最近ドラエモンを読み返している。

・ホンヤクコンニャク
・石コロ帽
・ジャイ子の漫画
・スネ夫のクルーザー
・ネズミに核弾頭

創造欲を掻き立てられる道具の数々に目頭を熱くさせられる反面、
のび太じゃない「俺ならこう考える正しい21世紀道具の使い方」
を勝手に頭の中で繰り広げるのが最近実に楽しい。

「ミニドラの集団にビックライトを浴びせて21世紀祭り」
「石コロ帽にアロンアルファをつけて嫌いなヤツの頭へ」
「タイム風呂敷をバカップルに〜新生未来日記〜」
「タイムマシンで故の偉人を連れ込み、面白そうな奴同士で討論会。
使用言語の違う場合はホンヤクコンニャクを使用。

■ 例

ブルース・リー VS　宮元武蔵
「武と剣の動作考察」

アインシュタイン VS サルバトーレ・ダリ
「相対性理論とシュールレアリスム」

卑弥呼 VS あわやのりこ
「ブルースと弥生文化」等。

チャップリン VS ヒトラー
「コメディと恐怖政治」


この他、ハチ公が待たずに主人に会えた後の渋谷を自ら作り出すのも面白い。タイムパトロールに捕まるが。
(タイムマシンで時代の流れを変えるのは未来の世界で違法とされている)

また、特に一つ実行したい道具使用案として、
もしもBOXを使って「もしも僕が輪廻転生したら」
というものがある。
もしくは「もしも現世の僕が前世の僕を記憶してたら」
当人の記憶に道具は働きかけるのかという事。

これがもし可能ならタイムマシンを介せず
当事者の祖先のルーツを辿る術としてとても便利になる。


が、もしその時、本人が祖先の記憶を受容しきれず
知識量に脳を破壊され精神錯乱を起こしてしまったら、
壊れた祖先(現世)の記憶は来世にどういった形で継承されているのだろう。

人として生まれた場合のケースを考えるに、
まず大まかにして二通りの察しがつく。

「白痴」として生まれるか。
知識吸収率の高い「天才」として生を受けるか。
脳の使用構造を占める能率の割合である。

はたまた壊れた頭が映した前世の記憶を「形」としてとらえ、
「奇形」としてモンスター化するか。

物質的か精神的かで予測は幾分波状する。


また別の考え方をすると…
以前、精神分裂病の患者の脳には、
古代文化の象徴である重要遺跡を記憶組織に保有する部分がある。
と、臨床医学書の症例で目にした事がある。

そうすると壊れた彼の頭には、
大いなる遺産の謎が隠されている可能性が大いにありうる訳だ。


また、彼自身その引き出しを自由に開け閉め出来ない問題が発生した場合、
それに対するキッカケが作用し地名を理解する様彼の頭に働きかければ、
来世の彼は狂った祖先のお蔭で秘宝を探し当てる事が出来る。

「徳川埋蔵金」「ピラミッドの財宝」「ナスカの地上絵」
「ビックバン」「UFO」「錬金術」…etc



こう考えれば、非常にリスクの高い賭けではあるけど
「もしもBOX」は、世代を又にかけた
とても広大な宝探し機になるんじゃないだろうか。


というか、もしも俺が金持ちだったらこんな事は考えない。
(金欠絶下降期)







// レポート製作 //
連射太郎


2003 6/2