カワイイ娘ニハ旅ヲサセヨ

女の子が主人公のRPG攻略・紹介サイトのゲームブログ

雑記:『スカーレット 日常の境界線』

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スカーレット 日常の境界線 (PS2)

2008年発売(Alchemist)
ジャンル:アドベンチャー

退屈だった日常が
彼女に会って一変した・・・
17歳の高校生、大野明人。
優秀な成績だった彼は、突然高校を休学すると、刺激を求めて一年間の放浪の旅へ出た。
そして、最後に訪れた沖縄で、ついに彼が望む非日常的な出来事に遭遇した。

私とギャルゲーの出会いについて話します。
はじめてドリキャス買って、いくつか安い中古タイトルを漁りました。
最初に遊んだギャルゲーは『Memories Off』です。たぶんこれが初のギャルゲーでした。
感想はまぁ普通かな?
こんなもんだろうという気持ちで、次に『みずいろ』をプレイしました。

はじめてゲームで泣きました。

泣くどころか嗚咽をもらすほどの号泣ですよ。
この作品に出会わなければ、今ほどギャルゲーやってなかったかもしれない。
そんな『みずいろ』を制作したのが、ねこねこソフトでした。

・みずいろ
・ラムネ
・そらいろ
・120円の春

そして今回ずっととっておいた『スカーレット』に手を付けようと思いました。
ちょっと最近記事にできなかったゲームが続いたので、記事にできるものをやろうと思いまして。
今までやってきたねこねこソフト作品は”日常”がテーマのギャルゲーでしたので、本作の”非日常”テーマのスカーレットは異色な作品。
それ故に手を付けにくかった、ってのが本音。
それに、大好きなミズハスこと水橋かおりさんが出演してますからね。

前置きが長くなりました。さっそく紹介していきます。

 


沖縄の砂浜で空き缶を的にモデルガンを撃つ高校生、大野明人
両親は官僚で成績優秀な彼が、”非日常”に憧れ一年間の放浪の旅に出ていた。
何も得るものがなく一年が過ぎようとしたとき、金髪の少女と出会った。
流暢な英語と日本語を話す彼女と出会った日の夜 ―
有り得ないはずの光景を目にした。

ステルス戦略爆撃機B-2

非日常の一端が、はじめて自分に微笑みかけてくれた気がした。

翌日、その真意を確かめるべく米軍基地に向かった。
ニセモノのモデルガン・ベレッタを片手に嘉手納基地のフェンスを眺めていると、昨日出会った女の子が現れる。
非日常に憧れる明人は、昨日のB-2が本物なのか確かめたいことを話した。

「簡単よ、このフェンスを越えるだけじゃない」

 

日常と、非日常の境界線。
このフェンスを越えれば、自分の求める非日常があるかもしれない。
もう後戻りできないと覚悟した明人は、深夜に潜入を決行する。
ニセモノのベレッタを片手に。

結局、警備員につかまってしまうのだが、目の前にはあの少女がいた。

「ホントに誰にも見つからずに来れると思ったの?」

あなたはただの一般人。
非日常に憧れるのはやめて普通の高校生に戻れ ―
そう告げられると、最後にいいモノを見せてやると、彼女は明人の手を取って走り出した。

 


昨日見たB-2が夜空を飛んでいた。
ホンモノだった。
自分の持つニセモノのベレッタに虚しさをおぼえながら、彼女に聞いてみた。
日本にあるはずのない爆撃機に乗っているのは誰なんだろう?
彼女の答えは「アタシのお兄ちゃん」だった。

もう会うこともないと告げる彼女だったが、名前だけでも聞きたかった。

和泉しずか・スカーレット

それが、生涯の伴侶となる彼女の名前だった。

 

えええ!???

生 涯 の 伴 侶

これギャルゲーだと思ってた。
まさかプロローグでゲームジャンルを覆されると思わなかった。
てことは、ミズハスのキャラとちゅっちゅできないやんけ!
すかさず説明書に手を付ける・・・
確かに大野明人が主人公という記載がない。
それどころかキャラクターページの先頭は別当・和泉九郎・スカーレットだ。
明人がギャルゲ主人公あるあるの見た目で、CG絵も顔が上手いこと映らないので騙されました。

てかプロローグ面白すぎやろ

シナリオはお馴染みの片岡とも。次に名を列ねるのが木緒なち
こいつだな!
『さかあがりハリケーン』のシナリオ担当だった人じゃないか。
この人はプロローグで引き付けるのがうますぎる。
間違いなく私の心を躍らせるプロローグのトップ10入りしてますわ。

そう。
この作品はギャルゲーじゃなくてビジュアルノベルでした。
シナリオは一本。
そして”群像劇”ですね。
あまりにも序盤から文章だらけになってしまったので、群像劇のメインキャラ紹介といきましょう。

 

別当・和泉九郎


CV:稲田撤
世界各地に存在する諜報員の中でも特に権力の強い約200人いる上級諜報員。
さらにその上に存在するという、1/20の高級諜報員スカーレット家のひとり。
世界を動かしていると言っても過言ではない人物。
大野明人が憧れる、非日常の住人。

 

大野明人


CV:私市淳
非日常に憧れを抱くだけの普通の少年だったが、沖縄でしずかと出会ってからその世界へ身を投じる。
高校を辞めアメリカで専門学を学びつつ、2年間海兵隊で鍛えたのちに九郎と合流。
非日常の世界へ身を置き、ホンモノのベレッタを手にした彼だったが・・・

 

和泉しずか・スカーレット


CV:後藤邑子
今回はぽんこつキャラではなく超エリートの少女役となった後藤邑子さん。
九郎の妹で17歳。
エリート高校を変装して通っていたが、明人が復帰した高校で再会することになる。
趣味はガンプラでジオラマ作りもプロ顔負け。
ヘリや戦闘機はほぼ乗りこなせる。
ちなみに名前の”しずか“は国民的アニメのしずかちゃんから命名されたらしい。

 

葉山美月


CV:やなせなつみ
防衛省に属する調査部に身を置く情報将校。
元々世間知らずのお嬢様だったが、学生時代に九郎と出会い、彼を追いかけるうちに非日常の世界へ足を踏み入れる。
普段はクールだが酒に弱く、酒グセがとんでもなく悪い。
30歳を過ぎておりイジられキャラだが、九郎とは互いに恋人として意識している。
しかし高級諜報員は血統がモノを言うため、結婚は認められないでいる。

 

アメリア


CV:田口宏子
九郎の父の和泉八郎の保護の元、10年間スイスで一人暮らしをしていた。
外出もほとんどさせてもらえずコンピュータの知識を身につけさせられた。
実は天才数学者の娘であり、ある事件から命を狙われてしまう。
ハッキング能力は信じられない腕前。
5歳のころからほぼ幽閉に近い生活だったため、極度の世間知らず。

 

ナセル


CV:神谷浩史
アラブ系のフリーの一級諜報員。
九郎とは顔見知りだが、フリーのエージェント故に序盤は敵対する立場にいる。
しかし基本的には九郎たちに友好的で、仕事を依頼されることが多い。
九郎とは別口で動いてもらうことが多いが、第3章のミズハス登場回で大活躍。

 

この6人がメインの群像劇キャラですかね。
基本的にはシリアスなシナリオが続きます。
非日常がテーマなので、話は結構難しいです。
政治・軍事・株などの小難しいテーマと絡めてくるので、ギャルゲーだと思って遊ぶと痛い目に見ます。
ただ、めっちゃ面白い。
よくこんなシナリオをギャルゲー畑のブランドが書けたなと感心しますわ。
全5話+複数の幕間シナリオで構成。

 


#1_本物 -real- はアメリアのお話。
九郎は父の別当和泉八郎からスイスに呼び出される。
今回の任務は、天才数学者の娘であるアメリアを日本に連れて行くことだった。
父親の別当八郎はCV:若本規夫です。
八郎は今の高級諜報員の礎を築いた人物で、今はEU全体を掌握しているイケオジ。
無事に保護したアメリアは、しずかちゃんと明人の通う高校に通うことになります。

 


でも世間知らず全開のアメリアちゃん。
日本では洗面台をお風呂だと思い込みサービスショット発動!
かなりシリアスなお話が続くので天然キャラは助かります。
この子が超A級ハッカーですからね。

 


このゲームでアメリアちゃんは癒し。
がま口財布を首にかけて学校に行きます。

選択肢がありますがギャルゲーじゃないですから。
どっちを選んでも支障ないです。
どうせちゅっちゅできるのはゴトューザ様と決まってるし。
だから誰とも結ばれないことが確約されているアメリアちゃんには優しく接してあげますね。

 


しかしアメリアちゃんは非日常の住人たちから狙われてしまう。
クラスメイトの明人は、とんでもない事件に巻き込まれることになる。
そして初めて九郎と接触する。

諦めかけていた”非日常”のチケットを手に入れることになる。

事件に巻き込まれた明人は、九郎から”ホンモノ”のベレッタを手渡される。
現実離れした出来事に困惑する様子が見事に描かれていきます。

 

#3_ミリオントロイオンス 3話


今回の雑記は第3話だけ紹介することにします。
このまま全部紹介するわけにもいかないので、大好きなミズハス回だけにします。

もうね。シナリオがすげえ面白いからはやくミズハス出てこい!って思いながら10時間以上経ちましたよ。
あまりにも出番こないからスポットキャラであることは間違いないなと思ってました。
そして第3話突入。

「お琴を少々・・・」

冒頭から水橋かおりちゃんの声が脳内に響きました。
やったぜ・・・ロリ声タイプのミズハスだ。
これを待っていた。まどマギみたいな落ち着いたキャラの声は求めてないのだ。
ミズハスはロリ声こそ至高 ―

 


三条百合子(10歳)

アジア圏の海運・旅客の基盤事業を手掛ける三条財閥の娘。
のびのびと演技してくれてうれしいよ。
この#3だけコメディ寄りシナリオなのでギャルゲーしてる気分で楽しかった。

百合子ちゃんは美月の姪にあたります。
そんな百合子は嘉島グループの御曹司とのお見合いをさせられると聞いて家出します。
そこで美月のマンションを訪れたことで、明人たちが巻き込まれることに。
調べてみると、嘉島グループは三条財閥の弱みを握って脅しをかけていることがわかる。
今回のお見合いもその一端である。

しかし、高級諜報員は企業間のイザコザには介入しない。
たとえそれが財閥だろうが”民間”事業には変わりない。
どうなろうと世界を動かしている我々には関わりないこと ―

ただ、九郎は子供に弱いのが欠点。
ロリコンなんだね、わかります。
美月サン、カワイソウ。

 


てことで、百合子ちゃんを救いますよ。
明人がお守ですね。
幼女のお嬢様のお守は大変ですよ。
夏ですから、プールにつれてったげるね。

 


なぜか美月さんもついてきましたよ。
美月さん(31歳)が女児に負けじと頑張ってますね~
とんでもない水着で対抗です。

でも明人、こんなことしてると嫁が怖いですよ。

 


後藤邑子さんが本気を出してきました。
ご愁傷様です。
でも明人よくやった。百合子ちゃんをプールに連れていってくれた恩は忘れないぞ。
骨は拾ってやるからな。

 


#3はコメディ要素満載なのでアメリアの財布が変わってました。
おお懐かしき『みずいろ』のやかま進藤。

コメディとシリアスが混在する#3では、百合子のお見合いの阻止だけが目的ではない。
嘉島グループに弱みを握られた材料を潰さないと百合子ちゃんを守れない。
戦前に三条財閥がアメリカに送ったとされる20tのプラチナを巡る美談がフェイクだった証拠を掴んだ嘉島グループ。
それを潰すためには、20tのプラチナを実際に用意してメディアに公開するという手段しかなかった。
しずかちゃんの趣味のプラモ作りという伏線も回収する荒業で乗り切りました。

さて、お見合いはどうしたものか。
そこで九郎は旧知の仲のナセルと連絡をとった。

 


みえみえの演技で花嫁をかっさらうというコメディ展開で使われてしまったナセルが哀れです。
全編通して#3が一番好きだな。
これぞミズハス!っていうキャラ声だし、ちょうどこのゲームの中間でコメディ要素込みの箸休めになってますし。

 


無事に一件落着して、これで百合子ちゃんとはお別れか・・・
ナセルはろりオジーと呼ばれて可哀そうでしたね。

一時期活動が極端に減った水橋かおりさんでしたが、最近また増えてきましたね。
ブルアカのキャラの声とか凄かったです。
50歳過ぎてるのに舌ったらずのロリ声が進化しててビックリしました。

水橋かおり出演作品のゲームはコレを最後にもう持ってないんだよな。
年に1回はミズハスの声を補充しないと生きていけない。

 

さて、本作の説明はここまでにします。
すでに長すぎる記事になってるし。

 


エンディング迎えました。
PS2の内臓時計が寿命迎えてるんでプレイ時間計測できませんが、30時間超えてたと思います。
ビジュアルノベルなので1本道ですから、ギャルゲー全キャラ攻略達成くらいのボリュームです。

すごかったですね。
ねこねこソフトの集大成ってカンジですわ。

・二人だけの約束
・二人だけのルール
・日常の尊さ

今までのテーマを踏襲しつつ、別の角度からの約束・ルール・非日常を織り交ぜたシナリオは脱帽です。
さらにBGMです。
往年のねこねこソフトのやさしいアコギサウンドが涙を誘いました。
完璧なプロローグ、感情移入しやすい文章力、BGMの調和、キャラクターの掘り下げ、伏線回収。
最終話はハッピーエンドに向けてのまとめだったので泣きませんでしたが、2話、4話は泣いちゃいました。
特に4話はズルいですね。
後藤邑子さんの声が刺さりますわ。ご本人の病気と重ね合わせてしまいますし。

本作のシナリオはギャルゲーとは別物ですが、上質の長編小説を読んだときの面白さに負けてませんね。
素晴らしかったです。

 

 


クリア特典でおまけモード解放。
1枚だけCG見れてないな。
1本道でそんなハズない・・・ってことは?

『おまけモード・わたしを海につれてって』
ここで最後のピースである、美月さん(32歳)のグラビアが埋まりました。
この子が最後までイジられてましたね。

ひとつだけ不満があるとすれば、長編なので声優さんが複数の役をこなしてる点ですかね。
みんなクセのある声を武器にしている声優さんばかりなので、ちょい役のキャラの声がメインキャラと被ってすぐ違和感に気付いちゃう。
でも水橋かおりさんは百合子ちゃん以外に代役なかったな。
4話は後藤邑子さん何役やってんだ?
と思ったらCV:鳴海エリカってなってるな・・・おっとこの話はそこまでだ。

 

で今ね、記事を書きながらwiki見てみたら、

これ元エロゲーなのかよ

てっきり『120円の春』と同じでエロなし作品だと思ってたよ。
どこにエロシーン挟む余地があんだよこの作品に・・・
まぁねこねこソフトはシナリオ特化だから別に元エロゲーだろうがコンシューマしかしない私には関係ないですわ。

本作は限定版を持ってたので、特典に『サナララ』が同梱されているので、また何年後かにプレイして記事にしたいと思ってます。

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コメント

  • 記事を仕上げアップに至るまでの人知れずな作業が忍ばれ、改めてお疲れさまです

    カワタビさんのギャルゲー歴の原点みずいろ
    私はそらいろは記事で拝読したのみですが、みずいろ·ラムネは間延びした声で「ひどいよ~」「うわ~ん」など、へっぽこシーンを今でも思い出せる強印象好作品ですね
    感動のシナリオを粗方忘れているのでまたプレイしたいです

    スカーレットベタ褒めじゃないですか
    実は大作ノベルだったとは
    私も取っ付きにくそうだったので本編そっちのけで、直球ギャルゲーと分かるサナララだけ遊びました
    積み状態の120円の春と共にプレイ候補にイン致します

    …取り組みたいタイトルが増える一方です(^_^;)
    しかし実家で厄介になっている収納から、まほろばStories他を連れ帰ったのでまずこちらを久方ぶりに再挑戦しますよ
    ゆったり感が今の私に合っていて続きそう
    セーブポイント制はプレイするタイミングを選びますが、年末年始もあるので久々のアクションRPGを張り切っちゃいます

    by たろ 2025年12月3日 10:00 PM

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