ハッタリボックス

 

ハードで選ぶソフト開発 <2003>

技術進化に追いすがったハードの行く末は、
過去の3DO、PC-FX等を見れば明らか。

開発技術が基ハードに依存しがちになった昨今、
下請けのソフト社は技術を費用の様な感覚で扱うが故
開発に注がれる振り幅は凡そ、
そのハード性能との相性に依存しがちである。

上記の事から、
ソフト側は現行機のハードの中から自社の主要作品の開発能率を見計らい、
どこに付置するかが非常に重要な課題になってきている察しがつく。

現在、ゲームハードは携帯機種を除き
コンシューマに絞れば「PS2」「GBC」「XBOX」の主要3台となり、
この枠から開発を円滑に運ぶ為の機器を選ぶのが
ソフト側の権利であり義務といえる。


また、この3台の「長所・短所」を絡めた、
個人的観点から見たハード性能を記号評価でマトめてみる


■ PS2

2D 「 」 3D 「 」 グラフィック 「 」 拡張性 「

「現状の代表格。数の流れでは一番。
当たればデカいが、
タイトル数も膨大な為ヒットを当てるのは至難」


■ GBC

2D 「× 」 3D 「 」 グラフィック 「 」 拡張性 「

「 グラフィックの性能は群を抜く。

また、ユーザーの大半が低年齢層を占めるので
ターゲットを絞りやすいという利点もある。

ただ、ハードーメーカーのPR色が
ソフト側にまで出るきらいがある為、
開発に自己主張がしずらい観が伺える。 」


■ XBOX

2D 「 」 3D 「 」 グラフィック 「 」 拡張性 「
「 性能でダントツ。

レーティング制度 (年齢別推奨) を設けている為、
過剰な映像演出にも柔軟性のある対応が可能だろう。
それを踏まえる事で作品性の強いゲームの開発が期待出来る。


更に、販売数の少なさからハードを所有するユーザーの意見は
一言で未所有者向けの口コミとして広まる可能性が高い。

これを利用して、販売部数を地道に増やし
ハード立ち上げの窓口開きに直接貢献した後、
信頼を上げたマイクロソフトとの共謀作業を狙う手もある。


が、やはり市場の流れが希薄な為、
現状の売れ行きでは爆発的な伸びは期待しずらい。 」




上記に挙げた評価と照合し、
「アイディア」とその「可能性」に観点を置き
現在の主要ジャンル「RPG」と、
3ハードの相性を個人的にまとめてみた。


■ PS2
=
「シェアを統括する事から窓口の広さは他の追随を許さない。

ユーザーから見ても、
2D、3D共に柔軟な対応が出来る点が伺える。


が、見栄えの良さから映像志向に惑わされ、
開発がCG・3Dに依存する傾向が強そうでもある。


一つ強い発案が突出しない限りは、
亜流の産物が市場を延々と空回りし続ける可能性が高い。


■ GBC
=
「ゼルダの伝説風のタクト、で一皮向けた映像志向を見せつけた当社。

「ピクミン」や「動物の森」「ビューティフルジョー」等、
変り種作品の多さから、企画勝負の受け入れ易さが推測出来る。

SEGAがサードパーティーに参入した事でPS2との境界線間に、
どの様なオリジナル作品を送り込むか、
こうした外部要素も一つ決定打になりうるだろう。」


■ XBOX
=
ネットワークを利用したX-BOX LIVEの存在は大きい。

MMOへの多望な支持率が寄せられる現在においては、
このシステムの需要性はここ2年で非常に大きな意味を持ってくるだろう。

また、専用端末やユニットを用意しないとプレイ環境を整備出来ないPS2とは異なり、
プロバイダと契約さえ交わしていれば
PCと同感覚でネット接続が可能な端子を常備している点でも強い。

更にCPU 733Mhz、6GBHDDという性能を誇り、
なおかつゲーム機としては十二分な程である。
(2003年現在)

内部構造がPCと同等という事を考察すれば、
機材を応用した外部機器による拡張に展望がある事も理解できる。


これを言い換えれば、
大幅なモデルチェンジ(FC〜SFC PS1〜PS2の様に)を行う事なく、
部分的な交換による性能の上昇、
つまりアップグレードが可能になる訳だ。

更に、それに連携してMSのサポート体制が加われば、
これはゲーム産業中心の他社のハードには
成しえない驚異的なものになるはず。

サポート体制の整ってない状況下のMMOが
どういった末路を辿るかは
「PS2 FF11」「DC ネットワークゲーム」のサーバートラブルを見れば一目瞭然。


ユーザーの手がゲームの世界に直接影響を及ぼすネットワークゲームでは、
「サポート」は凝られたシステム以上に重要な意味を持ち、
また、その度合いはユーザー数に比例して増える故に、膨大である。


こうした作品を売る為には、
まず、ユーザーに対する「迅速かつ 有効・的確」
なサポートを提供する情報管理が決め手になってくる。


そうした点、ゲーム産業はネットワークに関しアマチュアだが、
MSは少なくともOS開発、PC通信技術の点からいえばプロである。


ここらで一発当てる為には、
そうした体制意識を整える事が、
X-BOXの華を咲かせるのに必要なんではないだろうか。

また、RPGのみならず、
MMOの開発にソフトメーカーが慣れてくれば、
コミュニケーションの点においても
開放的な作品を広める事が可能になるだろう。

(近頃はどうしても一人用に特化された
ものが多い気がしてならない)





という訳で、
来年辺りきっとX-BOXがくる。

今年は無理だ。







// レポート作成 //

レトロ軍曹


// 文校正 //

連射太郎


記載日 2003 5/31
PM 5:30




Last Update : 2003/05/30