ゲーム紹介
外れの少ない大手産ブランドのアクションRPG。
「ガイア幻想紀」「ソウルブレイダー」等、
同社産 同ジャンルの隠れ名作群で築かれてきた
エニックス開発力の集大成とでも言うべき名作。
重みのあるシナリオの良さもさる事ながら、
注目すべきは「ビジュアル」「操作面」の独創性。
例えば、この作品ではゲーム中にセレクトを押す度、
画面は箱の中の密閉空間場面へと景色を移し、
その中で宝箱に見立てられたステータスメニュー
(アイテムならアイテムの箱、武器の箱の様に)
を開いていくという一風変わった操作要求が施されてます。
この一見して無駄に見える演出にすら
「手間」や「面倒くささ」を一切感じさせない、
操作性の良さが何よりこのゲームの魅力の一つ。
また、SFC後期に発売された作品だけあって
ドットのキメ細かさや、クォータービュー
(斜め視点での3Dフィールド)の臨場感、
そして、重厚なオーケストラサウンドが
背景を彩る「水・霧・雲」等、透明感ある風景と重なり
「ハード性能+ソフト容量」
を、ギリギリまで活かし切った幻想的な風景を魅せてくれる。
更にROM特性である、読み込み速度に依存しないレスポンスが
ユーザーに快適な進行状況を提供する事により、
操作の好感度倍増。
ロードタイム慣れした最近のDVDユーザーにとっては
ある意味「斬新」にすら感じる程の爽快さ。
ボタン連打の操作感や処理落ちの少なさからいえば、
動きの激しいジャンルは やはりROMカセットに限る。
難点を挙げると、謎解きが非常に多いとこ。
ダンジョン内部一階層に一つの割合で
手詰まり箇所が出てきます。
ヒントもあるけど、
不親切+あいまいな表記なので答えを出すのに一苦労。
バランス的にはFC初期のRPGレベル程で、
「頭脳労働が無いゲーム等
RPGとは呼ばせない」
なんて東大一直線な硬派ゲーマーの方は是非。
自分は進行5時間程でギブアップ。
すでに攻略サイトを覗いてしまった
汚れたゲーマーです。
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