- 2008年3月19日 19:18
昨日、仕事帰りにちと近所のブックオフ寄ってきたんだけど、
そのブックオフにはずいぶん広いゲーム中古売り場がありましてね、
で、WIiでもプレイ出来るしとゲームキューブの中古売り場にぶらっと立ち寄った所、
見た所、小学校の低学年位のガキが「首折れるよっ!」て感じに必死に冗談の棚の方を
眺めていまして。
で「こえーなー」と思いつつ、何気にビューティフルジョーのパッケージとかを手にとって
「480円かー、安いなー、でもPS2ならもっと安いし
考えてみりゃこんなマイナーハードかつパッケージが既にバター臭い
アメコミ調のゲームをわざわざ買ってプレイする人なんて極僅かなんだろうなー、
結構面白いのに」
と、すでにそのゲームのPS2版を所持していて何度もプレイした事がある僕は、
ゲームキューブ版のそれを冷やかし全開でドシャッと棚に戻すと
その横でずっと上を見ていた少年が僕の方を向いて何か話しかけているのに気づきました
(僕は普段I-PODとヘッドフォンを常着してるので視界に入らないと気付かない)
で、何かなー、と思いつつ「どうしたの?」と聞いてみると、
「すみません、あの上の方にある一つだけタイトルが見えないソフト取ってほしいんですけど」
って、ガキとは思えない丁寧口調で語りかけてきまして、
で、その少年にお願いされた方を見上げると
確かに一つだけパッケージの帯が背を向いてるソフトを見つけたので
(あ、成程ね、これが気になって上見てたんだな)
と、思いつつ「はい、これだね」と少年に手渡したそのゲームを見ると
「ああっそっソノゲームハ!
確か俺が毎週楽しみにしていた伊集院光のゲームWAVEっていうゲーム番組で
10年位前にその「巨人のドシンの開発者達にアポ無し取材に行くって企画があって
で、現場に行ったら学生運動みたいな恰好したゲームスタッフがメガホンを持って
「我々は巨人のドシン解放戦線だ!」
とか、アポ無しって言ってるのに完璧に話はついてるぜ、
みたいな対応を取られた伊集院光が
「よし話はついてるな」って顔つきで
「そりゃ必死にもなるよな、今は64DDっていうハードの売れ行き自体
かなり厳しいもんな...」
って、調子に乗って言ったら、開発者の一人が
「よっ余計な御世話だっ!」
って、番組中にちょっと本気で切れた事で
お馴染みの、64DDキラーソフト「巨人のドシン」じゃないか!
つーかゲームキューブに移植されていたのか!」
と、俺が誰が覚えてるんだそんな事っつー
長い情報を頭ん中で繰り広げていると、
その少年は俺が取って上げた巨人のドシンのゲームパッケージをまじまじと見つめて
ものすごい納得した様子で「うんうん...」って一人で頷くと
「ありがとうございました」って僕の方に一礼した後、
何事もなくレジの方に向かっていったのでした。
違いの解るガキも居たものだなぁ...
と、感心した僕はその後、PSの中古ソフトコーナーに移動して
「アンゴルモア99」「ムーンライトシンドローム」「KENKIいっぱつ!ショベルマスターになろう」
の3タイトル各250円を750円というコンビニの時給程度の金額でお買い上げし、
更なる違いの解る大人ぶりを見せつけて帰宅したのでした。
あー眠たい。
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