VHS整理シリーズ 「ゲームWAVE サクラ大戦2開発潜入捜査+広井王子対談」

既にゲームカタログの方は何件か蔵出し紹介していますが、今回はその続編的な番組にあたる「ゲームWAVE」を紹介。

このゲームWAVEの本放送時前週に丁度、テレ朝で放映されてたゲームカタログが最終回を迎え「あー、残念だなー」と思いつつ、当時、Win95で始めたばかりのインターネットで四六時中入り浸っていた「伊集院光私設ホームページ」(現在は閉鎖)のチャットでログを交わしていた所、「あ、始まったよ」というコメントが相次ぎ「どうしたの?」と尋ねてみたら「ゲーカタ終わって今週からテレ東で新しいゲーム番組が始まるんです」と、教えて頂き、焦ってテレビを点けその辺にあったVHSに録画し始めたのがこの番組。

なので番組開始時の数分が途切れてしまい、竹崎さんと伊集院氏の対話から始まってます。番組の構成としては、前身ゲームカタログの作りを踏襲しつつも、全国ネットだったテレ朝と比べ関東ローカルのテレ東という事で、録り逃した数分の中での番組開始映像は放送開始時のアシスタントであった吉田里深と土手を全力で走るという明らかに予算組で無理が祟ってるであろうもので深夜にデブとグラビアアイドルがベクトルの違う巨乳を揺らしながら面倒くさそうに土手沿いを走るその光景は、シュール過ぎてもはやコンセプトがゲームだか何だか分からなく、開始からしばらくは視聴率氷河期が続いたそうです。(放映時の伊集院氏ラジオのコボレ話より)

その証拠に、現在YOUTUBEにいくつか上がっているゲームWAVE関連の殆どがメインMCにアンタッチャブルやブッチャーブラザーズを迎えてバラエティ色の押し出しに成功した事で視聴率が上がってきた中後期のもので、視聴率氷河期時代の初期WAVE映像はあまり見かけません。

自分は逆にアンタッチャブル、ブッチャーブラザーズ活躍後のWAVE映像はあまり所有してなく、訳としては番組中期頃にあたる、一時、制作スタッフが編成にしくじり、スタジオにゲームクリエイターを呼び込み適当な販促トークを終えてから、ついでに売れないグラビアアイドルのプロモーションをゴリ押しするという、ギルガメッシュ崩れな糞番組になり果てそこで8割方の情熱を冷めさせられた事が挙げられます。まさか、あそこから持ち直すとは思っても無かった。

ともあれ、自分はこのゲームWAVEを観てからフワフワした業界感への憧れを持ち、そこからゲーム業界の参入を強く志した位影響を受けた番組でした。本番組をご存知の方もそうでない方も、90年代の干ばつ的なノスタルジーを一度ご賞味下さい。中期のゲームWAVEは本当に糞でしたが、最初期の方は良い意味でのローカルさが漂っていて自分的には一番好きです。

後、この番組とは直接的な関係はありませんが、ゲームWAVEの次番組が内藤泰弘原作のトライガン。深夜アニメの先駆け的作品で真夜中にテレビから響くOPのH.Tは絶品の一言。ロックが嫌いな自分でもこれは別格で、当時サントラを入手しに秋葉原へ散策しに行ったのも良い想い出です。

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