ストーリー解説
鎧を身にまとった戦士や魔法が使える不思議な住民の暮らす異世界の果てサイランド王国。
その王国には沢山の冒険者達が住んでいる。
そんなある日王国に4人の戦士達がやってきた。

自らの力量を試すべく修行にやってきた若き男戦士

娯楽の一貫として世界中を歩き回る道楽ドワーフ

強力な魔法の存在を求め各国を放浪探索するエルフの娘

世界一有名な冒険者となり見つけた財宝で富豪になる事を夢見るハーフエルフ
そんな彼等にサイランドの王は告げる:
お前等は今日からそれぞれ我が国の勇者の一人となり志を道に冒険するのだ。
この物語はそんなダイスの勇者達の物語。
ゲーム紹介
金←とても大切なもの
人間誰しも欲がある。心体求める自然欲は勿論の事、何より強く出るのが金銭欲。
趣味に費やし、女の為に、家庭の糧と、権威の象徴に。
黒光りする闇の誘い。
そう、このゲームやってるとそんな自我の保持する欲への好奇心が何か凄く刺激されるんだよね。
まず、進行パターンの説明をすると、本編のスゴロクマップに入る前にフラグ立てとして、
コマンドを選んで場面展開するアドベンチャー形式で、サイランド王国の各店舗に入り、
冒険に必要な武器やアイテムを各キャラに合わせて購入。そして購入した武器や道具を持ち、
章区切りに分かれたスゴロクマップに参戦。
マップに配置されたアイテムイベントや宝をゲットしつつ、スゴロク上に現れる敵とダイスを振って戦闘。
この時、大数を出した方が攻撃力×相手に勝ったダイスの目の分+2〜3の割合でダメージを与えられる。
この流れで進み、章の目的を果たしてマップの目的地に辿りついた段階でクリアとなる。
また、単純なシステムだけに、裏でやり繰りしたステータスの数値応答が素直に感じられ、
各個人のプレイスタイルに不純なく答えてくれるのも、ゲームに必要な魅力の一つとなっている。
そして何よりこのゲームの一番の味は金のシステム。
開始冒頭、入った店で、手持ちの200Gを元に購入できる武器・防具は貧乏臭い珍品ばかり。
そしてキーを→に押せば、ストーリー進行に関係無しに、宝石の如くリストに出てくる高額な貴族物品が目を照らす。
何が臭い皮鎧だこの野郎…。屈辱の一コマである。
畜生…俺に金さえあれば…
と、いう金に対する現実感と異臭漂う武具を抱え冒険に出発した先のスゴロクマップで
遭遇した財宝やアイテムイベントの輝きはもう格別。
金の駆け引きというバクチ要素がゲームを広く覆っているだけに、
運に任せてダイスで勝負。
この雑把な駆け引き争いが賭博独自の空気にマッチしたシステムで、
一つの世界観として統合されているのが非常に巧妙。
モンスターデザインも秀逸で、コミカルながら勢いのあるテクノスタッチがこのゲームでも見事に活きている。
強いて欠点を挙げるとすれば、ストーリー構成。
熱血シリーズ中心だったテクノスの空気で強引に押し通しされる感があり、
それでも元が良いから面白いのは事実。
統合的に見れば本気でおすすめのゲームです。