たんぽぽ川村じゃないよー。驚きました、ほぼモデルです。
実写化の話が出たらレイコちゃんは迷わず彼女にやってもらいましょう。
・・・
朝、学校へ登校すると、一人見慣れないクラスメイトがいました。
「私、転校してきたの。友達になってくれる？」
彼女は周りには見向きもせず、真っ直ぐ僕の方へ向かってきていいました。僕は一目で彼女のことを好きになりました。
それからというもの、時間の許す限り彼女と過ごしました。そして同じ時期に学校でこんなうわさがたったのです。
「夜になると開かずの屋上の扉が開く」
学校の屋上は、数年前飛び降り自殺した生徒が出たため、ふうさされています。高い場所の風景が好きな僕は、とても興味津々です。
「ねえねえ、今日の夜、屋上に行ってみない？」
「いやよ、高いとこきらいだもん。それに夜の学校なんて怖いだけじゃない。」
僕は内心、ホッとしました。ふと、現れた彼女のことをどこかでおばけだと怪しんでいたからです。
・・・
夜、いやがる彼女と学校へやってきました。屋上に着いた際、彼女は僕にしがみつきながらこういいました。
「昔、高いところからおちたことがあるの。」
じゃあ一緒に、と景色の見える場所まで歩きました。
「大丈夫だよ！ほら！」
僕は今日、ここで告白しようと決めていました。
「いいたいことがあるんだけど…。」
「私も、ずっと伝えなきゃって…。」
そして、トン、と背中を押されました。屋上からおちていく僕を見ながら、彼女はこういいました。
「夜の学校なんて、私が怖くなるだけじゃない。」
彼女は死神の顔をしていました。
((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
いや、まあ、あっちの方は女性生きてるんですが、それでもラブロマンスを大々的に広告にしていた割に映画の方が、史実通りかなり凄惨な事になるので当時暇潰しに観に行った映画館の中で、隣のバカップルが絶望的な表情でスクリーンに釘付けになっていたのが印象的でした。
ちなみに、ほぼ史実通りに沈没する客船と艦内の様子を綿密な描写で描いたA Night to Rememberは尋常じゃない程トラウマなパニックムービーなので、もっと凄惨なラストが観たいという方そちらもどうぞ。
なんかタイタニックの話ばかりになってしまいましたが、こういうラブロマンスから一転的な話も緩急があって良いですね。
