天地創造
製作会社 エニックス (現 スクウェアエニックス)
価格 980円〜2480円 (中古相場)
プレイ時間(約) 10〜15時間
ゲームジャンル アクションRPG



ストーリー解説

その星は 二つの心を持っていた
表の顔と裏の顔
ライトサイド と ダークサイド

この星が 生まれてからの 46億年という 年月は…
大いなる 二つの意志によって 進化と衰退をくり返している。

ライトサイドの意志で 新たな生命が 生まれ…
ダークサイドの意志で 氷河期が 訪れる…

ライトサイドの意志で 道具を使う生命が生まれ、
新たな技術が 次々と 作られていく…

ダークサイドの意志によって ひずみが生まれ、
その犠牲者が出る…

人類は その二つの意志を
それぞれ 「神」 と 「悪魔」 という名で 呼んだ…

ゲームオープニングより


ゲーム紹介

外れの少ない大手産ブランドのアクションRPG。

「ガイア幻想紀」「ソウルブレイダー」等、
同社産 同ジャンルの隠れ名作群で築かれてきた
エニックス開発力の集大成とでも言うべき名作。

重みのあるシナリオの良さもさる事ながら、
注目すべきは「ビジュアル」「操作面」の独創性。

 


例えば、この作品ではゲーム中にセレクトを押す度、
画面は箱の中の密閉空間場面へと景色を移し、
その中で宝箱に見立てられたステータスメニュー
(アイテムならアイテムの箱、武器の箱の様に)
を開いていくという一風変わった操作要求が施されてます。

この一見して無駄に見える演出にすら
「手間」「面倒くささ」を一切感じさせない、
操作性の良さが何よりこのゲームの魅力の一つ。

また、SFC後期に発売された作品だけあって
ドットのキメ細かさや、クォータービュー
(斜め視点での3Dフィールド)の臨場感、
そして、重厚なオーケストラサウンドが
背景を彩る「水・霧・雲」等、透明感ある風景と重なり

「ハード性能+ソフト容量」

を、ギリギリまで活かし切った幻想的な風景を魅せてくれる。

 


更にROM特性である、読み込み速度に依存しないレスポンスが
ユーザーに快適な進行状況を提供する事により、
操作の好感度倍増。

ロードタイム慣れした最近のDVDユーザーにとっては
ある意味「斬新」にすら感じる程の爽快さ。

ボタン連打の操作感や処理落ちの少なさからいえば、
動きの激しいジャンルは やはりROMカセットに限る。


難点を挙げると、謎解きが非常に多いとこ。
ダンジョン内部一階層に一つの割合で
手詰まり箇所が出てきます。

ヒントもあるけど、
不親切+あいまいな表記なので答えを出すのに一苦労。

バランス的にはFC初期のRPGレベル程で、
「頭脳労働が無いゲーム等 RPGとは呼ばせない」
なんて東大一直線な硬派ゲーマーの方は是非。

自分は進行5時間程でギブアップ。
すでに攻略サイトを覗いてしまった
汚れたゲーマーです。


採点表
最高5ポイント

グラフィック



サウンド



バランス



ストーリー



アイディア



中毒性


連射のつぶやき


近所のビデオショップで映画「天地創造」2本パックが480円で叩き売られていた。
名前負けの意味を再認識させられた。


記入日時 2003/11/14/
記入者