クライシスフォース
製作会社 コナミ
価格 6000
プレイ時間(約) 5時間〜
ゲームジャンル シューティング



ストーリー解説


A ショット
B 変形
十字キー 機体操作


という操作形態で、
突風の如く高速スクロールから、
滝の様に降りかかる敵キャラを打ち倒していく、
縦型シューティング。


ゲーム紹介


ゲーム自体に目新しさは無いものの、
この頃としては母体がFCという事も含めて
平均クラス(上)の出来。

一見調整を誤った様に思わせる
デタラメな高速スクロールの難度も、
読みと勘で慣れてくにつれ
除々に壮快感へと切り替わる辺り、
プレイ側の操作欲を上手く予測した、
製作者の小粋な煽りが効いている。


と、上記に挙げたゲームバランスの調和に加え
当時のFCシューティングにおける
ブランドでいえばショーケースの端っこ
的な地味な印象を上手く打破している、
グラフィックの書き込み演出にも注目したい。

殺風景な宇宙空間から、
神秘的な子魅力醸す遺跡風のステージ、
色彩豊かな大自然の風景に

近代的な交通道路、等。

 



流れの速いこのジャンルの中で、
無視されがちなグラフィックの書き込み。
特にFCの頃の製作環境では、
容量制限で理想と表現の境がキリキリしていたもので、
このシューティングというジャンルもまた、 多くの作品が同社から発売された
グラディウスの亜流に留まったものでしかなかった。

そこに、わざわざ
魅せる為の彩りを加えた製作者のコダわりを
景色にして潜らせた創造力のバイタリティに
敬意を表したいところ。


ショットを撃ちながらの同時B入力で、
機体ごとに効果の変わる特殊ボムや、
Aを離した状態でのB入力による機体変化。
同じボタンの使い道を組み合わせで変化させる、
このアイディアは格闘のコマンド入力を思わせる工夫がある。


視覚でいうと、
持って嬉しい光る宝石というより
触って楽しい絵合わせパズルという感じ。

ボタンの組み合わせによって、
機体と共に変化する攻撃方法。

パワーアップ時のモデルが美麗な背景に一際映える。

 


そして、BGM・音響の演出も、
そのままSFC持っててもいいくらいの出来栄え。

この頃のコナミサウンドチームは、
また格位違う位置にいた記憶がありますね。

短形波倶楽部のCD良いです。
(サントラ集めてる人)


採点表
最高5ポイント

グラフィック



サウンド



バランス



ストーリー



アイディア



中毒性


連射のつぶやき
ゲームプレイ中コナミのロゴが出ると、
思わず手が反応して例のコマンドを入力してしまう辺り、
如何に自分が不正で楽を求める人間かが自己認識出来る。

記入日時 2002/12/02/04:17:12  No.59
記入者