよくわかります。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「あ、ありがとうございます!!」
 
 
 
 
 
 
 
 そういって写真に手を伸ばそうとすると
 その人は話を続けてきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 竹田「申しおくれましたが
    俺、2年D組の竹田哲哉っていいます。
    申し訳ないんですが写真勝手に見せてもらいました。
    あなた鏡さんのことが好きなんですか??」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「。。。。。。。。。は、はい」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 竹田「だと思った。確かにアングルが悪い
    写真ばっかりだけど
    あなたの写真にはなんか愛がこもっているんです。
    俺も鏡さんが好きだから分かります。
    俺、いや鏡さんが好きなすべての人のために
    鏡さんの写真を撮ってみませんか??
    あなたなら最高の鏡さんの写真が撮れると思います。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「????????」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 竹田「俺、鏡さん公式ファンクラブの会長をやってるんです。
    あなたに是非写真担当としてファンクラブに入会して
    ほしい!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「。。。。。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 竹田「公式ファンクラブの写真担当になれば
    鏡さんがちゃんと写真を撮らせてくれます。
    あなたにとっても悪い話じゃないはずです。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 穴吹「。。。。。。。。」
    
 
 
 
 
 
 
  俺が返事に困ってると
  竹田さんはかばんから
  あるものを取り出した。
 
 
 
 
 
 竹田「もし入会してくれるならこれをあげます。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 m01.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 俺は鏡さんファンクラブに入会し
 写真担当となった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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