プッシュ The ボタン

 

ゲームに対する購買欲

ゲームショップのモニターに店頭表示されてる
ゲームのデモプレイ(アクションやシューティング)
を流し見してると、どの作品もたどたどしく、
見てて好奇心が薄れる微妙な動きのものが多い気がする。

恐らく製作後、開発関係者が片手間にプレイしたものが
収録されてるんだろうけど、
どうせなら、奇跡的な操作方法じゃないと見れないテクニックの一部や、
冒頭のステージを脅威の速度でクリアする
「魅せる」映像を「部分的」に流す方が、
一部の展覧会で体験版を配布するより作品に関する開発者の意図が
手っ取り早く伝わってPRの手間が省けるんじゃないかと。



ダラダラした微妙なプレイ見せ付けられるから
「自分ならこうする」って好奇心くすぐられるってのは、
ファミコンの頃からアクションのデモプレイなんてのは
自分が眼にした作品に限っていえば大体そうだったんだけど。

ただ、商売に使う映像くらい、
購買欲そそられる細切れの素材用意した方が
新品を買ってメーカーに貢献するゲーマーも、
ゲームに興味を持つ人も増える可能性は広がる訳で
ともすれば「一挙両得」になりうると思う。


少なくともゲーセンで次に金入れてプレイする時の期待感は、
ギャラリーとしてそのゲームのプレイ画面を見た事のある人の
操作欲求からきてる訳で、
また、前に眼にしたプレイヤーの操作が上手ければ上手い程、
席に着く時の緊張感や好奇心は深まる。
(大体、ビデオゲーム側のゲーセンの経営構造は
こうしたプレイヤーの心理的作用による
コインの投入連鎖による支えと俺は理解してる。
後、派手さと流行(笑))


飯屋にしたって、
店頭の模造品や店構えから覗ける品の一つで食欲湧く事がある。

そうした、些細なキッカケが行列の出来る組立の構造だと理解してるし、
だとしたら「買ってやらせる」中身の開発に没頭するだけじゃなく、
これからはメーカー側の「買わせる為」の商業戦略も
ゲームには必要になってくるんじゃないだろうか。

アイマイな画面見せ続けられても、
日用雑貨みたいに衝動買いは出来ないだろうし。
ただ、新ハードの告知を先早に発表するよりは、
よっぽど効率的なプレゼンになると思うし。



イメージ的にはジャンプが所有する
ドラクエやFFの情報の速報権利が近い。
(作者との距離近いもんなー)



売り手に近い販売業者にぐらいPR用の道具使わせた方が
店にポスターペタペタ貼り付けるよりは利率伸びるんじゃないかと思った。
少なくとも今の「ハード」や「ソフト」の数の混沌具合からして、売り方の工夫ぐらいしないと
善悪の境なく業界ごと色んな物が埋もれていく気がする。



ファミコンやスーファミ〜SCE初期の頃程俺がゲームを買い漁らなくなったのは、
ただ、年を重ねた為に興味対象が広がったってだけじゃなく、
きっとこうした理由も重なってるからだ。
と、最近 PS2の新品3本分の価格程
95〜98年頃の旧作ゲームをマトめ買いしながらフと思った。



ただ、大本(任○、S○E、マ○クロ)仕切られてるから、
下請けも安易に自己色出せないのも実情だとは思います。





やる方としちゃ対象マトまんないって本当…
(それが言いたかった)




ブランド買いし続けてもいいんだけど、
プレイヤーとしてはタマには新しいタイプの
ゲームにも触れてみたいってもんです。

少なくとも80年代には高橋さんが魅せたし、
90年代はSNKのゲームや、バーチャの名人達が魅せてくれた。

今、ゲームの何を魅ればいいのか。
一プレイヤーとして少し迷ってます。






// レポート補助 //
一億ビット

// 製作//
連射太郎


2003 11/28





Last Update : 2003/11/29