闘え強いぞ僕等のマーズ

 

ネクストキング プレイレポート // 第一回 // 〜 理想国家始めます 〜



最近購入してハマりにハマっている
桝田省治デザインの <美少女スゴロクTRPG>
(とても長いが正しくジャンルを表すとこういう状態に(笑))

ネクストキング 〜 恋の千年王国 〜

(以下 NK)

について、
ただ自堕落に仮想空間へ妄想を繰り広げているだけでは勿体無いので、
この場を借りて私の 「NKプレイレポート」 を記載していこうと思う。

という事で、まず、私から見たNKのストーリー・世界観を簡単に説明します。




■ ストーリー ■

中世ファンタジーの世界観を軸に
次期王様候補四人の王子の内一人である貴方は、
一国の主 「ヘンリー王」 に認めてもらう為、他候補者と熾烈な争いを繰り広げます。

が、その内容というもの




・王様になったってモテなきゃゼンゼン意味がないぞよ




という、王の不埒極まりない一言で、
総勢12人の個性豊かな美少女達に次期王を決める為の投票権が手渡される事に。

かくして、王子4人は彼女達からどれだけ <市民権> ならぬ
<ラブコール> を浴びられるかを競いあう、
大規模な「ネルトン大会」で王様選挙をする事となりましたとさ。







そして、購入した品が限定版であった為、
私の持ってるNKにはオマケのシングルCDがついてきた。
そのCDのラベルにはこう記載されていた









略奪愛のすすめ






学びなさい。








> 以下ゲームシステム解説



■システム

基本構成はサイコロを振って、出数の分先に進むスゴロク形式だが、
ステータス数値変化により発生する細かなイベント(フラグの成立)や、
豊富に用意されたアイテムによる能力値のやりくりから見るに、
ボードゲームというよりターン制のTRPGといった方が正しい。


用意されてるプレイスタイルは、


短期間を友人と競い合う
// VSモード // (1〜3ヶ月)>

と、ジックリ遊ぶ
// シナリオモード // (1年)


の計二種になります。



シナリオモードは1日 <1ターン> として、

● 週始め<月〜水>
● 週末 <木〜日>

上記の2フェイズで1週間を <1章分> として計1年を徐々に進行する流れです。

基本構成は上の様に説明して、
以下にNKシナリオモードの概要をマトめると


■ 週初め
<月〜水>

王国マップを巡り各女の子の自宅に訪問し
種々様々なプレゼントを贈り好意値を上げたり、
冒険に誘う為口説いたりしながら地道な選挙活動に勤しみます。

また、意中の娘に会う場合、彼女が求める能力値
(NKでは女の子の個性が <能力別> に記号化され配置されている)
に、プレイヤーのステータスが達していないと、
自宅に居る保護者から



・大切な娘を誰があんたなんかに



と、言わんばかりに問答無用の門前払いを食らうといった非情っぷり(^^;
毎度、非常に好戦的な桝田ゲーの妙技です(笑)



■ 週末
<木曜〜日曜>

週末は王から言い渡されたミッション(クエスト)を、
週始めに冒険(デート)に誘った彼女と力を合わせ、
誰が逸早く冒険マップを攻略出来るか競いあいます。

これは独立定義された1ストーリーの流れとして
「百の世界の物語」とも通じる面白さがある。


また、好きな女の子が別の候補者とイチャついていた時等、
その相手に接近し、プレイマップの当たり判定で
「この浮気モンが」とばかりに奇襲攻撃をかけ
暴力で愛を薙ぎ撮り名声を誇示する事も可能!(これぞ男のロマン)




■一章完結

そうして週末を終えると王室に呼び出され、
ミッションを成立した当事者および著しい活躍をした者には、
その週の 「 MVP 」 としてヘンリー王直々に賞賛を送られ、
同時に名声は高まり女の子達の好意値が一気に上昇するといった微笑ましさ。
また、章の内容によっては報奨品としてレアアイテムが手に入る事も。



NKのゲーム内容は、
この上記に示した3分節から成る一章構成の1年分として成立してます。
説明は以上で。



以下は現段階(プレイ途中)の私から見たNKに対する私的な見解とその意見をマトめたものです。



■ 個人見解

アイテム報奨や冒険マップ時においての候補者潰しあい等、
リスクとメリットの絶妙な駆け引きがバランスを仲介する事で、
切れの良い緊迫感をユーザーに提供する事に成功し、結果、
長時間プレイにも耐えうる「スパイスの効いたスルメ」の様な味わいに仕上がっています。

が、一章にかかる時間が45〜60分程度と長く、
全章プレイするに至っては平均20時間はかかってしまうとの事で
(他プレイ者によるクリア約統計)
味の良いスルメでも延々と噛み続ければいづれ顎が疲れて噛む気を無くしてしまう様に、
一章分の繋ぎを若干歯切れ悪くしてる様な気も。

ただ、これも章はそれぞれ短編として一話完結してますし、
RPGとして見ればフルコース的楽しみ方として
十二分な長所に相当するので疑念を抱くのは蛇足。


けど、NKの場合スゴロク要素も強い作品なので、

本編とは別観に腹ごなしにプレイ出来るショートモードを用意してもらえれぱ、
繰り返し遊べる余裕が出来て嬉しかったです。
流石に20〜30時間かかるものを連続的に行うコストには気がひけるので(^^;
(一人の女性を指名し、その娘を奪い合う罪作りな花嫁モードとか。)





と、現プレイ段階で見た見解はこんな感じに。

誤解を与える様な箇所が無いよう、
下記に一応BANDAIのNKオフィシャルページURLを記載しておきます。
URL

まあ、こっからの進行状況によって、
また求めてくるものや印象なんかもガラりと変わってくると思うんで、
その都度レポートを書き連ねていこうかと。

何より書いてきて、
俺からのプレイ第一印象は



「ハイソなキャバクラ」


また、ゲームとして複合的に言い換えるなら
<モノポリーライクな ときメモRPG>


金と力で大抵の事が片付く恋の王国を是非とも俺の手中に。
けれど、愛に至っては金で中々掴めないのです。
(心変わりの多さもNKキャラの特徴。
目を離した隙に潔く相手を乗り換えられます(苦笑)
こういう女は大好き。)








// レポート製作 //
連射太郎


2003 6/19

Last Update : 2003/06/19