先日、某ニュース番組で
昨今の学生の交友事情についての報道特集を見た。
その内容によると、
主に高校生台の子は友情の確認として、
プリクラの記念撮影をしたりメールアドレス・携帯番号の交換をするのが通例との事。
希薄な友好ではあるが友人の条件を満たすのに
上記に挙げた程度の行動で済むのなら
このサイクルを活かして簡単なゲームが出来ないかって事で一つ企画案を。
■タイトル■
仲良し倶楽部
■ストーリー設定
貴方(主人公)は、異性や流行に興味を持つ
何処にでもいる普通の高校生。
プレイヤーにはこの主人公の『性別』他、
『血液型』『誕生日』『趣味』等、
初期設定の決定権が開始時に渡される。
また、モンタージュで顔のパーツを組む事が可能。
進行形式は
《高校入学》→《バイト》→ 《社員》 →《青年実業家》 →《大企業社長》
→ 《部活》 → 《推薦入学》 →《研究機関》 →《博士号取得》
→《自主退》→ 《海外》 →《フリー》 →《アーティスト》
の様に、初期選択からの3分岐に始り、
グッド・バッドEDまでをそれぞれの流れに沿わす形で進行させる。
■ゲームコンセプト
【16〜20歳】の4年間で主人公の交遊関係を広げ、
交遊録の中で得た雑学で人生を成功させる事。
■スキル要素
主人公のスキルメーターは《雑学》《許容量》《HP》の3つ。
プレイヤーは、この3つの能力を駆使し、
初期選択された進路の突破口を広げる事を要される。
■基本構成
進行はスゴロクゲーム型の見下ろし式マップでプレイする。
例えば《バイト》の進路を選んだ主人公は、
『学校マップ』と『バイト先マップ』を隔日に巡回し、
10時間を1日の区切りとして1ターンが一時間という時間軸で10ターン周る間
マップ上にランダムに発生する【他人キャラ】と接触する事が第一の目的。
この【他人キャラマス】に接触すると、
他人キャラの自己紹介ショートムービーが流れた後
テーマ別のクイズイベントが発生する。
クイズのジャンルは
【科学】【アニメ】【文学】【お笑い】【映画】等々
子育てクイズマイエンジェルタイプの
クイズゲームやった事ある人なら想像つくと思うけど、
システムの概要は凡そあんな感じ。
■雑学・許容量ポイント
クイズのノルマを達成する事により、
他人キャラは主人公を《友人》と認め、
〔プリクラの記念撮影〕や〔携帯番号の交換〕を友情の証として行う事が可能となり、
それにより主人公の《許容量》ポイントは増幅する。
ちなみに、クイズに3回お手つきすると
他人キャラは主人公に見切りをつけそのまま去ってしまう。
また、一度友人になったキャラはそれ以降も接触する事で
有益な情報をくれたり、自分の友人を紹介してくれたりする様になり、
主人公のスキルアップを手助けしてくれる。
ただし、友人の友人キャラは情報量の密度が同傾向になってる事が多いので、
続け過ぎると主人公のスキルが伸び悩む恐れがある。
なので、初めの内は数珠繋ぎ的交遊録で
順を追った成長を行うのも手だが、一通り雑学量を上げたら
以降は新たな他人キャラに接触し友人を作っていく様にしないと、
許容量が伸び悩み、
4ルート用意された進路ポイントの途中で脱落する可能性も。
■スキル値の影響によりマップ構成が変質
また、それぞれのマップ上に他人キャラが発生する《量・率》は
主人公の持つ《許容量》に比例する。
《許容量》が高い程、幅広いジャンルの他人キャラがマップに登場。
主人公は出題されるクイズのノルマを果たす事で
雑学量を増やす事が可能になる。
配置される他人キャラの能力については、主人公の雑学の数値に比例。
雑学値が高い程、難解なクイズを出題してくるキャラが増え、
ノルマを果たして得られる【許容量・雑学ポイント】も高くなる。
■スキルチェックマップ
そして上記に上げた3分岐からなるそれぞれの進路を4マップに分割し、
2ヶ月区切りに進路を行う為のスキルマップチェックを用意する。
以下【】内がスキルマップでクリアする事で次マップへ=レベルアップ。
3マップそれぞれ
〔バイト〕→【就職試験】=《社員》→【資格試験】=《青年実業家》→【株式取引】=《大企業社長》
〔部活〕→【実技試験】→《推薦入学》→【論文提出】=《研究機関》→【修士課程】=《博士号》
〔自主退〕→【駅前留学】=《海外》→【宿探し】=《フリー》→【ストリートパフォーマンス】=《アーティスト》
の流れでスキルチェックが発生。
その間マップ上には底意地悪い難問を連発する博識キャラが多く配置される。
当然ノルマを達成して得られる雑学ポイントも非常に高く、
また、そこで出会った友人キャラは長い付き合いが期待出来るので
進路に必要なスキルポイントを貯める為にも積極的な接触を試みてゆこう。
ってな感じでしょうか。
不特定多数の他人から出題されるクイズこなしてくと
許容量の値としてプリクラや携帯番号が溜まってくみたいな。
主人公が持ってる携帯に友達キャラになった奴から
ランダムにメールが届くとかにしたら
情報の流れが面白くなりそうですね。
出会い系モードで運良かったらそこで運命の女と知り合って、
スキルチェックでデート重ねて、そのまま《できちゃった結婚マップ》突入したり。
そして《夢の無い子育てマップ》へ突入っ。
レーティング制度の優しいX-BOXなら開発を許してはくれないでしょうか。
ネットワークモード用意して、
実際に不特定多数の人間がそれぞれ自分で作った
クイズ出し合って対戦試みたりね。
メモリー使用すれば恐らくユーザーが自主制作したクイズ用に入力したテキスト位は保存出来るだろうし、
後はそのテキストに『当たり』『ハズレ』の判定プログラムを作っとくってな感じに。
また『当たり』『ハズレ』の映像演出を
予めゲーム内に用意されたエフェクトを使い
オプションでイジれる程度にしとけば個性が出て面白い。
という訳で、不確定要素と自由度の高い一人用スゴロクゲーム+
ネット上や友人間でワイワイ楽しめるパーティーゲームとして、
マルチ娯楽の可能性を秘めた友達作りゲーム『仲良し倶楽部』をここに提案っ。
まあ、現実感に恵まれた人間関係を築いていれば
こんな案は浮かんでこないんでしょうが。
// レポート製作 //
連射太郎
2004 3/23