安かった (\980 )という 理由だけで暇つぶし用に購入した
「シャドウハーツ」 という作品がやたら面白い。
良い意味で騙された気分。
特に一回転する的の当たり判定を上手く狙ってボタンを押す事で
攻撃の強弱を決定する ジャッジメントリング という
システムのアイディアが楽しい。
システムの概要を詳しく説明すると、
的にある3つのヒットライン(緑)を狙う事で
3コンボまでの連続攻撃をプレイヤーの操作で発動出来る仕様。
また、中心軸には赤いラインがあり、そこにヒットさせればクリティカルとなる
この面白さはフレンドハークのルーレットダーツの面白さに似てる感じがする。
PS2初期の頃の作品にしてはロード時間も短く、
キャラの移動速度も上々の仕上がりだ。
けど、この作品には快適な操作性や斬新な戦闘システムに見合うだけの面白さが無い。
一言で言うと世界観が薄い。
音も背景も、ディープな暗黒路線(クーロンズゲート的)を目指していて、
一見俺の好みに合う様な作りなんだけど、
出てくるキャラがどいつもこいつも無理に演技を済し崩す
ダイコン役者っプリが丸見え。
そしてこのゲームの製作を行った開発者の意図が気になり
後から説明書を読んでみた
(基本的に桝田ゲー、ラブデリック、光栄作品以外説明書は無視)
「鮫肌男と桃尻女の様な
映画的エンターテイメントを目指しました」
( 開発者コメント要約 )
石井監督のツラまで出てやんの。
いい加減自立したメディアになってほしいと思った。
今年冬頃続編が出るらしいけど、
この作品には映像演出よりシステム強化の路線で
厚みをつけた方向に進んでもらいたい。
自身が認識してるゲームとしてのストーリーの需要度は
それに話がくっついてる程度で十分なんです。
値段にすれば中古で2980円ぐらいまでなら文句一つない出来。
定価で購入した場合に軽いケチがつくぐらいかな。
・参照URL
http://www.zdnet.co.jp/games/ps2/shadow/
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連射太郎
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一億ビット
2003 8/27