ガーディアンヒーローズ
製作会社 トレジャー
価格 5800
プレイ時間(約) 500時間〜
ゲームジャンル マルチアクションRPG



ストーリー解説


中世・異国の戦争時代をモチーフとした世界観が
重厚かつ濃度の濃いカルト的な作り込みを感じさせつつも
ゲーム中途のアドベンチャーシーンで
要所要所に入るキャラのセリフから成る
的確な状況解説により、話しが独り走りにならず、
見てる側も自然とその流れを受け入れる事が出来る点も
マルチジャンルにありがちな部分的な作り込みを軽視して無い様でとても好感が持てる。

新感覚多人数参加型アクションRPG。
その徹底された世界観の作りこみには
ただ圧倒されるばかり。

ゲーム紹介
トレジャー作の
「横スクロール型 格闘RPGアドベンチャー」
という何とも、パッと見、不安を感じさせる程
バランスの悪そうな異種統合なマルチジャンルゲーム。

と、思いきやこのゲーム、
これだけのゴッタ煮目的で製作されているにも関わらず、
非常にバランスが良い。


基本軸はファイナルファイトの様な
古典的な横スクロール型アクションから
成り立っているシステムだが、何よりも斬新で驚かされるのは
キャラの滑らかな動作とスピード感。

コマンド入力形式でモーション豊かな2Dアニメがクネクネと動き回り
適度なガチャプレイをする事により


「バキッ!」「ドカッ!」


と、乾いた絶妙なSEで
敵キャラに次々と連打HITしていく事で、
その数値が迫力あるテロップで数値表示される。

このリズムが本能として人間の持つ破壊願望欲求を
見事に満たしてくれ、プレイする側に心地良い爽快感を与えるのだ。





そして肝心のキャラクター設定だが
このゲーム果てしなく登場キャラが多い。

何と言っても主要の4人メンバーだけでも
その動作モーションの作り込みの程は
見てる側に製作の苦労をヒシヒシと
伝えてくるものなのに、そういった動作の数々が、
ボスキャラは勿論、ザコキャラから、
小動物の様な小物キャラ。

そしてモビルスーツの様な形の魔導兵を始めとした
ロボットキャラの数々。

挙句の果てには、老人、青年、少女、主婦。
と、言った一般農民の数々に至るまで。
その種族は半端なものではなく、
しかも対戦プレイでは
ストーリーモードのデータを引用し
それまでに登場した事のある上記に上げた様な
膨大な数のキャラクター郡を
全てプレイヤーで操作出来る様になるといったところが、
もはや脱帽を通り越して感涙ものだ。
(キャラには全て技コマンドが用意されてる)




プラス、肝心のRPGシステムだが、
これはアクション形式で1画面に
何百と現れる膨大な数の敵キャラ
(大げさでは無いです(^^;))
を連鎖的に倒していくと得られる
経験数値(敵の強弱により数値は異なる)を溜めていき、
一定値になると上がるレベルを
ストーリーの章区切りに切り替わるステータス場面にて
上がったレベルの分だけの数値を


素早さ 力 防御 知力 運


といったパラメーターに分割配分する事で
キャラの能力値を上げていくのだが、
これに対する能力反映も見事に仕上がっていて
知力上昇による、魔法コマンド実行時における
アニメモーション変更の数だけでも
およそ数十種類はあるんではないかと思われる。

この辺のやり込み具合により、
プレイヤーの性格心理が読めるのも
遊び心があって面白いところだ。



欠点を上げるとあまりにもテンポが良すぎるゲームなせいか
プレイの飽きが早いというところか。

せっかくのマルチエンディング方式も
プレイごとに観点の変更を与える
程の斬新な世界観の切り替えが無いと
プレイヤーはついて来れず、
2,3度のプレイで満腹状態になってしまうだろう。

採点表
最高5ポイント

グラフィック


サウンド


バランス


ストーリー


アイディア


中毒性


連射のつぶやき
ズルが大好きだ。
相変わらず偏った好みだと自分でも思うが、
こういう爆発したバカが一人居た方が
このメディアの中では絶対盛り上がる。

遊びってのは少し狂ってた方が面白いんだよ。

記入日時 2002/09/27/17:23:24  No.11
記入者