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雑誌・書籍関係 Archive

青春×げんしけん×大人ギリギリ

http://www9.big.or.jp/~rokugen/mt/archives/000205.html
http://www9.big.or.jp/~rokugen/mt/archives/000210.html

の2エントリー参照。

元々、げんしけんは筑波大にあった現代視覚文化研究会(まんま)
というサークルをモデルにして描かれた漫画だそうですが、
ブログ記事の方はそのモデルになったサークルに居た方だそうです。

もちろん僕も原作で一通りげんしけん読んでます、
で、この漫画に対する僕の感想は記事を描かれた本家げんしけんの方と意見ですね。
あまりにも漫画と同じ環境過ぎて面白いとか、笑えるというより
読んでいて生活のすぐ傍にあるものを感じたという具合です。
 
 
 
ただ「げんしけん」と現実との決定的な違いは
「そんな都合良く異性同士が濃い趣味を持ったサークルに集まらない」
って事でしょうか。まあ、これは「アフタヌーン」って雑誌の傾向から
※ほぼ「ノンフィクション」の史実を元に脚色を付け加えて
ニュータイプの学園ラブコメに仕立ててるんでしょうが。※俗に言う梶原一騎戦法
 
 
それと、この漫画との比較に「究極超人あ〜る」が各所で挙げられていますが、
あ〜るもいいけど、自分としては「奇面組」こそが現代版げんしけんなんじゃないかと。
奇面組もげんしけんも世間一般的に認知されていない趣味や特性を持った
複数の主人公が集結するという点で互いのコンセプトに深く通ずるものを感じます。
単純に面白い事、楽しい事に生活基盤をおいて、
プライベートでは好きな事をやりながらも集結する場所は決まっている、
こういう自由奔放で自然な勢いこそが青春に不可欠であると僕は考えます。
  
 
恋愛やスポーツばかりが「青春」として注目を浴びる昨今、
僕はルールや他人の束縛、才能に縛られる日常に対して青春を全く感じられない。
そういうのは選ばれた人がレールに乗せられて動かされてる様にしか思えない為です。
ですが、世間的にはそういう行為が青春的であると定義付けられている様で、
僕は昔から自分が感じてる青春と一般的な意味での
「青春」の違いに深い溝を感じていました。
  
自分が実感する青春というのは、
実の無い日常をダラダラと過ごしたまま20台〜30台前半を迎え、
それまで漠然としたイメージで大人の存在を捉えていた少年が趣味をキッカケに
自我に目覚め、好きな事をやりだして独自の世界を築いていく、
こうやって少年時代の窮屈な束縛から解放されたパワーが
「大人ギリギリの青春」であり、げんしけんや奇面組に通ずるアナーキズムであり
自分の進む「道」に気付いた「大人ギリギリの青年」の為の
ユートピアなんだろうなと考えます。

そうやって密度の濃い青春を本家筑波大げんしけんで過ごせた元メンバーの方や、
このブログのトップページである「ゲマニズム」で今も過ごせている
僕は人としてとても充実してるなぁ…と環境に感謝してます。
 
 
 
 
 
大人未満の青年は別に大人ではないんだから、自分で責任を持てる範囲で好きな事を
好きなだけやればいいじゃないか。大人には時間をかけてもなれるけど、
少年や青年にはいくら振り返っても戻れないんだから。
 
 
 
 
 
こんなしみじみとユッタリとした郷愁、時間の大切さと人生を楽しむコツ、
そういう深いメッセージがげんしけんというキャンパスライフには沢山埋もれている。
そんな「げんしけん」を20世紀のオタクの為の聖書として推薦してみます。

 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
追伸:
上記で上げた元げんしけんの方の記事に特に共感した所。

イベントサークルとかマスコミ系とかの業界ごっこしたがってた奴らは別な。未だに根に持ってるぜ、死んじゃえばいいよ。

至極同感。
うちのサイト(ゲマニズム)も散々そういう奴等の
身勝手な途中脱退とか活動放棄に悩まされてきたなぁ…。

僕等がやりたいのは単にガキの頃の溜まり場の延長線上で
色々巻き込んで楽しい事を追求したいだけなんだと
この前、海パン君と会った時に話したばかり。
素直に物事を楽しめない人とは関りあいたくないです。

HDD漁ってたらハンター×ハンターのアレ発見

 

『貴方はいつでもピアノマン』 (協奏曲 富樫の詩第三章)
酷いよ先生…2年休むなら相応の仕事残してよ…♪ 酷いよ先生…こういう画の世界観だと信じてたんだ…♪ 酷いよ先生…コミケ行くなら集英社で働いてよ…♪


wow…wow…計画的ノイローゼ…♪
Yee…Yee…倍近い巻数のONEPEACE♪
Sey YES 確信犯の取材と休載♪

貴方が好きな牛乳プリン 毎日支給するから画を描いて♪

この想いが届いたのか解りませんが
何やら近々ジャンプに連載を再開するそうです
URL
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51105473.html
(新メンバーに教えてもらった)

ヤッター 富樫センセ大好き(手の平返し)

CONTINUEの最近


何かゲマニズムの方でも随分前にフューチャーした
ゲーム誌、CONTINUE(以下CNT)の編集者が運営してるブログを発見しました。
http://cntblog.seesaa.net/

うおお、懐かしいなぁ、
そういや最近は行きつけの本屋にCNTを置かなくなったので
読んでないけど創刊号から3〜4年間は定期購読してた雑誌だっけ、
と少しテンションが高くなる。
 
 
何か最近のバックナンバー見てみると、
アニメ・漫画とかの特集を中心にやってるみたいっすね。
僕は元々CONTINUEと同太田出版から出てる
『超クソゲー』という本の流れを汲みつつ「実態の掴めないゲーム誌」として
読み手を惑わしながらも様々な読者層を開拓してた
初期のCONTINUEのストイックな所が好きだっただけに少し違和感を感じます。
もちょっと独創的な企画がほしいとこですね。

ただ電池以下とかみうらじゅんさんの企画は相変わらず最高っ
掟ポルシェ大好きです。

『オマケ』【掟ポルシェの男気】

鬼切り夜鳥子 自宅到着

先日、エンターブレインで注文した
鬼切り夜鳥子が自宅に到着。

代引きで注文したら朝の7時っつー大変迷惑な時間が来た。
まあ、偶然今日は休みだし、せっかくだから到着したて
ホヤホヤの表紙のインプレッションでもしよう。





















(両画像ともクリックで原寸大表示)

両冊子共、思ったより帯の配色が軽い印象。
銀張りとか古紙(または和紙)風のいぶしがかった
資材でも使ってんのかなと思ったんだけど。














1巻目「百鬼夜行学園の帯」

otuiti.jpg

何気に帯タイで小説家の乙一がコメントしてる。

いやぁ、この辺のネームバリューはワラでも掴む、
元広告業の露骨な商魂逞しさが垣間見られて感心(笑)

初物の出だしに著者を知らない人にも注目を
向けさせる有用な手段ではあるが、
(出版業界における宮内庁御用達制度と俺は勝手に呼んでいる)
手にする際、著名人の推薦枠で一般消費者を見下した様な感じが有り、
自分はあまり好きな方法では無い。

タイトルの「こりゃすごい」もシンプルで解りやすいが凡庸すぎて退屈、
興味を惹くまでには至らない。
小説求めてる人に桝田ゲーっても何のこっちゃ解んないだろうしねぇ。

帯の使い方は面白い。










2巻目「京都ツアー編の帯」

kyouto.jpg




「セーラー服の陰陽師」

「ポロリ有り」(本買えば解ります(笑))

「式神VS鬼」



魅惑的なキーワードと浮き字にしての配置が絶妙っ
1巻目と落差を感じる程、良い仕上がり。
そうそう、帯って思ったより大事、
本屋で直感的に手にする動機の大部分が
「帯のキャッチ」と「表紙」のバランスだし。

相変わらず誰がデザインしたのか知らないけど中々好印象、
前巻と併せて買わせる程のインパクトは無いけど。



















と、まあページを開く前から両本との仕上がりの差を地味に感じる。
中身の方はゆっくり読んで1〜2週刊以内にコメントつけます。

省治のオジさんが小説を書いたらしい。鬼切り夜鳥子購入

 

今、久しぶりにうちのサイト(ゲマニズム)もリンクしてもらってる、
ゲーム会社「MARS」のサイトを拝見したら、
何だかんだで御縁があって

「リンダューブ」「俺の屍を越えてゆけ」
「暴れん坊プリンセス」「ネクストキング」

と、俺が一通り遊ばせてもらってるゲームを多数、発案・製作された
MARSの頭(カシラ)桝田省治さんが今、小説を書いてるらしい。

そういや随分前、MARSのBBSがまだ稼動時、
企画開発中ってカテゴリの掲示板にあった
百鬼夜行学園とかいうスレッドに自分も何度か参加させてもらってたんだけど、
これゲーム化するのかと思ってたら小説になったんだねぇ。


以前リンダや暴プリをプレイした時、
えらく味のあるテキストがメッセージウィンドウに表示されるのが面白くて
町中全員の村人と話しこむっていうデバッガーみたいな事もやったけど、
この人がゲームって媒体から離れ、一貫してテキストを組むと、
どうなるのかってのも非常に興味がそそられる所だ。


と、思い、エンターブレインのサイトで
鬼切り夜鳥子の商品紹介ページを開いてみる


学園退魔ファンタジー!!

チョイワル天狗とメガネ巨乳

エログロ&ノンストップ超伝奇アクション第2弾!!


紹介文に羅列されるキーワードにピンとくるものがあり、
早速、現在発刊済みの

鬼切り夜鳥子 〜百鬼夜行学園〜

鬼切り夜鳥子2 京都ミステリーツアー

の2冊を直感的に購入。
代引きで注文したんで明日か明後日には物が届くだろう。

確か桝田さんは、僕も大好きな山田風太郎の
忍法帖シリーズのファンとかどっかで公言してたから
その辺のエログロエッセンスが散りばめられてる事を無責任に期待して、
ワクワクしながら到着を待つ事にする。

物が届いたら一回読んで
このブログにインプレッションでも記載します。
んー楽しみだ。


にしても、こういう面白いクリエイターさんがメディアに
出てくるのは良い事だ。小説も頑張ってね桝田さん。

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