スクラップペーパー

 

ゲマニズム発行メルマガ 電脳ムジナ 2004 1-7発行分「日記と心理」

これは今年の始め頃に私「連射太郎」が、
コナミ君にお願いして発行してもらった回で。

何の関連性があるのかよう解らない
アンケート調査依頼がうちに届いて、
興味を持った太郎がその調査に返信を出した、
って回だったと思います。




送信者: "連射太郎"
宛先:
件名 : ■■■電脳ムジナ■■■ ゲマニからの明けましてオメデトウ
日時 : 2004年1月7日 5:30

どうも皆さんっ!明けましておめでとうございます^^
連射さん家が喪中につき不肖ながら私、
コナミ@権兵衛が代理としてご挨拶させて頂きます♪

昨年もメンバー脱退〜参加(ホント面白い方沢山)
等、新企画も含め本当に色々あった年でしたが、
不思議とリズムは変わらないという(笑)

メルマガ購読者他、回覧者の方には
ホントにお世話になりまして、
本年も是非ゲマニズムをよろしくお願いいたしますm(_ _)m


えっと、今回は、
ゲマニズム宛に以下の様なメールが、
昭和女子大学心理学科の方から届きまして。

頂いたメール本文は以下のものです

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
お名前:● ●●
(本名は伏せさせて頂きます)
E-mail:○○○@hotmail.com

コメント:突然のお願い失礼します。
私は昭和女子大学心理学科の● ●●と申します。
授業の一環で「日記を書くことで得られる心理的効用」
について研究しています。普通の日記とWeb日記を比較するため、
ゲマニズム様に意見等ご協力いただきたく
メールを送らせていただきました。

調査結果は研究以外の目的には用いません。
また結果は統計的に処理されますので、
お一人お一人の回答が問題にされることはありません。
個人のプライバシーが私以外に漏れることはありません。

調査にご協力いただいた方のうち、
希望者には後日調査結果をお知らせいたします。
調査票は以下のURLにあります。

http://www.efeel.to/survey/webdiary3/

年末年始の忙しい時期ではございますが、お答え頂けるのでしたら
2004年1月7日までにご回答下さいますようお願い申し上げます。
ご不明の点などございましたら○○○@hotmail.
comまでお問い合わせ下さい。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




このメールを貰った連射さんがまず僕宛にメールで一言
「何故うちに…」まったくです(^^;

ゲームサイトとしてあまり関係無さそうなアンケートですが、
一時期趣味で心理学をカジっていたという連射さんが、
興味本位からこの調査メールに手を出されたそうで、
以下の内容が返信されたものとの事です。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
● ●●さん初めまして。
先ほど「日記を書くことで得られる心理的効用」について
メールを頂いたゲマニズムの連射太郎と申します。

調査について、とても面白そうな内容なので
日記に対する私個人の意見をお返しします。




私が思う、「日記をつける」という行為は、
日常、無意識的に行ってる自身の行動を、
記憶から導き一つの場所へ記録しておく事で
「私」という人間を客観的に見つめ直す機会を与える、
自己探求の表現法の一つだと思います。

如実に記帳を続けていく過程に、
それまで無作為に過ごしていた行動を意識的に確認する事が容易になったり、
人との関わりの中で生じる感情的な自分に気付く事が可能になったり等、
自己探求の中で新たな自分が発見出来る利点を活かし、
明日からの自分に「改革的なキッカケ」を与えていくものかと。


そして、日記を書き続けるには目標が必要だと思います。

・ダイエット
・試験勉強
・育児
・恋愛

上記を例に、自分なりのテーマを設け、
それに<開始>と<終焉>の区切りを自らつける。
そうする事で書く文にもメリハリがつき、
飽きる事なく記帳を続ける目安が出来ると思います。
記録すべきテーマに気付けるかはその人次第だと思いますが…。


統括すると私にとっての日記は

「日常的行動の記録によって主観を客観的に見つめ直す機会を与え、
そこから自身の人格の根っこを育て上げるまでの成長記録。」

と、いったところでしょうか。
また、成長の限界は日記の内容に依存すると思います。



そして、媒介にネット端末(Web日記)を使用する理由は、

「保存が便利」
「キータイプの方が筆記より早く済ませられる」
「多くの人に自分を見てもらえるから」

等、便利という理由の他に
自己満足的な表現から脱却した

「自分が確認した正しい私自身」

を、多くの他人にきちんと理解しておいてほしいから、
という理由があり、その自分は

「親友が見た私」
「家族と一緒に居る私」
「職場で働く私」

いずれにも当てはまりません。
一番近いのが「深夜に自分の部屋で独り言を言ってる私」だと思います。


だから日記書く人の多くは、
「多分寂しがりやなんだろうな〜…」と思います(笑)





こんな感じでしょうか、お役に立てれば幸いです。
レポート頑張って下さいね(^^)


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という事だそうです。
ちなみにこの後、●●さんからも

「私も日記つけてるけど寂しがりやです」

という内容のメッセージが返ってきたそうです(笑)
表現者の多くはそういう性質の方が多いのかもしれませんね。
連射さんは「最後の一行で事足りる研究内容」と言ってましたけど(^^;

皆さんも元旦を機に日記でも記帳し始めてみては如何でしょうか
「塵も積もれば山となる」で積もった日常後で、
見返すだけでも結構楽しいかもしれませんよ(笑)

それでは、失礼いたします。

Last Update : 2004/04/29