ちっちゃいエイリアン
製作会社 クリーチャーズ
価格 4800
プレイ時間(約) 10時間〜
ゲームジャンル 宇宙救済



ストーリー解説

ゲームボーイカラーの赤外線端子部で現実空間の中にある光を集め、
その中にいるちっちゃいエイリアンちゃいリアンを収集し、
その体に付いているダークマターを集めて、
白くなった宇宙を黒に戻して宇宙を救うゲーム。

ゲーム紹介
部屋の中、押入れの中、冷蔵庫やトイレ、
はたまた内部に限らず広大な外部空間にも、
光の加減により別々のチャイリアンが生息している。

何が見えるだろう…とその場に立つ自分の存在感と
照らしつつゲーム画面を覗き込むリアルなドキドキ。

それはさながらスイッチを入れる度
中身の変わる現代版のデジタル虫篭とも言える。

現実の中にあるその場の光に合わせて
ゲーム画面に登場するチャイリアン達

チャイリアンの身体に付着した
ダークマターをコビリ落とすところ。

黙って揺さぶられる姿が妙に素直で可愛い。





また、毒のあるパロディ遊びも個人的に好きなところ。
チャイリアンの存在を秘密にするかと問われた際に、
横スクロールで指と指をツケ合わせるシーンが表示された
時は今更…と思いつつ、
不覚にもニヤりと、笑みがコボれた。




きゅゥ…

 

そして、さり気なく味の効いたBGM・音響演出を、
あのMOTHERの音楽を務めた田中宏和氏が担当している。

何処か優しく、柔らかい、 民族音楽の様な不思議な魅力で囲まれた、
人の暖かみを感じる氏独特の手作りサウンドは、
それだけでも作品として十分評価できる出色の出来栄え。

 



こういう現実との接点をシステムとして、
前に出せる作品がもっと増えていってくれたら嬉しいですね。

発明と呼べる程のアイディアゲームを、
久々にプレイした気がします。

後継のGBAが発売されるのが決定した時期になってまで、
わざわざ旧機種で性能絞りきった斬新な思いつきを
実行に移した製作意識も凄い。



個人的な意見から言えば、
ゲームにはネットワーク端末としてより
こちらの軸を傾きに進化していってほしいです。


採点表
最高5ポイント

グラフィック



サウンド



バランス



ストーリー



アイディア



中毒性


連射のつぶやき
ガキの頃、親戚の家のボロい屋根裏で
となりのトトロの真似して
真っ黒クロスケ出ておいでっと叫んだら
頭の上にネズミの死骸が落ちてきた記憶がある。

記入日時 2002/11/05/16:59:58  No.51
記入者