超惑星戦記メタファイト
製作会社 サン電子
価格 5300
プレイ時間(約) 10時間〜
ゲームジャンル アクションシューティング



ストーリー解説


惑星戦士ケインとなりスクロールの無い自由進行形式のマップ内を、
上下左右に攻撃分けの出来るタンクメタルアタッカーで移動しつつ、
時に機体からセレクトボタンで飛び降り
生身の戦員ケインとして銃を武器に
海中を泳ぎ回ったり、狭い洞窟内を歩き回ったりしながら、
クリア条件を徐々に模索していく探索型アクション。

ゲーム紹介
ハード性能から考えて、
人の動きを明確に表現するのがまず無理だったこの時期に、
自分は当時このゲームをプレイしながら、
明確な人体のリアリズムを感じていた覚えがある。


つーのも、
出来る事が多いってのがまず要点。


無鉄砲なボタン連射や、デタらめな十字操作にさえ滑らかに答えてくれる、
タンクの素直な操作性を駆使しながら、
広大なステージマップを強制無く自由に行き来しているだけでも

おっ、これは良いな♪

と、ハイでワクワクな気分になれます。


加えて、遠近感による距離の取り方が中々凝っていて、
体系のデカいタンクでは入れない洞窟内に生身の身体で入る事で、
表世界の引きの目から見た広大さを感じさせるマップとは異なる、
人の視線から覗いた緻密な距離感に画面効果を分離し、
体感出来る部分を知覚として上手く切り替えてる辺りに、
物作りとしての光る創造性を感じるところ。







ただ、身体の弱いとこまで非常に現実的なので、
高いところから飛び降りると、
生身のケインではアッサリ死んでしまうとこが玉にキズ(^^;


段差から落ちただけでこの有様
スペランカーを彷彿とさせる問答無用の貧弱さだ。
戦員なんだからもう少し気張れよ…



まあ、それも含めて、リアルな距離感を、
ゲームとして上手く突き詰め消化してる感じで、
作品の面白味と感じてしまうのもこれ事実です。








また、作品を支えるBGMや音響効果も、
馴染みやすく、堅さの無い作り、
かつ、下手な悪ノリを微塵も感じさせない
硬派・精巧な仕事の出来で完成度の高さが伺える。


そしてパワーアップの為に必要なアイテムの自己探索。

洞窟に入り、ブロックを崩し、
役に立つアイテムが出るかどうかのドキドキ感は、
宝探しのそれに通じる遊びの楽しさがあり、
これにハマるともはや中毒状態。






現実にある食い残し上手く並べてゲーム流の御馳走にした。
って感じで、理想のディフォルメですね。
素晴らしい作品だと思います。

もう少し戦員が強ければ…





追記:アイディアの勝利かどうかは分からないが、
2002 2/14
同社発売のリップルアイランドとカップリングで
メモリアルシリーズとしてPSで復刻発売されたとの事。




名作は老いても死なず。
それが証明された。復活おめでとうございます。


採点表
最高5ポイント

グラフィック



サウンド



バランス



ストーリー



アイディア



中毒性


連射のつぶやき
同社発売の水戸黄門を始めてプレイした時の事、
ドットで潰れたツラの側近に、ヒビ割れた音声合成で

控えおろう!

と、 言われ。角にきた私はスイッチを切った。


記入日時 2002/11/03/07:57:21  No.50
記入者