以前某ゲーム番組で、
東京大学の科学研究所に行き未来のゲームを体験する
という特集がやってたのをフト思い出す。
そこでは五感で感じる体感ゲーム
「匂い」であったり「3次元体感(実際にプレイヤーが専用のゴーグルをかけ
擬似的に空中を飛行してるかの様に見せる)」といった、
最先端を向こう岸まで跳び越したドリームワールドが繰り広げられていた。
この中で俺が特に注目したのは
「画面に合わせて専用コントローラーから匂いが漂うゲーム」
これは実際、番組の進行役がヘルメットの様な周辺機器
(ダイノバイザーみたいなヤツ)を被り、
コントローラーでモニターに映るバナナを操作すると、
画像が近付くにつれ香りが強くなるという実演をしてみせていた。
これは凄い。
バイオハザード等腐った肉の臭いを緻密に表現してその臨場感を味わいたい。
下手なポリゴン描写より余程ゾクゾクものだ。
是非悪い方向にも試したい。
さて、フタを押し込み話題を進める。
この研究を行っている教授が言うには
「技術が更に進歩すれば、味や、触感まで科学的に表現する事が可能になる」
という事らしい。
つまりコード付きのアタッチメントを舌に貼りつけ、
コントローラーから流れる電気信号を舌に直接送る事で、
味覚中枢に味を理解させ直接物を食わずしてバーチャルディナーを楽しめるという訳だ。
これはもはやドラエモンの域に達する。
これを利用して未来のゲームを考えてみよう。
超食キング
〜ジャンル:大食いゲーム〜
古今東西、全世界に散らばる食の文化を大食で制覇するべく立ち上がった貴方は、
グルメマネーを賭け金として全世界の超食ファイターと大食い対戦を繰り広げる。
2分割の画面で食事用の皿と相手のツラが映し出され、
相手より早く皿に出されたメニューを完食していく。
ルールとして1勝負の制限時間は10分で、
その間に出される物、実際にアーケードかなんかで、
シュート口からそのメニューの形をした特殊ガムが出てくるので、
これをコントローラーの味覚中枢刺激部から出てるコードに繋げ、
出来るたけ早く噛み続ける事で画面上のメニューを減らしていく。
そして、噛み終えたガムは筐体の隣にあるゴミ箱に吐き捨てる。
これの繰り返しで
「10分間に食べた合計分量+一食先完食×1.5=超食ポイント、
としてポイントを換算し食を競い合う。
これに超食ルールを加えてみる、
食べ過ぎて気持ち悪くなりガムを吐き出すと
スコア1/4 に減少。
また、マナーポイントとして
ゲップ = スコア -200
屁 = 探知されて スコア-1000。
手づかみ = スコア-500
和食は箸、茶碗
洋食はフォーク+スプーンそして手吹きナプキン等、
ステージごとに各出されるものをきちんと使用して食す事。
他、前菜を食わずして肉に食らいつくとフルコースのマナー違反で-5000とかね。
後、ワインの説明をするソムリエからついでに出題される食のクイズに
答えられないとライフポイントマイナスなんかも。
こんだけ食えば現実の食欲失せてダイエットにもなるし、
ゲームも楽しめるって事で、若い女性にとっては一石二鳥で大喜びじゃないでしょうか。
毎日ゲーセンに特殊ガム噛みに来る太ったOLや中年主婦の行列。
想像するだけで良い絵です。
// レポート製作 //
連射太郎
2003 5/31