出典元 バブル時代ってやっぱりすごかったの? 「つるピカハゲ丸」の作者に聞いてみた – トゥギャッチ
インタビュー内容一部抜粋
週末の夜
の 今日みたいな金曜日の夜は、いかにも「金持ってんぞコラー!」っていう雰囲気を出して歩いてる人ばっかりでしたね。
記 歩き方からして違うんですかね?
の そうそう。自信満々な感じでね。「オラー! ナンボじゃーー! ナンボ欲しいんじゃーー! カネならあるわー!」みたいなオーラ出てました。
記 どんなオーラですかそれ。
の あとは、不動産とか証券とか保険の人たちが多かった気がしますね。私の友人にも金融機関の“MOF担(モフたん ※)”がいたのですが、月の接待交際費が400万円もあるとかで、それはもう派手に遊んでましたよ。バブルがはじけてそういうのが問題視されるようになったら、左遷されて地方に飛ばされたうえに離婚しましたが…。
当時の金使いについて
の そうですね。マンガ家の仲間と一緒に銀座で寿司をつまみながら飲んだり、それからクラブ…いわゆるお姉ちゃんがいるお店に遊びに行ったり。
記 結構お金使いますよね…?
の そうですね。一晩で10万円とか20万円とか。
記 先生は最近だと、どこで飲むんですか?
の “ビッグスリー”です!
記 何ですかそれ?
の 「さくら水産」と「ガスト」と「サイゼリヤ」のことです!
借金に対する考え方
の そうそう。あれを見てね、「バカじゃねーか! 借金は借金だろ!」って思ってましたが、いざ自分がそういう状況になったらあれって本当だったんだ…ってなりましたね。限度額が増えると、本当に貯金が増えたような感覚になるんですよ。「やったー! 限度額が増えたー! ラッキー!」みたいな。どうせ借金だからラッキーでもなんでもないのに。
記 おおお…! 僕借金はしたことないんで、その辺の感覚はまったくわからないです…!
の でも、今は借金があるおかげで「マンガ描かなきゃ!」っていう気持ちになれるんですよね。逆に言えば借金がなかったら描くのをやめていたかもしれない。ですから“マンガ家は借金してナンボ”くらいに思ってますよ。ヨッピーさんもぜひ借金をしてください!
記 嫌です。
ここまでステレオタイプのバブル世代も珍しい。ハゲ丸といえば当時、藤子F 徳田ザウルス すがやみつる 小林よしのりと、名だたる超一流作家人の人気漫画の時流に押されて何となく人気漫画扱いとなってしまった コロコロ3軍の補欠 という感じの微妙極まるポジションの漫画だったと記憶してましたが、それでもアニメ化やグッズ化で億単位の収入を得るに至っていたというのだから恐ろしい。バブル経済というのが如何に元々ダメなクズをより一層堕落させるかが分かりますね。(お金持ちまくっても今普通の人達沢山居ますし)
そんなに定期収入が欲しけりゃ、こせき先生みたいにまず路上販売で自分の作品売る所から再出発してみたらどうでしょうか。
http://jumpjojo.seesaa.net/article/118311726.html
銀座、六本木辺りで活動すれば高級車のエンブレム位分けてくれる人居そうだし。